贅沢な悩み

2012-09-14 10:54:49 | タナカ君的偏見
 まだ60歳の定年まで3年ほどの期間を残す元職場で席を並べたことのある知り合いが彼のブログでぼやいている、 人事的な扱いに不満を募らせ、仕事に意欲が無くなった事や、 60歳以降の過ごし方等に思いを馳せる心境を綴っている。 まあ彼の場合、以前にもそんな事があって、子会社と言う新しい環境への移籍などで立ち直ってきたのだが、また再発してしまった感じです。 

 貧乏人ならいざしらず、 親の遺産の土地に贅沢な間取りのアパートを建て、一室を自分の「秘密基地」として確保して他の部屋を賃貸していたりするのだから、 「本当に職場が面白くなかったら定年を待たづにさっさと辞めれば・・・」と思ってしまう。 それをしないのは自分の専門能力への強烈な自信、 彼を理解している少数の有力者への期待、 そんなものが引き止めているのだろうか? 勿論まだ高校や専門学校に在学中で社会人に成り切れていないお子さんの教育費用を考えたら、やはりおいそれとは収入源の仕事から離れられない事情もあるのかもしれない。

 実際のところ、彼が今の会社を飛び出した場合、 専門能力を持っていると言った所で、他所の会社でそれを必要としているかと言えば、その関わって来た製品分野の特殊性故にとても範囲が狭く、 生きがいを感じつつ仕事を続けられる新たな職場が容易に見つかるとは思えない。 まあ彼のアルバイト歴・職歴・趣味暦、そんな人生の幅広さの中で、収入金額に拘らずに仕事を探せば、何か見つかる事でしょうけれど。

 ともあれ残りの人生が25年として、その3年間(残り人生の12%)もの期間を鬱々とした日々として耐えるのは馬鹿な話だ、 なんとか上手く気分を変える方法を見つけて人生を楽しんで下さいな。 と言っておこう。

 この2日間、ぎっくり腰で通院と時以外は家にくすぶっている僕には、嫌な会社勤めだとしても外を出歩ける健康な身体があることだけで、素晴らしい人生の様に思えてしまうのだけどね。 ユウちゃん あんたは贅沢なんだよ!!
コメント