今日は月曜日で西の丸庭園は休園日、なのでニシオジロビタキの様子は分からない。この個体は12/6から同所で滞在中、このままだと多分来年までここで過ごすのではないだろうか。
ミコアイサは今日も東外堀に滞在中。昨年冬のこと2021年12月10日から翌年の3月6日までミコアイサ♀型が主に東外堀で越冬した。今回とほぼ同じ辺りで行動し警戒心も同じよう。
同じ個体ではないかと思っているが証明できない。
12/8から大きく変わらない行動。基本は東外堀の西部側で潜水を繰り返す。時に堀の中央辺りまで出てくるがちょっとしたことで驚き、梅林側の石垣に行ってしまう。
ハジロカイツブリも12/8から東外堀で越冬中。今日で5日目。この個体は堀の中央から手前の石垣近くまでよくやってくる。居ないと探すと足元にて驚く。
〇 今年も「2022年大阪城公園の野鳥十大ニュース」の選定を始める時期がきた。1年間遡って候補を選び出し、検討して10件に絞っていく。7割くらいはすぐに決まるが残りが悩む。
ちなみに2021年は次のとおりだった。これを見るとその時と思い出す。1年は早い。
【 1 位 】 カラフトムジセッカが美しくさえずる。
5/12-13 天守閣東側配水池の北面。比較的大きな声で種々の美しいさえずり声。部分的にコルリのさえずりによく似て軽やかでリズミカルに。
翌日も同所東西約70mを木の中や上、奥の植え込みの中など動く。種々のさえずり声。早朝から夕刻6時ごろまで同所で観察されるが観察撮影は困難。文一総合出版の 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 の著者のひとりであるU氏が駆け付けて本種と識別。大阪城公園初記録の種。
【 2 位 】 イスカが観察撮影される。
4/5に太陽の広場東の森北部の結婚式場近くで1羽が観察撮影される。俗に冬の赤い鳥のひとつ。山地の針葉樹林でよく観察される冬鳥。
にわかに信じられない情報だったが、ブログでの呼びかけに応じていただき、撮影者から詳細な観察情報を得る。春の渡りで移動中に立ち寄ったのだろが、今後大阪城公園で観察は大変少ないと思う。大阪城公園初記録の種。
【 3 位 】 いつか大阪城の空を飛ぶと予想していたコウノトリ現れる。
7/19 大手門上を天守閣より低い高度で2回旋回。時に足を伸ばし着地場所を探しているように見える。南外堀上をゆっくり飛翔し南外堀に沿って東へ見えなくなる。やがて南外堀を東から西へ再び現れ教育塔辺りから南へ飛び去り見えなくなる。
ちなみに昆陽池では昨年だけで20羽も観察されているそうだ。今後も大阪城公園の空を飛ぶと信じている。天守閣の鯱にでもとまったら大ニュース。大阪城公園初記録の種。
【 4 位 】 3羽のアカエリヒレアシシギ現れる。
5/31 北外堀を3羽一緒に行動し、落着きなく常に動き回り水面を突くように採餌。北外堀の東から西へ全面を移動。近くに寄ってくることもあり警戒心は強くない。
ツグミよりずっと小さいこのシギを大将はよく見付けたもんだ。やがて飛び上がって大きく旋回し高度を上げて東の方に飛び去る。大阪城公園初記録の種。
【 5 位 】 さすがに夏羽は美しいクロハラアジサシ。
5/10 北外堀。2012年に多数が飛来して以来2回目になる。前回は冬羽だったが今回は成鳥夏羽の個体。嘴は濃い赤、頭部は黒で頬の白とくっきり境目、腹は名のとおり黒。
早朝から北外堀全域を飛び回り、盛んに水面をかすめるようにして採餌。冬羽より圧倒的に存在感があって魅力的だった。
【 6 位 】 タヒバリ1羽、ベテランが運よく観察する。
10/28 東外堀を 「ピピッ」 と鳴きながら飛翔。多くはないが特に少ない種でもない。大阪城公園ではこれまで観察記録がなかった。平凡社刊 「日本の野鳥650」 の解説者O氏が確認したもので、初心者であれば見逃していたかも知れない。
珍鳥ではないが今後観察されるだろうか微妙。大阪城公園初記録の種。
【 7 位 】 アカショウビンが4回も出る。
アカショウビンは過去20羽以上が観察されているのでそれほど珍しくないが、全身赤く大きな姿には引き込まれ大変人気がある。
2021年は9/7、9/11、9/15、9/20と4回も観察され、場所も市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南部、みどりのリズム、沖縄復帰の森、元射撃場、音楽堂西側上などと広い範囲にわたり出現。多くのカメラマンを楽しませた。
【 8 位 】 今年もチゴモズの幼鳥が現れる。
9/10 確か2020年の十大ニュースにも選んだチゴモズだが、今年も同じ9月に現れた。飛騨の森の西部。幼鳥。地面に下りて採餌することも。上面は波状斑で濃い茶褐色でやや薄い色の斑点、脇に波状斑、喉中央部は薄い黄色味、過眼線なし、頭部灰色なし、目先はやや薄く白っぽい。
また2日後には元ヘリポート南部でも短時間観察された。チゴモズ自体が貴重で少ない鳥だが、今年も観察されるとは驚き。ひょっとして今年の9月にも出るか?
