出発前の最終準備

2017-08-16 11:51:54 | 皆既日食見物@2017
 いよいよ日食見物の旅は明後日に迫った。 それで今朝は朝食後から旅行の最終準備に取り掛かった。 そしたら、 最近頻発している物忘れに遭遇。  ヤナバ生活を始める前に用意しておいた、宿の予約やドライブ地図のコピーは直に出てきたのに、大事なパスポートや国際免許証を入れた小袋を何処に仕舞ったか思い出せなくなってしまったのだ。朝食後に開始したその捜し物、 心当たりの引出しや、 僕のベッドの周辺に置かれたダンボールの中を片っ端から探しても見つからないので、 かなり焦りました。

 それでも捜索開始から1時間、 天袋に入れて置いたダンボール箱の一つから、 他の旅行用品と一緒にパスポートを入れた袋が出て来たので一安心。

 ドライブ旅行中に発生するかもしれない事故対応の際のレンタカー会社や、 最近知り合った日本人離れした英会話能力をお持ちの方の電話番号をメモ帳に記載。 念のために、 その方の電話番号が間違い無いか・通話可能か? 試しに我が家の固定電話から掛けて見たところ。

 「 Hello! x$%SD3yui・・・」

 のっけからの英語が飛び込んで来た。 まあちょいとビックリしたけれど、 聞き慣れた声だったので、 日本語で 

「 大町で先日お世話になったタナカです・・・」
「 電話番号が間違いないか、 確認のために電話させて貰いました 」
「 あさって出発します」
「 何かあったらお世話になるかも知れませんがヨロシク!」

そんな事を話して電話を切った。

 10年程前、 まだ在職中にアメリカ大陸横断ドライブした時なんか、 関連会社のUSA法人に勤務していた知人に「何か有ったらヨロシク」と頼んで置いて出かけたのだが、 今回はレンタカー会社の日本語対応サービスと、 こんな新たな知人が頼りです。 まあ神社の安全祈願の御札よりも頼りになると信じています。

 その新たな知人、 アメリカで家を購入して、暫く滞在していた経験もお持ちで、アメリカでの生活習慣にも慣れていらっしゃる方だ。 

 ヤナバ生活も終わりに近づいたある日、 日食前夜の宿営地の牧場からメールが届いた。 そこには色々な情報が記載されていたのだが、 想定外の食事の提供なんて項目もあって、


FOOD:
For Sale: a local restaurant, The Miner’s Bar and Grill, will be on the ranch to sell some great meals on Sunday night and Monday at lunch. A beer garden tent will also be offered. (This will be a family-friendly environment, so we ask that you please drink responsibly. If a guest is asked to leave the premise, there is not a refund for camping fees)

Food Available for Donations to Benefit Know the Covering:
Monday morning we will have a pancake, egg, sausage and bacon breakfast.
Monday night we will have a Hamburger BBQ.

RSVP: Please reply, or copy and send to this email (mike@knowthecovering.com ) if you will be joining us for any of the meals. (This will help us calculate food quantities.)
Once you hit reply, please indicate what meals you will be joining us for and how many people.

Sunday Night: # of people:
Monday Breakfast: # of people:
Monday Lunch: # of people:
Monday Dinner: # of people:


利用する人数や食事内容に対する希望などの返信を要請されたのだ。

しかしね、 今迄の人生経験で会費制、あるいは割り勘での飲食は有るものの、 
Food Available for Donations to Benefit Know the Covering:  
なんて状態の食事をしたことが無い。 それで、このメールを見せてお聞きしたところ、

「アメリカでは家庭でパーティー開く時でも傍らに "Donation box"が置かれて、参加者は心付け程度の金額を入れる」そんな習慣があるのだと教えてくれた。 ちなみに、どの程度の金額が妥当なのかも聞いてみたところ、

「幾らでも良いんですよ、 例えば5ドルとか10ドルとかね・・・」 と教えて下さった。 

 メールには「キャンプする時に毛布が必要なら貸してあげます」 そんな事も書いてあったので、 「4人分お借りしたい」旨の返信に対して、 「貸してあげるよ」とのメールも届いた。

 予約時は牧場の一画に臨時に設けた駐車場で「我慢の車中泊」を想定していたのだが、そんな所で無理矢理2日分の駐車料金 100$はボッタクリだろうと想ったりしていたのだが、  食事も頂け、ビールも飲めそう(当然有料) 「何だか快適な一夜が過ごせそう」 楽しみになりました。
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