大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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ミコアイサ2羽! 2022.12.20

2022年12月20日 | Weblog
 今朝はかなり寒い。一応冬の服装で出かけた。この冬初である。新潟の方では国道が雪で数時間車に閉じ込められたとニュース。

 東外堀、いつものように北部の青屋門方向から探す。ハジロカイツブリはすぐに見つかった。
ところがミコアイサがいない。何度探しても見つからない。
 やつは潜るとしばらく出てこない事がある、なので出て来るまで待つ、でも見当たらない。かなり探したが見つからない。とうとう諦めて他のカモをカウントしながら南へ向かう。

 中央辺りまで来たときに居た!しかも2羽が並んで。急いでカメラを向ける。1羽いるだけでうれしいのに、ゼロと思うといきなり2羽!これは驚き。
 ミコアイサの複数羽の観察は、2008年、2020年、2021年の3回だった。今回で4回目の観察記録になる。

・オカヨシガモ 8羽 南外堀2・内堀6
・ヨシガモ 3羽 南外堀
・ヒドリガモ 88羽 東外堀6・南外堀6・西外堀12・内堀45・北外堀19
・カルガモ 9羽 東外堀6・南外堀1
・マガモ 17羽 人工川1・内堀16
・ハシビロガモ 53羽 東外堀29・西外堀6・内堀11・北外堀7
・コガモ 13羽 南外堀10・内堀3
・ホシハジロ 95羽 南外堀2・西外堀16・内堀13・北外堀64
・キンクロハジロ 54羽 東外堀16・南外堀7・西外堀14・北外堀12
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 67羽 すべての堀と第二寝屋川
・ユリカモメ 52羽 東外堀、北外堀、第二寝屋川
・カワウ 13羽 東外堀ほか
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・ミコアイサ 2羽 ♀型 東外堀
・カイツブリ 2羽 東外堀
・ハクセキレイ 6羽 各所
・アオサギ 5羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 3羽 第二寝屋川

・アトリ 6羽 太陽の広場東の森
・シロハラ 13羽 みどりのリズムほか、音楽堂西側上では地面に
・アオジ 1羽 音楽堂西側上
・ウグイス 1羽 西の丸庭園入口
・ジョウビタキ 2羽 西の丸庭園、豊国神社裏
・メジロ 2羽 豊国神社裏
・ツグミ 2羽 蓮如前
・ニシオジロビタキ 1羽 西の丸庭園。

■■ニシオジロビタキ(1998.12.18 社会運動顕彰塔)
 今年の大阪城公園には2羽のニシオジロビタキがやって来た。梅林にしばらく滞在した先の個体は、毎日数十人のカメラマンやバーダーに取り囲まれ、大騒ぎの中でスターのようにシャッターシャワーを浴びていた。
 それから10日以上も経過した後の「日本野鳥の会の探鳥会」で大阪城公園駅近くに現れた個体は、初めこそカメラマンに取り囲まれていたが2羽目と言うこともあって、年を越したあたりからバーダーもカメラマンもほとんど見かける事もなくなってしまった。
 現場に着いてしばらく立ち止まって耳を澄ましていると「キチキチキチ」と独特の声とともに現れる。コサメビタキのようにフライングキャッチで何かを捕えたり地上に降りたりしながら、尾を激しく立てて自慢の白を見せる。実に可愛い行動だ。
 各種の図鑑には、まれな、数少ないと説明されているようにいつでも見られる鳥ではない。それがこの場所に来れば必ず合えるのだから本当にうれしい。
 春まで滞在してほしいが、喉に赤が出ると再び大勢の人が押し掛けるのだろう。このまま静かに過ごしてほしいとも思う。
 この個体は翌年の4月まで滞在し、喉と胸の間にコントラストが生じはっきりと線に見えてきた。下嘴、大雨覆いのバフ色、三列風切スポット、上尾筒の色などから、主にユーラシア大陸の西部に見られるパルーバの第1回冬羽の個体と思われる。
 しいて言えば上尾筒は黒い目に見えないこともないが、他の部分がニシオジロビタキだ。
コメント
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