正月の四日、 Aちゃんから貰ってあったクルミの実2kgほどが入った袋を持って北杜市に暮らす知人宅に立ち寄り、 それを手渡しお茶を御馳走になった。 その際の茶飲み話の中で奥さんからお聞きした硬いクルミの殻の割り方。 それが今日の話題です。
その知人宅では八ヶ岳山麓でクルミの実を拾い、 拾った実を割り、果実を取り出し、 手作りケーキの材料に用いているそうです。
クルミの実の殻の割り方 :
水に2~3時間浸す。
フライパンに入れてしばし加熱。
小さな 「ピシッ!」 と言う音が響くまで加熱。
1mm弱の幅の狭い割れ目が発生している。
その割れ目に刃先が入り、かつ頑丈な刃物を押し当て
力を加えると割れ目が拡大し、 二つに割れる。
我が家で昨日この手順を実行してみた結果を写真で報告する。
水に浸漬する時間は4~5時間にもなってしまった。
(午後のお楽しみ囲碁対局の都合上)
割れ目の実態と刃物
先端に発生した割れ目
枝の付け根側に発生した割れ目、 我が家の果物ナイフ
知人宅で見せてもらった頑丈そうな刃物
割った状態 中央・付け根側に割れ目、 右・先端に割れ目
補足 : 加熱の進行で割れ目が出来る際に聞こえると言う小さな音、 我が家では手にしたフライパンを揺らしながら加熱したが、 クルミの殻がフライパン上を揺れ動く音が大きく響き、殻が割れる際に聞こえると言う小さな音はハッキリと聞き取れなかった。
僕にクルミをくれたAちゃんの話: 自宅に囲炉裏が在った子供時代の話だが、 やはりクルミの殻を水で濡らし、 囲炉裏の火で加熱して割れ目を作って居たのを覚えているそうだ。
今は尖った先端を硬い石に当てがい、 ハンマーで打撃を加えて割っているとのこと。