【 9 位 】 トモエガモに振り回される。
10/9にエクリプス個体が西外堀で初認されて以来、断続的に観察される。私は何故か出合いが悪く何度も何度もフラれる。その後鶴見緑地の大池で越冬し11月下旬には換羽が徐々に進行し特徴的な色や柄も見えてくる。
大阪城公園での出合いを諦めて、鶴見緑地でダンディな姿と出合う。その後12/16には北外堀で♀型の別のトモエが飛来するも朝のうちに飛去。
【 10位 】 マミジロキビタキ数日滞在してよくさえずる。
5/21に♀1羽が飛騨の森で観察撮影される。6/2~6/7には♂1羽が、一番やぐら、梅林南側上、元ヘリポート、玉造口、ノースロップの森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上、もみじ園、市民の森など広範囲を移動する。目立った場所には出ないが、さえずりの声で分かる。風切りなど褐色で第1回夏羽の個体。
大阪城公園でマミジロキビタキは4羽目。この個体がさえずりとともに一番よく観察できた。
・オカヨシガモ 10羽 南外堀4・西外堀2・内堀2・北外堀2
・ヨシガモ 4羽 南外堀
・ヒドリガモ 142羽 東外堀21・南外堀28・西外堀26・内堀21・北外堀46
・マガモ 16羽 西外堀2・内堀12・北外堀2
・ハシビロガモ 46羽 東外堀26・南外堀1・内堀4・北外堀15
・コガモ 9羽 南外堀
・ホシハジロ 102羽 南外堀1・西外堀5・内堀11・北外堀85
・キンクロハジロ 57羽 東外堀26・西外堀2・内堀9・北外堀20
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀
・オオバン 53羽 すべての堀
・カワウ 8羽 東外堀、北外堀
・ユリカモメ 11羽 東外堀、北外堀
・カイツブリ 2羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・アオサギ 6羽 東外堀、北外堀
・ハクセキレイ 6羽 各所
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・シロハラ 6羽 市民の森ほか
・エナガ 1羽 もみじ園
・シジュウカラ 4羽 もみじ園ほか
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ツグミ 5羽 沖縄復帰の森ほか
・ジョウビタキ 3羽 城南地区駐車場、豊国神社裏、梅林
■■ヤマガラ(2007.3.22梅花 4.11)
温暖化が進行すると、いわゆる漂鳥とされる鳥たちは高山にとどまるのだろうか。
漂行の理由が、山間地の気温の低下や、降雪などで餌が取れなくなる事なら、温暖化は高地でも冬を過ごすことができる方向に変化するだろう。
ヤマガラは大阪府内の大きな公園では、繁殖しているところもあり、年間で観察できることが多い。
しかし大阪城公園では、秋に飛来して春まで越冬する事もあるが多くない。今後は温暖化でより減少するのだろうか。
春の飛去が早い時は桜に間に合わないが、この年は満開の桜花で採餌する姿がよく見られた。
デジカメをまだよく理解していない時だったのでカメラの設定が適切でなかったようだ。シャープなプリントが得られなかった。
大阪城公園で再び桜とヤマガラの出合いを期待したい。
ミコアイサは今日も東外堀に滞在中。昨年冬のこと2021年12月10日から翌年の3月6日までミコアイサ♀型が主に東外堀で越冬した。今回とほぼ同じ辺りで行動し警戒心も同じよう。
同じ個体ではないかと思っているが証明できない。
12/8から大きく変わらない行動。基本は東外堀の西部側で潜水を繰り返す。時に堀の中央辺りまで出てくるがちょっとしたことで驚き、梅林側の石垣に行ってしまう。
ハジロカイツブリも12/8から東外堀で越冬中。今日で5日目。この個体は堀の中央から手前の石垣近くまでよくやってくる。居ないと探すと足元にて驚く。
〇 今年も「2022年大阪城公園の野鳥十大ニュース」の選定を始める時期がきた。1年間遡って候補を選び出し、検討して10件に絞っていく。7割くらいはすぐに決まるが残りが悩む。
