徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

お袋の様子 定例報告?1

2010-01-21 05:35:38 | 認知症
今朝は滅茶苦茶温かい。
起きてきてファンヒーターをつけると、
室温は21度。
暖房なんていらないじゃん。


さて、昨日はたまっていた仕事の一部をこなしていたら、
終了は19:30過ぎ。
バスで帰ったので、施設到着は20:45分頃だった。
敷地に入ると、コンコン?ドンドン?音がする。
お袋が食堂の窓?身長より大きい総ガラスの窓から外を覗いて、
叩いていた。

実は昼間管理者の方と話をした時、
帰りたい病がピークの時は、
ドアや窓をドンドン叩いているが、
叩き方はそんなに激しくないので、
許容範囲ですと聞いていたが。

映画「卒業」のラストシーン。
キャサリン・ロスが結婚式を挙げている時に、
ダスティン・ホフマンが強奪に来るシーン。
サイモン&ガーファンクルのサウンドオブサイレンスは
覚えている方も多いかもしれない。
ダスティン・ホフマンが確か、ガラスをたたいて彼女の名前を叫ぶ。
お袋は声こそ出さないがまさにそんな感じで、
窓ガラスをこぶしでたたいていた。
たたき続けていた。
さぞかし周りの方に迷惑だっただろう。
私の姿を認めると、玄関までやって来た。
廊下にはお出かけの時に持って出る黒いカバンと、
先日私が持って行った紙袋に何やら詰め込んで、
二つお出かけの準備万端で待っていたかのよう。
私が迎えにきたと思っているのか、
さあ、帰ろうと言い始めた。
私がソフトモードでお袋を部屋に連れていく。
「部屋?」
問う感じで渋々ついてくる。
相変わらず、現状認識が出来ていない。
当たり前だが。
私の家のそばに引っ越してきたんだよと言い聞かせることはこれで何度め?
それなのに、
そういうことならもっと早く行って欲しかったとまた詰られる。(なじられる)
会話の中でも攻撃モードと諦めモードと納得モードが混じり合っていく。
今日は本当にウロウロ。
トイレに何度も行く。
過去二日間、お袋が寝たすきに帰ったことを覚えているのか。
寝ようとしない。
今日はあんたはどこに帰るの?とか、私の家はここじゃない、とか。
ここがお袋の新しい家だよと言えば、
それじゃあ、今までの家には誰もいなくなっちゃうじゃない。
ひどい!とかブツブツ言っている。
そのうち諦めたのか?
疲れたのか、
ようやくお休みモードになるが、
ちょっとした気配ですぐ目を開ける。
暗くしたら、暗くしないでと言われた。
そのまま起きてくるかと思ったが、
そのまま寝てしまった。
これでようやく私も帰ることができそう。
しょうがないので、電気をつけて、テレビもつけたまま、
音は最低の1にして帰る。
もう10時間近だった。
今日の夜勤のヘルパーさんは初めて会う方?
皆様いい方ばかり。
本当にお手数掛けて申し訳ないが。
過去の様子を聞くと、
私が帰った後は、夜中に、トイレに起きたり、
何度か起きてきているようだ。
でも、それほど、手こずらせてはいないようで、
それだけは若干ほっとする。
管理者の方からは最初の1ヶ月が勝負と言われたが、
まだ3日目。
そんなすぐになれるはずもないことは解っていたが、
つい、結論を急ぐのは我々の悪い癖。
ゆっくり、じっくり。
もう少しお袋につきあう覚悟。
それにしても、もう少し早く寝てくれないかなあ。
ガンバレお袋。本当に近い施設を選んでよかったかもしれない。
帰ってくるとバス停から、歩いて20秒くらい?
50Mも離れていないところにあるこの施設。
もう少し、早い時期に連れてくれば良かったのか?
それとももっと訳が分からなくなってしまった方がよかったのか?
私の中でもこれだけ揺れるのだから、
当事者が不安に思い、
帰りたいと思うのも当たり前か。

どこまでもお付き合いするぞ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする