車中泊のノウハウ

2016-04-24 10:36:03 | 地震の周辺
 熊本地方で発生した大地震、 家屋に被害を受けた方も多く、 避難所も不十分、仮設住宅なんて未だ先の話の今、多くの方が車中泊されている様子が報道されている。 そして「エコノミークラス症候群の様な事例で亡くなる方も出始めた」  そんな報道も大きく扱われている。

 さて、 家を失った方や家屋倒壊に怯えて車中泊を選んだ方々、 車中泊に慣れている方は極く少数だと想います。 僕は義弟と一緒に何回かに分けて、 本州と四国の沿岸をほぼ一周する旅を車中泊でした経験があり、 自分で免許を取った60歳を過ぎてから、 友人と北海道の内陸部を縦横十文字、そして沿岸一周に近い旅をした事がある。

 そんな車中泊の旅が出来たのも車の中でそれなりの質の睡眠がとれたからこそと考える。 そんな訳で車中泊のノウハウを書いてみる。


睡眠の質を左右する条件

1. 安全性の高い駐車場所

 変な奴等にちょっかい出されない安全な場所に駐車するのは大事です。
 今回の地震に伴う車中泊では、 同類の方々が周辺に居らっしゃるから、場所的な不安は少ないと想います。

2. 利便性の良い駐車場所

 飲用に適した水が得られ、 トイレも近場で利用出来る場所を選ぶ。
水に関しては大きな容器に水を入れて置く、 トイレも車で走って行って、 コンビニみたいな所で少し買い物して利用させてもらう。 平常時であれば、 そんな対応でなんとかなりますが・・・

 大地震でガソリンの入手もままならず、 燃料の消費を出来る限りセーブしたい。 そんな場合はどうしますかね? 30分程度なら歩いて行きますか。

3. 静かな駐車場所

 道の駅や高速道路のPAなどは1~2項は満足するのですが、 大型車の近くに駐車して、 その車が一晩中エンジン掛けていたりしたら、 騒音でたまりません。 同じ車内に大きくイビキをかく人が居たら、 車に積んだテントを使って、 イビキ人間に外に出て貰うか、 自分が外のテントで眠りましょう。

4. 適度な暗さの駐車場所

 道路脇の公共の駐車場等では治安維持のため、 結構な明るさの照明設備があって、 車内に強い光が入って来ます。 それを遮る工夫は必要です。 僕は当時使って居たアトレーワゴンの窓に遮光カーテンを取り付けました。 運転席のフロントガラス部分は、 銀マットみたいな物を押し当てて、 外光を防ぎました。

5. 平坦な床面

 フルフラットを唱う車種であっても、 シート背もたれ等の凹みが連なる物で、 畳の上の様な平坦さでは無い場合が大半でしょう。 出来る限りのフラッとな床面は快眠につながると僕は信じています。 だから、 アトレーでもワゴンRの時でも、 コンパネの様な板材、あるいはダンボール箱を何枚か重ねて、平坦な広い床面実現に努力しました。

5. 揺れない床面

 車の中で二人で眠る、 そんな場合は寝返り打つ人の動作が車を揺らします。 神経質な人(僕がそうです)にはそれも睡眠を中断させることにつながります。 実際にやって見た事ありませんが、 車のジャッキを1箇所でも入れて見るか? と想った事がありますよ。

6. 保温・適温の維持

 寝具で適温の環境を作るのは快眠のために必要です。 手持ちの物あるいは購入してでも、 必要なだけ充分に準備しましょう。 逆に夏場の暑い時は窓を開けて外気を流通させないと暑くて眠れません。 車の冷房効かせますか? 僕はエンジン音と冷房動作時の音がうるさくて眠れないから、 クーラー使って寝た事はありません。 代わりに、 ドア全体を覆うサイズのメッシュ材を使って窓ガラスを全開にした、 言ってみれば車全体を蚊帳状態にした事がありました。 この場合は施錠してない車の中での睡眠の様な不安感に堪えないとなりませんがね。

7. 時にはホテルに泊まりましょう

 一週間も車中泊を続けたら、 色々工夫しても疲労は溜ります。 お金はかかりますが、 割りきって宿にとまりましょう。 疲労回復に効果適面です。



 では皆さん、 車中泊を楽しんで下さい!!
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