レンズ間ギャップカバーを製作

2021-01-05 11:24:27 | 雪の結晶撮影
発泡ポリエチレンシートを用いたギャップカバー

 昨日の記事で話題にした撮影装置の不具合 ”光学系のギャップに雪が入り込む不具合” それへの対策としてギャップカバーを製作した。 その形状はTop画像の様な形に発泡ポリエチレンシートにレンズの筒の直径ピッタリの丸穴を切り抜き、 そこにカメラレンズの筒を通した。 そして、その前方に設置される拡大レンズとの間に生じるギャップを周辺のスカート部分で包隠す形にしたのです。


レンズ間のギャップを包み隠した撮影システム


 ところで何故レンズ間にギャップを生じる様な構造で撮影装置を製作したか? ことのついでに説明しておきます。

 撮影システムのカメラユニットの内部に組み込むカメラを手早く取り付け・取り外しを行うためクイックシューを用いています。 何故かと言えば、 夜間にはカメラ本体は保温と盗難防止を兼ねて取り外したいからです。 一方、 カメラ以外は外気温近い低温状態を保ちたいので、 車の中に残し、 低温環境の中に夜間でも残置しておくのです。 

 拡大レンズは寒冷環境でも性能劣化はほとんど無く、 泥棒のターゲットになる可能性も低いので、 カメラユニット内部に取り付けたまま残置してあるのです。



拡大レンズ、 フィルムカメラの 50 mm レンズを流用


カメラを組み込んだ直後、 レンズ間に残されたギャップ。


 この後、 拡大レンズのフォーカスリングを回転し、 レンズを繰り出すことで、 ギャップ間隔を縮めます。 しかしギャップは完全には無くなりません。 そのギャップをカバーするのが、 今回のギャップカバーの目的なのです。

蛇足 : 車のハッチバックドアを持ち上げて雪が吹き込むような環境で撮影を行った理由

 僕のブログを丹念に読んでいる方なら、 昨年には運転席後部ドアを開け放ち、 その開放部分の上部に仮設屋根を設けた事を覚えていることでしょう。 その構造なら、 車両近傍の立木から枝に積もった雪が落ちたところで車両内部にまで雪が吹き込むのは避けられる。 

 ところが、 今回のヤナバの山荘近くの車を止めた場所の事情が運転席側を道路の山側ギリギリまで接近させて駐車する必要があったのです。 その理由は下に置いた写真を見てもらえば理解してもらえるでしょうか?



山側いっぱいに寄せて駐車した様子


 写真に描きこんだ赤線は別荘地内の主要道路(公的機関による除雪対象)、 手前に伸びる形で描きこんだラインは私的除雪対象道路です。
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