昨日テレビを見ていたら、
芥川賞と直木賞についてのニュースを流していた。
受賞作は、
第142回芥川賞は該当作なし
(平成21年度下半期)
第142回直木賞は佐々木譲「廃墟に乞う」、白石一文「ほかならぬ人へ」
(平成21年度下半期)
決定した。
タツタから、いくつか質問があり、
即答出来なかったので、
ここで少し調べてみた。
まず賞の性格と言うか違いは?と質問された。
どこかのサイトからの引用だが・・・・
正式名称は、「芥川龍之介賞」、「直木三十五賞」というらしい。
菊池寛が、親しかった芥川龍之介、直木三十五の二人の故人の業績を讃えるため?
そして、新進作家にこの賞を与えることで、
文学の振興を図ろうとしたらしい。
昭和10年に始まり、
昭和19年に戦争のために中断されたものの、
昭和24年になって復活された。
毎年2回、受賞が行われ、権威のある文学賞として定着している。
芥川賞と直木賞の違いは作品のジャンル。
前者は純文学、後者は大衆文学に与えられる賞。
どちらも、すでに雑誌か単行本として出されている作品に対して与えられるらしい。
「受賞者なし」なんてあるの?と言う質問。
長い歴史ある賞なので、
全ての受賞者を記入出来ないので、
21世紀の受賞状況は以下の通り。
芥川賞は
125(2001E) 玄侑宗久 中陰の花
126(2001L) 長嶋有 猛スピードで母は
127(2002E) 吉田修一 パーク・ライフ
128(2002L) 大道珠貴 しょっぱいドライブ
129(2003E) 吉村萬壱 ハリガネムシ
130(2003L) 金原ひとみ 蛇にピアス
130(2003L) 綿矢りさ 蹴りたい背中
131(2004E) モブ・ノリオ 介護入門
132(2004L) 阿部和重 グランド・フィナーレ
133(2005E) 中村文則 土の中の子供
134(2005L) 絲山秋子 沖で待つ
135(2006E) 伊藤たかみ 八月の路上に捨てる
136(2006L) 青山七恵 ひとり日和
137(2007E) 諏訪哲史 アサッテの人
138(2007L) 川上未映子 乳と卵
139(2008E) 楊逸 時が滲む朝
140(2008L) 津村記久子 ポトスライムの舟
141(2009E) 磯崎憲一郎 終の住処
直木賞
125(2001E) 藤田宜永 愛の領分
126(2001L) 山本一力 あかね空
126(2001L) 唯川恵 肩ごしの恋人
127(2002E) 乙川優三郎 生きる
128(2002L) なし なし
129(2003E) 石田衣良 4TEEN フォーティーン
129(2003E) 村山由佳 星々の舟
130(2003L) 江國香織 号泣する準備はできていた
130(2003L) 京極夏彦 後巷説百物語
131(2004E) 奥田英朗 空中ブランコ
131(2004E) 熊谷達也 邂逅の森
132(2004L) 角田光代 対岸の彼女
133(2005E) 朱川湊人 花まんま
134(2005L) 東野圭吾 容疑者Xの献身
135(2006E) 三浦しをん まほろ駅前多田便利軒
135(2006E) 森絵都 風に舞いあがるビニールシート
136(2006L) なし なし
137(2007E) 松井今朝子 吉原手引草
138(2007L) 桜庭一樹 私の男
139(2008E) 井上荒野 切羽(きりは)へ
140(2008L) 天童荒太 悼む人
140(2008L) 山本兼一 利休にたずねよ
141(2009E) 北村薫 鷺と雪
過去にも何度か受賞者なしの回はあった。
個人的には直木賞受賞作は読む気がするが。
芥川賞は・・・・
まあ、たまにはじっくり本を読む余裕は欲しいなあ。