雪の結晶 撮影現場-2 @ 2021

2021-01-17 09:46:59 | 雪の結晶撮影

天狗山スキー場のメインゲート付近の路面で見た路面模様


 前夜車中泊した草津スキー場の駐車場、 赤城山方向から登った朝日は上空を覆う雲の下を通して駐車場を照らしてくれた(昨日のブログ写真)。 そして降雪は無かったのだが、 8時半頃からは雪がちらつき始めた。 しかし雪は粉雪状態、 雪の結晶写真の撮影対象としては物足りない。

 仕方なく、 駐車場に併設されたトイレの暖房で暖をとったり、 駐車場の中を歩き回ったりしてて体温維持をはかりながら、 降雪の状態の変化を待ちました。  しかし粉雪の状態は午前中一杯続きました。



上空を覆う雲の中、太陽がボンヤリ透けて見えていた。 


車のボンネットに舞い落ちた粉雪の様子


 昼食を街なかの食堂で摂ることにして、スキー場からバスセンターへの送迎バス(無料)を利用しました。 その際にスキー場のメインゲートに近い路面に面白いパターンを見ました。 凍結防止を目的に散布された塩化カルシュームの一粒々々を中心にして小さく丸い黒色した舗装面が散らばった姿を見せていたのです。


まるで細菌培養シャーレの中の模様みたいです。


12日火曜日12:30天狗山ゲレンデの様子
ガラガラに空いていました。


 バスセンターの建物の中で営業している食堂でゆっくりと、 しかしスキー場に戻るバスの時刻(1時間に2本:毎事0分、30分)を意識しつつ食事を済ませました。

 撮影システムをセットアップした車に戻ったのは午後1時をだいぶ廻っていました。 天気予報では午後の2時頃から雪マークになっていたので、 それを期待して、 降雪を試料ステージのガラス板に受けて雪の状態をチェックしました。


 「おおー!」、 ついに結晶の姿が混じっていました。

 急いで撮影に取り掛かりました。 しかし、 ー3℃より上の気温は試料ステージ上の結晶の姿を長く留めてくれません。 1回の撮影を終える毎にステージ上の雪を払い落とすのですが、 ステージの上に水滴が残る事が多くなりました。


少し溶け始めた雪


ステージ上でほとんど水滴化した雪

 そんな状態の水滴をペーパータオルで擦り落とす動作そのものも試料ステージの表面温度をUpさせてしまっている事は間違いありません。 午後2時には撮影を止める決断をしました。 

 草津に到着してから21時間経過して、 実際に雪の結晶撮影に熱中出来た時間はおよそ30分。 「こんな遊びを良くやるなー 俺 ?!」の想いに囚われつつ車の中や周囲にセットした物を片付け、 車のエンジンをかけ帰宅の途に着いたのでした。
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