オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【3代目のSTEEZ-SV-TW】中古なのでさっそくオーバーホール。他の機種は全部資金原資に。

2021年07月04日 00時00分00秒 | オズマのバスタックル


中古美品をそれなりの価格で発見。もうSTEEZしかないんだ。

 ダイワのSV機種については,SS-SVに始まり何台使ったのだろう SS-SV(たぶん5台ぐらい購入),ALPHAS-SV,ALPHAS-AIR(1回でサヨウナラ),TATULA-SV,ZILION-SV(2台),ALPHAS-CTSV(2台)とわかる記憶だけでも6機種ある(台数に至っては延べ12台か)。

 僕がメトロリバーにデビューしたのが2016年。そのときにSTEEZ-SV-TWは発売されていたが,新品はありえない価格だった。税込みで58000円近い。なにより,高級機種過ぎて手が出なかった。

 だが,数年すると中古品がすこしずつこなれてきた。僕の理想は30000円台前半で,運良く6.3モデルは購入できたが,やっぱり人気機種なので,フリマでもベリーでもなかなかいいものは見つからない。

 今回は,頑張って7.1モデルを探して37800円。これに,なんとポイント還元で事実上35000円。これを買ってみた。

 買ったら当然まずはOHするしかない。安物ではないし,なにより長く使いたいからね。


ギア部門のトレイ。


ハンドル部門のトレイ。

 そう,今回はトレイを3枚に分けて作業にあたった。これが実にやりやすい なんでもっと早くしなかったんだろうと思う。

 STEEZは気密度が高い(=精度が高い)のか,めったなことでギアからのグリス蒸発はない。

 ジュラルミンギアでありながら07メタマグのような深刻な状況にならない。もちろん普段のメンテナンスも効いているが,「オズマの考える耐久仕様」として,グリスを使い分けているのがよいのか,先に購入した2台など,スプールベアリングさえも普通にオイルをさして2年以上使えている。

 これが,20TATULA-SV-TWだと顕著に差が出る。ああ,高級品と廉価版はこんなに違うのかと感じる。釣果に影響はないレベルだが,やはりフラッグシップのSTEEZである


グリスが蒸発してましたが,きれいな中身。これは安全だ。

 元々,新品でもグリスアップしない箇所である。だからどうでもよいのだが,それでもこれだけ綺麗ということは間違いなく「よい中古」を買ったのだろう。


ベアリングは3個,グリス圧入する。ABU純正の粘度が効く。


圧入するとこんな感じ。ガッツリ効くのだ。

 グリス圧入は,マスターギア支持部とピニオンギア支持部(実は同じサイズ),そしてメカニカルブレーキ支持部(ダイワではそう呼ばないが,便宜上の話)の3個だ。

 要するに,ダイワのベイトで「シュルシュル音がする」のは,ほぼこの3箇所のベアリング不良と見抜くのに,10回はSS-SVをOHしたっけ...)。今回はもちろん不良ではないが,不良にならないようにOHしておくのだ。


途中でクラッチバネが飛んだ(お約束)けど1台目は90分で整備完了。バッチリ塩水対策してあるぞ

 塩水対策には,とにかく「隙間」にグリスを塗るとか,グリスも粘度の高いものを使うことにしている。

 オススメは,ずばりABU純正グリスである。もちろん,プロに教わったのだけど。


頑張って既存2台もOHした。3台でトータル4時間かかったがこれでまた一年使えるぞ

 もうこれでベイトリールの悩みは解消した。SVブーストスプールは気になったが,STEEZに不満がないので購入見送りだ

 なによりガンメタのカラーが16STEEZ-SV-TWの長所。シマノのZODIASと,なぜかバッチリの組合せである

 それにしても,ハンドルノブは変わらずメガバスハイパーコルクノブがよい。よいタイミングでリールとともに購入できたね

【OHにあたっての重要事項】

  1. 道具の用意。初期投資は覚悟する。しかし,自分でできれば「もとがとれる」という気持ちも重要。3台業者に出したらだいたい1万5000円,自分でやれば時間だけが必要だ。
  2. ドライバーは精度のよいものを用意。とくにピンセットは重要なもの。
  3. トレイ・ペーパータオルなどは100均で十分。綿棒は大量に使うのであらかじめ100本ぐらい用意。今回でも20本ぐらい使った。
  4. 慣れないうちは,事前に動画で確認するのもあり。ただし,展開図も用意しておく。
  5. ギア歯面へのグリス塗りつけは「スルッ」という感覚。盛りすぎても少なくても効果なし。
  6. ベアリングは,「回転系」にはCRC-666で洗浄してから注油。「支持系」は洗浄後にグリス圧入(圧入機がなければ下手に洗浄しないこと)。
  7. グリスは純正が基本。ダイワならダイワ,シマノならシマノ。ただし,ABU純正は安価でお買い得。
  8. トルクスネジ(21ZILIONなど)になっている機種は相当に注意が必要。
  9. 途中で分解写真や動画をとっておくのもオススメ。
  10. 外すときはゆっくりと順序よく並べる。組み立てはその逆だ。
  11. ネジは強く締め込まない。そのため,ネジ山にグリスをほんのわずか盛る。すると,すんなり回るし防水効果も期待できる。
  12. 手も作業机も油でベタベタになるので,手洗い・作業机の準備も。

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