遺跡調査の調査期間

2017-10-29 10:00:15 | タナカ君的偏見
 埋蔵遺跡が想定される土地を開発(建物建築等)する場合、 事前に遺跡調査が実施される制度があるようだ。 僕の生まれ故郷の群馬県あたりでは古墳の調査が行われていたのを知っている。 昨日の街歩きの際の解散後に国分寺駅に向かう途中で中央線のすぐ脇の土地がそんな調査の対象になっている所が在った。

 それを知らせる立て看板には調査目的や担当機関等が明示されていた。 しかし、 調査期間に付いては開始日の記載は為されているものの、 終わりが何時なのか書かれていなかった。 道路工事などで片側一方通行状態が延々と続いていたら、 随分イライラするけれど、 通常は工事期間が明示されているから、 「仕方ねーか!」と我慢したりする。

 遺跡調査なんてのは道路の通行を遮断する事もないだろうから、 多数の人間に迷惑感を与えることは少ないのかも知れないが、 対象となった土地にアパートを建てようと考えて居た人にとっては迷惑な制度と感じる事だろうと思いました。 キトラ古墳の天文図なんてのが見つかると「スゲーな」と想ったりするけれど、 縄文時代の住居跡らしい所を詳細に調査したって、 土器の欠片や食物にした動物の骨や種子の痕跡などが見つかる程度で大した事の無い事が多い。 それを調査終了時期を明確にしないまま、 ダラダラと調査とやらを継続されたら、 迷惑この上無く感じるだろうな。


昼の12時、誰も調査活動なんかしていない遺跡調査現場


 大体、 調査主体(発注者)が地域を管轄する「教育委員会」なんてのを知ると、 「あーっ、 学校教育の世界で度々感じる無責任機関ね」 そんなイメージが頭に浮かんじゃんだよな。
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