カムチャッカの旅-3

2013-07-26 06:05:20 | 海外旅行
 「花のカムチャッカ」 そんな旅への誘い言葉のイメージからは北海道大雪山~トムラウシ縦走路周辺で見られる花畑を越える、濃密に高山植物が辺り一面に咲き誇る花畑をイメージしたものです。 しかし僕なんかそれとの比較でアバチャ山BC周辺の様子を見て「こんなものかい?」と少し物足りない気分がしました。 そうは言っても奥多摩の山より低い標高で日本の高山植物がみられ、 彼の地ならではの種類の花も見られたのだから良しとしますけど。

 それと、こんな僕の感想はツアーの2日目にアバチャBC周辺の散策にだけ参加して、3日目のオプショナルツアー「ビリュチンスキー峠の花見物」には参加しなかった人間の言う事ですから間違っているかもしれません。 2ヶ所を見た人からは、「BCより花が多かったですよ」と聞かされましたから。
 

 アバチャ山BC周辺はまだ傾斜がゆるやかなアバチャ火山の裾野にあたる砂礫地ですが、 緑の植生の中に、日本で高山植物と呼ばれる小さな花々があまり目立たずに咲いているのです。 だからこの様に広範囲を撮影した場合には、「 これで花が咲いているの? 」 と感じる普通の風景写真になってしまいます。

 しかし「日本では山歩きしたことありません」そんな参加者でも、 山菜の品数だけ豊富で量は小さな皿に少しづつ出す山菜料理の宿に泊まる様な気軽さで、 山登りなんかしないで、乗り物に乗って到着出来るBC周辺の散策をするだけで沢山の種類の花に出会えるのです。 その数ですが、花のガイドブック片手に出会った花の名前にチェックを入れていた我が添乗員さん情報によると 「咲いていた花は全部で50種類を越えていた」 そうですよ。


 また、こんな風に雪渓の上を歩く体験も出来ましたし、 カムチャッカは人気のツアー対象になりつつあるのでしょう。

 とりあえず、撮影した中から幾つかの花をご覧頂きましょう。
チシマアマナ
ホッキョクヤナギ・雄花
ポテンティラ・ヴルカニコラ


キバナアツモリソウ

チョウノスケソウ
エリトリキウム・セリケウム
チシマツガザクラ
チングルマ
ミネズオウ


 このツアーで初めて出会った花好きな人同士で、お互いに図鑑も眺めないで、「これは何々だわよね!」と知識を競い合っていましたから、 そんな人達には、きっと楽しい旅だった事でしょう。
コメント