この記事がUPされるころにはこのような風景はなくなっている。それが桜の美学。
新元号・令和が公表され,万葉集が売れているらしい。それはそれでよいのだが,一部のアンケートで「好きなのは梅ではなく桜」という結果を見たことがある。
梅はこのように川面に垂れ下がるような咲き方をしないが,寒さに「耐え忍ぶ美しさ」を持っていると感じている。
そう,「梅はこれから」「桜はいま」が春なのだと教えてくれるのだ。
2019年もはや3ヶ月以上が経過した。元旦を迎えたとき「今年ももう5月まではフルパワーだな...」なんて思っていたら,案の定である。
来年「令和」になったとき,同じ風景がここにあると思ってはいけない。
こうした枯木はケムシも多く,正直いえば気分のよいものではない。実際,切り取られた桜がメトロリバー周囲でも近所にもたくさんある。
万物流転。
来年もまたでなく,来年こそはまた,の気持ちであっというまの春を楽しもう。