標高7.5m 画面中央付近・下向き矢印地点
友人が一昨日電話をくれた、話題は台風19号関連。 彼は東武東上線・新河岸駅(川越市)に近いエリアで暮らしている。
ブログで多摩川の増水見物に出かけたりしている僕の事を知っている彼の開口一番の言葉は「タナカ君、 増水した川なんか見に行っちゃあ駄目だよ、 危ないぜ!」だった。 その後、お互いの家の近くで格別の台風被害が無かった事を確認しあったのだが、 彼の住宅近辺では表題にしたように、 下水管からの噴出、 それも「雨水」では無く 便所から流出する「汚水管」から逆流したであろう汚水の噴出も生じたらしく、 排便時に使用されたと想われるトイレットペーパーの残留物が道路に残されて居たとの話だった。
水が引いた後でその様な残留物については 「自宅脇の道路はすぐに自分で清掃したけどね、 下水管の中味が出て来ちゃうのは汚くて困るよなあ」と言っていた。
今回の台風19号関連のニュースでは下水管・マンホール部分から多量の水が噴出する”内水氾濫”の様子を画面に流していたのを見ていたが、 その時には友人が言って居たような「下水汚物も混じっての噴出」 の事は意識して居なかった。
しかし傷付いた脚のまま、 あるいは避難途中で傷がついた身体で、 そんな状態の汚れた水の中に長時間曝していたら、 バイ菌が入って傷口は悪化するだろうな・・・ と想いました。
電話を終えてから「彼の自宅周辺の下水管はどの方向の下水処理場へ流下する様になっているのだろう?」 そんな普段ならば考えもしない事に興味を持って、 川越市の下水処理場の場所を調べるなんて事で暇つぶししてみました。
彼の家の地域を流れる新河岸川の流路などを地理院地図やGoogle earthを眺め、 新河岸駅から新河岸川にかけての住宅地の標高って7~8m しか無いことをしりました。 東京湾からみたら荒川支流の新河岸川って 40km もの距離にあるのにです。 しかし古くから栄えた川越の街は新河岸川から見れば高台(標高20m 超)に在ります。
やっぱり、 「昔からの人が済む住宅地は水害に対しては安全地帯にあるんだなあ」 そんな風に感じました。