バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩・鉄道・旅など雑多な日記
  

秋葉街道その8.飯田出発

2007-08-16 19:21:33 | 街道をゆく
翌朝は6時前に目を覚まし出発の準備です。

ホテルで貰った散歩マップを見てみると、飯田の街は戦後の大火でほとんど焼けてしまったにも関わらず、城下町としての歴史の深さを感じさせるものが幾つか点在しています。

とりあえずその中から、武家屋敷など駅周辺の幾つかのポイントを見て回りました。また、行きはしませんでしたが水戸浪士の碑というのがあり、そういえば幕末に武田耕雲斎率いる水戸天狗党は、京に向かうのにトラブル回避のためか中山道の木曽街道を通らず伊那街道に入り、ここ飯田から馬籠に行ったのを「夜明け前」で読んだのを思い出しました。帰ってきてからもう一度確認してみるとそのルートはこれから向かう大平峠ではなく、清内路を通る杣道のようでした。

7時頃大平街道に入り、風越山を右手に見つつゆっくり登っていきます。途中、石碑を見ながら休憩していると、アンカーに乗った中年ローディーがグイグイ坂を上っていきました。後で聞いた話ですが、ツアー・オブ・ジャパンで好成績を収めた福島康一選手達もここでトレーニングしているそうです。
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秋葉街道その7・飯田へ

2007-08-16 13:06:23 | 街道をゆく
2つの川の合流点には落合という地名が付けられることが多く、ここでも鹿塩川と小渋川の合流点にその名が付けられています。

その落合橋を渡り川沿いにぐんぐん高度を下げていくと、左手に大きな小渋湖が現れます。このダム湖沿いの道路も交通量は少ないもののトンネルが数箇所あるので要注意です。トンネルを避ける旧道もあり、1箇所だけ走ってみましたが落石や木の枝などがたくさん落ちていて走りにくいのでその後は止めました。

ここから県道18号線に出るまでは取り立てて見るようなところもなさそうなので、一気に下ります。

県道18号線は天竜川左岸を豊丘村、喬木村と抜け飯田に至るルートですが、平坦で交通量も少ないものの、日陰が全くなく、道路の照り返しも加え、その暑さにはほとほと閉口しました。
台湾は世界最大の自転車生産国ですが、台湾に行ったときにスポーツサイクルに乗っている人を見かけなかったのは当然ですね。普通の人はあの暑さでは自転車に乗る気が起きないことが良く分かります。

喬木村で天竜川を渡るといよいよ飯田に入ります。飯田は坂の街で、天竜川が一番低いところを流れているので、ここからしばらくちょっとしたヒルクライムをして今夜の宿のビジネスホテルに到着です。走行距離は約90キロでした。
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秋葉街道その6・大鹿村

2007-08-16 10:45:22 | 街道をゆく
分杭峠からは農村歌舞伎で有名な大鹿村に入ります。

約10キロほど下ったあたりで、紺地に「うどん・そば」と染め抜いた幟を見つけ、何のためらいも無くその店に吸い込まれたのは1時を回っていた頃でしょうか。

店の名前は「おより亭」といって、民宿も営む食堂で、道路から登った外のあずま屋でお客さん達は蕎麦や、カキ氷を食べていました。
早速ワタシもライダーや観光客と一緒にテーブルの輪の中に入って、とりあえずビールということで燃料補給です。

ここのご主人は結構話し好きで、大鹿村の塩の温泉のことや鹿のこと、7月に行われた中央構造線自転車レースのことなどいろいろ話してくれました。

塩分のある温泉が出ることからこの辺りには大塩、小塩、塩原など塩にちなんだ地名が多く、近くには日本100名山の塩見岳もあります。

そんなこんなで、鹿肉煮の小鉢も付いたお蕎麦もいただいて元気になったので、大鹿村の中心部まで4キロくらい下り、落合というところで秋葉街道と別れ、後はひたすら飯田を目指します。

コメント (2)
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