最近、街中が閑散と言う話を何回か書きましたが、帰りのバスもガラガラです。朝のバスは、混む日もあれば空いている日もある。この辺はやはりまん延防止等重点措置の影響でしょうか?
最近、お気に入りの作者が高田郁さん。
読み方はたかだかおるさん。
大学は私が落ちた中央大学法学部出身。
司法試験に落ちたあと、漫画原作者としてスタート。
その後、紆余曲折の末、作者デビュー。
私の中では、かなり格上げしつつある作者です。
そんな彼女が作中で良く取り上げるテーマと言うか、
大切なこととして読み取れることが、
謙虚さ、正直さ、直向きさ。
思いやりが、
優秀でも傲慢、天狗、非協調的な人間を
凌ぐことを訴えています。
もちろんもっともっと奥深いお話ですが、
前にも部活や試合やコーチのお話のなかで、
謙虚でない指導者に指導された選手が、
謙虚に出来るはずはないと書いたこともあるように、
今、世の中で一番欠けている気がします。
自分さえ良ければと言う身勝手で、
思いやり、協調性に欠ける人間がどれほど多いのか。
ものすごく悲しいです。
ただ、幸いなことに、
私の周りには比較的少なく、
最も私が避けているだけかもしれませんが。
居ない訳ではないので、
いかにも無視して、
あるいは見ないようにして、ストレスを回避するか。
大変です。
さて、今年の目標である年間読書150冊。
42冊目です(今年46日目)。
「あきない世傳金と銀 三 奔流編」 高田郁
勝手に評価10点満点中8点
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!
このシリーズ3冊目ですが、
ここまで主人公が輝く場面はまだまだ少ない展開。
先の展開も読めず、もやもやしています。