知花昌一さんの黙認地にある楚辺通信所 ・ 通称 「 象のオリ 」 が見える
座喜味グスクから東シナ海を望む
いまテレビで 「 日本のお城総選挙 」 が放送されているが、
ボクの中では、1位が沖縄県読谷村の座喜味グスクで、
第2位がうるま市の安慶名グスク。
そして3位が南城市の斎場御嶽の寄満にあるナーワンダーグスクである。
座喜味グスクは、ボクをグスク巡りのトリコにさせた城でもある。
座喜味城は、琉球の名築城家として知られている護佐丸が、
1416年~1422年に北山監守として今帰仁城にいた時期に築いた城で、
1440年に首里王府の命で中城に移るまでの18年間をここで過している。
その護佐丸が当時治めていた喜界島、沖永良部島、与論島などから人を集め、
城を築かせたといわれている。
石垣については、かつての居城であった山田城の石垣を壊して再利用したとされるが、
防御の面から考えた場合、井戸が無いことなどから城の構造などには疑問が残る。
また沖縄では珍しく、他の城が石灰岩台地上に建てられているのに比べ、
唯一の赤土台地上に建てられた城でもある。
また、城門のアーチにはクサビ石が使われており、
これは他のグスクでは見られないことから、
もっとも古いアーチ門だと言われている。