牛丼“値引き戦争”は、いつまで続くのか? 食材高止まりで低価格路線に限界も(東洋経済オンライン) - goo ニュース
この事例がまさに「トリクルダウン」が起きないことの証明となっている。
トリクルダウンとは,わかりやすくいえば「お金持ちがお金を使って,それが庶民に降りてくる」という,もはや大昔の理論である。
それでも,日銀はジャブジャブととめどもない金融緩和。金融緩和で経済がよくなるというのなら,日本はとっくによくなっている。しかし,このような「値引き競争=いつまでたっても終わらない不毛な闘い」は現実に続き,小売店業界の賃金は依然として低いままだ。
与党は経済第一という。それはわかったが,実態経済はよくなっているのか? 民主党のときが最悪だったのは本当に民主党だったから,なのか? 基本的人権を弄ぶ安倍に宰相を願うのは間違いではないのか? 資源のない国がどうやって資源大国と渡り合うのか,設計図はあるのか?
何も理想郷をつくれというのではない。負担は覚悟しよう。しかし,「先の見える」負担にしてほしい,そう思っている人が多いのではないだろうか?
とにかく,株価が上がってもトリクルダウン効果は起きていない。経済がますます二極化しているだけ。「みんなが豊かに」なんていうのは共産主義の妄想になってしまった。しかし,1980年台まではたしかに一億総中流だったはず。
身近なところでは,またガソリン値上げがくるだろう。つくづく,極悪燃費のクルマでなくてよかったと思う。壊れないクルマであることも。
さあ,参議院選挙。夏になったとき「実感できる経済の復活」があるかどうかで民意は動く。いまから投票が楽しみだ。