三年の時の経過

2017-07-05 09:14:52 | タナカ君的日常
 65歳での完全リタイア後、 夏の暑い時期は友人の所有するヤナバの山荘を利用させて貰っていた。 それがひょんな事に、 その友人の大学時代の後輩が所有して空き家で放置されていた安曇野にある古い農家を借りる事になり、 三年契約の書類を作った。 その三年が経過した今年、 再び夏はヤナバ生活に戻る事になったのだ。

 それで、 つい先日ヤナバに出かけて一仕事して来た事を記事にしたばかりだが・・・ 「三年の時の経過はBS放送が受信出来なくなった」事で実感させられて帰宅したのでした。 そうです山荘周辺に茂る樹々の成長で衛星放送の電波がアンテナ設置箇所に十分に届かなくなってしまっていたのです。 まあ、この事は何も三年の時の経過は必要とせず、 たったの一年でもそれは生じてしまうのを経験済みなのですがね。

 今回は従来のアンテナ設置箇所では電波強度が弱いこと、 他の場所なら十分な強度で電波を受信出来る事。 その2点の確認だけ済ませて東京に戻った訳です。

 梅雨前線と台風接近での降雨の中、 樹木の枝切なんてとても無理。 新たな場所にアンテナ設置するための土台作りなんて作業は全くやる気が起こりませんでしたから。


 さらに他の事でも時の経過を感じる事がありました。 母屋の床下に設けられた物置、 そこにBSアンテナを片付ける時に入ったのですが、 幼児用の座椅子や脚の長い食卓椅子が収納されていたのです。 友人の一番年上のお子さんにはすでに孫がおり。 さらに今年には別のお子さんが新たに赤ちゃんを出産予定となっています。 そんな「お孫さんを含めたお子さん家族が山荘を利用する時に備えて、 ベビー用品を揃え始めて居るんだな・・・ 」 と時の流れを感じて来たのでした。

 そして更には今年のいつ頃の事だったか忘れたが 「 タナカさんも知ってる、 大町の手前にある解体屋さん。 あそこにステンレスの風呂釜が出ていたんだけど、 あれを買って貰えませんかね?」 そんな僕にとっては理不尽とも想える話を聞いたときには・・・ 「ヤナバで風呂を沸かして入らなくても、 近くの温泉などの入浴施設に入れば済みますから」 そう返事したのを思い出す。 しかし彼にしてみれば、 「 赤ちゃんの毎日の生活のためにはお風呂を使えるのは必須 」 そんな彼の気持ちがそう言わせたのか・・・ との想いが横切るのでした。
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