定価1100円というので買ってしまった。
『ドカベン』は,たぶんアニメからの影響が先である。
水曜日19時から放映されていたようなボンヤリ記憶と,家族揃ってみることができた「野球漫画の金字塔」でもある。
「山田」という名字の人がいれば,「お父さんかお兄さんは,太郎さんでは...ないよね」という下らない質問をしたことがある,当時の少年・少女は多かっただろう。
声優陣でいえば,里中が神谷明だったはず。岩鬼は玄田哲章だったかな 土井垣が森功至,そして「ドブスチビ」と呼ばれていた(21世紀のいまなら絶対に他のコトバになる)さち子は松島みのり,だったろう(wikiであえて調べていないです)。
名優揃いだったせいもあるのだろうが,とにかくストーリー展開に心が高ぶったもの。そのうち,姉が単行本を買いだして,やはり単行本の方が実によくて,「水島新司,すげえ」と唸ったもの。
いろいろなキャラクターが居たが,カッコヨサでいえば,やはり不知火守(しらぬい・まもる)である。
ハエボールが印象的だった。
剛球でいえば横浜学院の土門,クリーンハイスクールの影丸など,とにかく「絶対に高校生じゃない」キャラばかりだったが,やはり面白かった。
『ドカベン』本体は,武蔵坊弁慶...じゃない,武蔵坊数馬の居る弁慶高校に敗れて以降,まったく読んでいない。『大甲子園』も読んでいない。それは,買ったら最後「全巻揃えたくなる」からである。
事実『プロ野球編』が始まったときに買いだしたら,危なくなった,本棚が。水原勇気がでてくる「なんとか編」も気になって購入してしまったほどで,どこで止めるかと悩んだものだ。
それにしても,みな高校生なのに自立している。星飛雄馬なんてしょっちゅう「とうちゃん,ねえちゃん」だったし,番場蛮だって(アニメだと)「おかあーちゃあーん」なんてセリフがある。富山敬のアドリブかもしれないが。
自分が高校生になって,さらに大学生になったとき「自立していない」と気づいたもの。少なくとも,自分で稼げるようにならないと自立とはいえないと考えていたし。
続編がまた発売されるので,続編のムックは購入と決めて買いますが,何か問題でも