ちなみに2021年は次のとおりだった。これを見るとその時と思い出す。1年は早い。
【 1 位 】 カラフトムジセッカが美しくさえずる。
5/12-13 天守閣東側配水池の北面。比較的大きな声で種々の美しいさえずり声。部分的にコルリのさえずりによく似て軽やかでリズミカルに。
翌日も同所東西約70mを木の中や上、奥の植え込みの中など動く。種々のさえずり声。早朝から夕刻6時ごろまで同所で観察されるが観察撮影は困難。文一総合出版の 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 の著者のひとりであるU氏が駆け付けて本種と識別。大阪城公園初記録の種。
【 2 位 】 イスカが観察撮影される。
4/5に太陽の広場東の森北部の結婚式場近くで1羽が観察撮影される。俗に冬の赤い鳥のひとつ。山地の針葉樹林でよく観察される冬鳥。
にわかに信じられない情報だったが、ブログでの呼びかけに応じていただき、撮影者から詳細な観察情報を得る。春の渡りで移動中に立ち寄ったのだろが、今後大阪城公園で観察は大変少ないと思う。大阪城公園初記録の種。
【 3 位 】 いつか大阪城の空を飛ぶと予想していたコウノトリ現れる。
7/19 大手門上を天守閣より低い高度で2回旋回。時に足を伸ばし着地場所を探しているように見える。南外堀上をゆっくり飛翔し南外堀に沿って東へ見えなくなる。やがて南外堀を東から西へ再び現れ教育塔辺りから南へ飛び去り見えなくなる。
ちなみに昆陽池では昨年だけで20羽も観察されているそうだ。今後も大阪城公園の空を飛ぶと信じている。天守閣の鯱にでもとまったら大ニュース。大阪城公園初記録の種。
【 4 位 】 3羽のアカエリヒレアシシギ現れる。
5/31 北外堀を3羽一緒に行動し、落着きなく常に動き回り水面を突くように採餌。北外堀の東から西へ全面を移動。近くに寄ってくることもあり警戒心は強くない。
ツグミよりずっと小さいこのシギを大将はよく見付けたもんだ。やがて飛び上がって大きく旋回し高度を上げて東の方に飛び去る。大阪城公園初記録の種。
【 5 位 】 さすがに夏羽は美しいクロハラアジサシ。
5/10 北外堀。2012年に多数が飛来して以来2回目になる。前回は冬羽だったが今回は成鳥夏羽の個体。嘴は濃い赤、頭部は黒で頬の白とくっきり境目、腹は名のとおり黒。
早朝から北外堀全域を飛び回り、盛んに水面をかすめるようにして採餌。冬羽より圧倒的に存在感があって魅力的だった。
【 6 位 】 タヒバリ1羽、ベテランが運よく観察する。
10/28 東外堀を 「ピピッ」 と鳴きながら飛翔。多くはないが特に少ない種でもない。大阪城公園ではこれまで観察記録がなかった。平凡社刊 「日本の野鳥650」 の解説者O氏が確認したもので、初心者であれば見逃していたかも知れない。
珍鳥ではないが今後観察されるだろうか微妙。大阪城公園初記録の種。
【 7 位 】 アカショウビンが4回も出る。
アカショウビンは過去20羽以上が観察されているのでそれほど珍しくないが、全身赤く大きな姿には引き込まれ大変人気がある。
2021年は9/7、9/11、9/15、9/20と4回も観察され、場所も市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南部、みどりのリズム、沖縄復帰の森、元射撃場、音楽堂西側上などと広い範囲にわたり出現。多くのカメラマンを楽しませた。
【 8 位 】 今年もチゴモズの幼鳥が現れる。
9/10 確か2020年の十大ニュースにも選んだチゴモズだが、今年も同じ9月に現れた。飛騨の森の西部。幼鳥。地面に下りて採餌することも。上面は波状斑で濃い茶褐色でやや薄い色の斑点、脇に波状斑、喉中央部は薄い黄色味、過眼線なし、頭部灰色なし、目先はやや薄く白っぽい。
また2日後には元ヘリポート南部でも短時間観察された。チゴモズ自体が貴重で少ない鳥だが、今年も観察されるとは驚き。ひょっとして今年の9月にも出るか?
