朝ドラ再放送がまたまた名作。もちろんBSでしか再放送していないし,朝は7時15分から放送なので,僕はいつも朝5時50分起床で間に合わせている(6時30から毎日のラジオ体操もあり)。
このドラマが放送されたとき,なにより野村萬斎という役者の凄さを知った。僕が「キザな役者好き」であることは何度も語ってきたが,やはりよい
このおかげで,狂言師という仕事に注目が集まったっけ。
主演の田中美里も,なんというか明るくていい。ああ,天真爛漫という感じ。朝ドラにふさわしいと,いまさらに評価である。
大正時代に「進歩的な考え方」がされていたことが興味深い。調べると1997年の放送だったが(実に24年前),その当時でも画期的に思えた部分がある。
僕の女優好き,それも年を召された方に憧れるのは子供の頃からのビョーキだと自覚しているが,星由里子演ずるエイスケの母もまた,美しくすばらしい。
ドラマだからドラマチックなのはわかっているが,やっぱりドラマなんだから演出は重要
このとき,田中美里さんは20歳だとか。最近,なにかのドラマで見たら「もしかして,田中さん」と気がついた。本放送当時は若くて気にならなかったのに,40歳を過ぎた辺りから女優としての深みを感じるのである...。
そんなわけで,本放送の『おかえりモネ』が惰性になっている。いや,演技している方々にも何も問題がないのだろうけど,再放送が本放送をくってしまう,というパターンのような気がする。
それにしてもBSである。BS放送が始まった初年度から契約開始したもの。当時はNHKとWOWWOWぐらいしか放送局がなかったが,いまやどの放送局でもサブチャンネルとして用意されている。おかげで,野球中継でもなんでも,たいていのことはTVで確認できる。
え,TVもラジオもないって そうなんだよな。若い世代はないんだよな。スマホでなんでも解決しているらしい。
でもなあ。ネットの話題なんて量が少ないし,すでに自分が選択している時点で,ものの見方は限定的になると思いますよ。