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神輿に乗る人、 祭りを見るだけの人

2016-04-03 20:47:39 | タナカ君的日常
 中央道を車を飛ばして来たショージ君とは石川PAで出会い、 お孫さんの住む横浜へと向かった。  その途次、 昨日話題にしたレストラン開業にまつわる話を色々と聞いた。

 今月中旬に開業の運びとなるレストランの発起人は松本で留学生活を送っているキルギスタンからの兄弟二人、 松本駅から徒歩圏内の店舗を借り、 現在は開業前の慌ただしい準備が進行中なのだとか。 レストランの売りは 「ロシア、 中央アジアの料理」、 さらには「ハラル料理」だそうで、  彼等の母国キルギスタンでプロの料理人として活躍中の人物を来日させることになっていて、 その到着予定が今日の午後の便。 ショージ君を石川PAまで乗せて来た車は、 その出迎えのために成田へと走り去って行ったのでした。 そしてレストランの開業や当面の運転資金は彼等留学生兄弟の父君がスポンサーとなっているのだそうな。 

 資金を出す訳でも無く、 調理が出来るでも無いショージ君。 そんなレストランの名目上のボスとして神輿に乗せられ、 慌ただしく走り出すなんて話だった。 上手く行くのか判らん話だけれど、 楽しんで下さいな。



 まあ、そんな神輿の上に乗る人物は、 それなりの人望なんかが有るものだ。 そうでなけりゃ、 神輿の担ぎ手が居ないのが普通だが、 ショージ君は松本市域にある学校(信州大学など)に留学中の人々に対する応援ファミリーとしてのボランティア活動を通して、 大勢の人々に好感を持たれていますし、 さらには料理人さんの正規の就労ビザを取得に向けた申請手続きにも力を貸してあげるなど。 定年退職後に更に熱の入った、ボランティア活動は見ていて頭が下がります。 

 それに引き換え、 僕なんか他人のお世話なんて、 ほんの僅かしかしてなくて、 もっぱらチャランポランティア生活で日々を過ごしている。 だから、未だかって他人の担ぐ神輿に乗せられる様な事は無く、 祭りを見るだけの人生を過ごしている。

 そんな祭り見物だって、 かなり昔の話だけれど、 上越国境に近い清水の神社での火祭の夜の事。 法螺貝を吹き鳴らし、 火渡りなどする山伏さん達の廻りをうろちょろしてストロボ発光させながら、写真を滅多矢鱈と撮っている人物がいて、 暗闇の中の火祭の雰囲気が壊されて、邪魔と感じた僕は、 そいつの肩を掴んで「あまりうろちょろしないでよ、 目障りだから」とやったのだ。 そしたら逆に消防団の法被を来た兄ちゃん二人に「頼んで祭りの写真を撮って貰っているのだから邪魔しないで」と脇へつまみ出された事もあったけ。 そんな風に冴えない僕の人生はこのまま終わるのだろうけど、 それで善しと想っていますがね・・・。
 
 
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