【 9 位 】 トモエガモに振り回される。
10/9にエクリプス個体が西外堀で初認されて以来、断続的に観察される。私は何故か出合いが悪く何度も何度もフラれる。その後鶴見緑地の大池で越冬し11月下旬には換羽が徐々に進行し特徴的な色や柄も見えてくる。
大阪城公園での出合いを諦めて、鶴見緑地でダンディな姿と出合う。その後12/16には北外堀で♀型の別のトモエが飛来するも朝のうちに飛去。
【 10位 】 マミジロキビタキ数日滞在してよくさえずる。
5/21に♀1羽が飛騨の森で観察撮影される。6/2~6/7には♂1羽が、一番やぐら、梅林南側上、元ヘリポート、玉造口、ノースロップの森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上、もみじ園、市民の森など広範囲を移動する。目立った場所には出ないが、さえずりの声で分かる。風切りなど褐色で第1回夏羽の個体。
大阪城公園でマミジロキビタキは4羽目。この個体がさえずりとともに一番よく観察できた。
・オカヨシガモ 10羽 南外堀4・西外堀2・内堀2・北外堀2
・ヨシガモ 4羽 南外堀
・ヒドリガモ 142羽 東外堀21・南外堀28・西外堀26・内堀21・北外堀46
・マガモ 16羽 西外堀2・内堀12・北外堀2
・ハシビロガモ 46羽 東外堀26・南外堀1・内堀4・北外堀15
・コガモ 9羽 南外堀
・ホシハジロ 102羽 南外堀1・西外堀5・内堀11・北外堀85
・キンクロハジロ 57羽 東外堀26・西外堀2・内堀9・北外堀20
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀
・オオバン 53羽 すべての堀
・カワウ 8羽 東外堀、北外堀
・ユリカモメ 11羽 東外堀、北外堀
・カイツブリ 2羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・アオサギ 6羽 東外堀、北外堀
・ハクセキレイ 6羽 各所
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・シロハラ 6羽 市民の森ほか
・エナガ 1羽 もみじ園
・シジュウカラ 4羽 もみじ園ほか
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ツグミ 5羽 沖縄復帰の森ほか
・ジョウビタキ 3羽 城南地区駐車場、豊国神社裏、梅林
■■ヤマガラ(2007.3.22梅花 4.11)
温暖化が進行すると、いわゆる漂鳥とされる鳥たちは高山にとどまるのだろうか。
漂行の理由が、山間地の気温の低下や、降雪などで餌が取れなくなる事なら、温暖化は高地でも冬を過ごすことができる方向に変化するだろう。
ヤマガラは大阪府内の大きな公園では、繁殖しているところもあり、年間で観察できることが多い。
しかし大阪城公園では、秋に飛来して春まで越冬する事もあるが多くない。今後は温暖化でより減少するのだろうか。
春の飛去が早い時は桜に間に合わないが、この年は満開の桜花で採餌する姿がよく見られた。
デジカメをまだよく理解していない時だったのでカメラの設定が適切でなかったようだ。シャープなプリントが得られなかった。
大阪城公園で再び桜とヤマガラの出合いを期待したい。