若者の離職率の高さは,バブル世代である僕らの頃から問題になっている。
そしてその度に若者の主張として,「いや,これが天職じゃないと思って...」というものがあるが,いまの僕からすれば,最低3年務めないで「あまちゃん」なことを言っているな,と受け止めるにすぎない。
僕も,5年ほど前に異動を経験した。その経過などはその折々に記したが,どんなに苦境に陥っても,自分のもっと辛かった時期を思い出せばなんとかなると思えてきた。事実,これからの苦難にもそう考えている。
本当に仕事が辛いというのは「人間関係」であろう。でも,僕は幸いに上司にも部下にも恵まれている方だろう。ブラック企業の話を聞いているとゾッとするが,それに比べればなんと「建設的議論」のある職場かと思うのだ。
僕は名目上管理職である。したがって残業代はない。ゆえに,繁忙期は間違いなく一般職の方が手取りがいい。悲しいが現実だ。しかし,金銭だけで仕事をしているのか?
ここで重要なのが「天職」の考えである。
僕の考える「天職」とは,周囲から認知されること。普段お世話になっている方に「ありがとう」といってもらえること。無理なお願いを聴いてもらえたこと。たったそれだけだ。それで何がご不満ですか,ということだ。
そんな,忘れがちな「人間関係」「他人からの評価」が,人間を成長させてくれるのだ。ズバリ指摘されても,それが積極的改善提案であれば僕は受け入れる。「批判」は受け付けるということだ。
偉そうなことを語ってしまったが,あまりにも若者の離職率理由がバブルの昔から変わらないので辟易しており,そのために書いた。
閑話休題。
宮崎駿が引退宣言。しかし,個人的にどうでもいいニュース。オラ,心,揺さぶられてないッス。梶原一騎先生よりも,矢口高雄先生よりも,僕に心の教育までしてくださった方はそうはいないッス。オラの原点ではナイ。