雨降りだから読書・窓から逃げた100歳老人

2017-07-08 08:36:27 | タナカ君的日常
 九州地域では「線状降水帯」なる専門気象用語で語られる集中豪雨が発生して、大きな被害となっている。 東京地方では大した降雨も無く、 例年通りの梅雨空で済んでいる。

 そんな中、 妻が図書館から借りてきた本を手に取ったら、 面白くて読むのが止まらない。

タイトル : 窓から逃げた100歳老人
著  者 : ヨナス・ヨハンソン
発行所  : 西村書店

ISBN978-4-89013-706-0

 主人公は老人ホームを脱走した老人。 街から離れる目的でバスに乗車。 バスの運転手は老人の手荷物と勘違いして、 大きなスーツケースをバスに積み込んであげた。 しかし、 そのスーツケースはバス停付近で出会ったギャング組織の下っ端に見張りを頼まれた大金の入ったスーツケースだった。 物語はそんな風に始まって、老人施設から居なくなった老人を保護すべく活動を開始する警察、 大金を奪われた形のギャング組織による追跡。 そんな物語の綾の中には老人が若かった時に出くわした荒唐無稽とも想える逸話が挿入されて来る。 

スペインでフランコ将軍の命を救い友達になった。
ロスアラモスで原爆開発中に起爆方式を提案した。
原爆開発の進捗視察に訪れたトルーマンに食事に招待された。
トルーマンからの依頼で宋美齢を助けるために、
    内戦が始まった中国に渡る・・・ << 今はここを読んでいる

 現在進行系の移動の旅の章と過去の逸話が語られる章が組み合わさり、 物語が展開して行きます。 「いやー面白いです!!」

 まだ1/4程度しか読み進んでいないのだが・・・

 ここまで書いて「下書き状態で保存したのが、 昨日の午前中の話。

 午後には囲碁を打ちに行って、 夕方に家に戻ってから続きを読み始めた。 本の厚さの半分ほどまで読み進んだ頃はまだ面白いと想いながら読んでいた。

 しかし、 毛沢東の奥さんたる江青の命を救い、 徒歩やラクダの旅で内戦の続く中国からイランへの脱出・・・ そんな繰り返す荒唐無稽話に飽きが来はじめて徐々に流し読みモードに切り替わってしまった。 後半の厚み1/4ほどになってからは、 完全なすっ飛ばし読みモード。 一応読み切った事にしますが。 読み始めた頃の様に他の人にお勧めする本とは感じなくなってしまいました。




 梅雨時の近くの公園の切り株には湧き出るようにしてキノコが顔を出しています。 しかしこいつは出会っても食欲の沸かないキノコです。

 面白い本と、 対局を楽しむ囲碁仲間との出会いをこれからも期待してますが、 付き合いが長くなる囲碁仲間は高齢者が多くって、 徐々に顔を見せなくなったりする。 俺だっていつかはそうなるんだよな。 

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