電池ケース作り

2016-04-29 22:17:13 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶撮影装置のカメラを内蔵電池動作から、 外部電池による動作に変更しようとしている事は最近なんどか記事にして来た。 そして外部電池の電圧をデジカメの電池の電圧と同じにする電源回路を作り、 それらを組み合わせた動作確認も済み、 いよいよ外部電池として何を使うか決定する段階に到達したのだ。

 当初計画では車のバッテリー、 あるいは電動工具用のバッテリーなどの使用を考えていたのだが・・・ 調べてみたら、 電動工具用のバッテリー電池の電流容量は3000mA/h程度だった。 電圧はカメラに内蔵されている物と比べたら出力電圧が高いから、工具が必要としているパワーの供給には問題ないのだろう。 それと残存容量が低下して使えなくなったら、 充電しておいた替えの電池と交換して作業は続行。 それが電動工具用電源の設計コンセプトであるようだ。

 そんな電動工具用のバッテリーをデジカメの外部電源として定電圧電源を介して降圧して使用する場合、 撮影時間の増加見込みはせいぜい2倍が良い所。 「なーんだ、がっかりだなあ!」 そう想って調べていると、 モバイル機器用の充電電源なんてのが世の中では広まっていて、 そいつの電流容量は10A・hなんて仕様の物もあるのです。 僕の使っているOM-Dのバッテリーのそれは1.5A・hだから、およそ6倍。 しかし悲しいかな、 それらの出力電圧は5Vだからカメラで使うためには、昇圧タイプの電源回路を作るか、 2個のユニットを直列接続で10Vにして、 それを一番アンチョコな方法としては、 3端子レギュレータを使って8Vに降圧させる必要があるのです。 さらにもっと簡単な方法としては、10Vから整流用のダイオード4本直列にして電圧ドロップさせて、 8V近辺の電圧出力を得る事も考えられますね。

 ところで、デジカメの電池挿入部分から、 外部電源を繋ぎ込む細工は既に出来上がっています。 デジカメの予備電池を使った雪の結晶表面を照明するユニットも製作して使用中です。 撮影装置を外部電源化するにあたっては、 カメラ本体と表面照射光源双方とも、 同じ電池で駆動出来る様にしたい希望があります。 ただし表面照射光源はLEDを使用しているので、 駆動電流は10~20mAとカメラ本体を駆動する電流に比べたらゴミみたいなものです。 だからそれに使っている 電池から外部への取り出し電極は、とても簡易な方法で済ませていました。

 しかし、 カメラ本体の駆動に使う電池ホルダーは安定して1.5A程度の電流取り出しに耐えないといけません。 そこで新たな電池ホルダーを作りました。その電池ホルダーがTop写真のそれと言う訳です。 電池の電極に接触させる部品は以前に使用していた携帯電話充電器ユニットをバラして、 中に組み込まれていた、金メッキされた接触子を使うことにしました。 写真の中のコイルバネ状の物がそれです。

 完成後は、 電池を装着して、「カメラの外部電源化-2」で紹介した「改造電池モジュール」を介してカメラにPowerを供給して見たところ、 正常に撮影動作が出来る事を確認しました。

 こうなると、 あれこれ準備した3端子レギュレータを使用した電源回路も不要になってしまいました。 撮影装置5号機のカメラ外部電源化作業、 最終的にどんな形にまとまるのかな? 「あと2日ほどで、まとまるかも・・・」と書きましたが、もう少し時間が掛かります。
 
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