徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

おふくろの様子

2010-01-19 05:32:00 | 認知症
さて、お袋が入居した施設。
グループホーム ケアクオリティ樹寿。

施設のホームページは以下の通り

家から、本当に1・2分。
平屋作りで、木造の温かみのある建物。
昨日も仕事を早く無理やり終わらせ、帰りに寄ってみる。
それでも、なんだかんだで終了は6時頃。
施設に着いたのは、7時頃だった。

今日は一日中おふくろの様子が気になり、
正直仕事も手に付かず、
上の空状態。

どうだったのだろう?
攻撃モードになっていたら困るなあ!
と思いながらインターフォンを押す。

ヘルパーさんが開けてくださる。
お袋は部屋にいるらしい。
リビング?
供用部分の食堂には3人ほど残っていた。
その方たちに挨拶しながらおふくろの部屋まで行く。
ドアが半分開いていて、
中にお袋がいない。
徘徊?
そう思いながら部屋の様子を観察する。
私が並べたテレビ台の上の写真立てがない。
一つが、写真を抜き取られてテレビの横に置いてある。
お袋が出かけるときに必ず持ち歩く黒いカバンが大きく膨らんでいる、
上にトイレットペーパーの使いかけのロールが置いてある。
自宅でも、今トイレットペーパーをティッシュの大きさに切って、
たくさん重ねていたお袋。
その準備か?
黒いカバンの中には、下着をロールケーキのように丸めて2枚。
写真立て、家から持ってきた歌の本、財布等が入れられて、
パンパンに膨らんでいた。
壁に張った写真はそのまま。
テレビは消され、
それ以外に乱れた様子はない。
おふくろのために持ってきた、
お菓子を入れる大きなブリキ缶に名前のテプラを張り、
買ってきたチョコレートと、甘いお菓子の袋をいれ、
おふくろを探しに行く。
ヘルパーさんにお袋がいないことを告げると、
一緒に探してくれた。
丁度トイレに入っていたところだった。
出てきたお袋は、
私の姿を見つけてほっとした様子。

「よかった」という言葉を連発していた。
部屋に戻り、テレビをつけ、
くつろぎながら、お菓子を食べてもらう。
ヘルパーさんが丁度お茶を出してくれた。
昼間の様子など、
本人に聞くが、当然応えられないので、様子は解らない。
今いるヘルパーさんは交代しているので、
昼間の様子は知らない。
明日ケアマネか管理者の方に電話で聞くしかない。
たわいもない話や、
カバンから取り出して再び並べた写真を見ながら、
これは誰?と聞きながら、時間を過ごす。
その中で、ぽつりとお袋がつぶやいた言葉。
「ここから家までどのくらい?」
「車で30分くらいかな?」と私。
「そう・・・・」
「一人じゃ帰れないから」
その蚊の鳴くような声のつぶやきに胸が痛む。

でも、これからここでの暮らしに馴染んでもらえば、
きっと色々な人が支えてくれるこの場所も、
決して嫌な場所ではなくなると思うのだが。

まだ、スタートしたばかり。

そのうちお袋が眠いというので、
寝かしつける。
寝てしまったところで、帰ることに。
さっきのヘルパーさんは交代しており、
すっかり夜中モード。
いつも広間にいるお二人の入居者の方が、
さっきと同じ態勢でソファに座っている。
やや照明を暗くしていた。
テレビはついていたが。
このヘルパーさんは、
前に見学に来た時もいた方。
優しそうな笑顔が素敵な方。

一晩中寝ないのですかと質問すれば、
当然ながらそうだと答えてくれた。
ヘルパーさんも大変なお仕事。
気を使うのだろう。
お袋の夜中の様子も知りたいが。

今日、電話で聞いてみよう。

それでも、かなり、お袋自身があきらめムード?
慣れ慣れモード?
なじみモードになってくれればいいのだが。
急がない。
あせらない。
まだ始まったばかり。
コメント
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