ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

国宝 三井寺展

2008-11-30 23:42:10 | 仏像
今日は大阪市立美術館で開催中の『国宝 三井寺展』に行ってきました。

混んでるのは嫌なので遅い時間に行ったのですが、内容が濃くて駆け足での拝観になってしまい、混んでてもいいからもっと早い時間に行けば良かったと後悔!こんなに盛りだくさんで面白いとは思っていなかったです><



目当てだった『新羅明神像』『智証大師像』『黄不動』はもとより、その他の仏像や書も一級品でした!



遂に追い出された・・・美術館の外はいつの間にか夜になっています!
仕方が無いので、家に帰って図録でお茶を濁しましょう・・・



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飛鳥寺

2008-10-07 22:38:16 | 仏像
丹生川上神社から明日香村へ!

まだ時間がありそうなので、飛鳥寺に寄りました。



拝観料を支払い、お堂の中に入ると日本最古の大仏といわれる飛鳥大仏がありました。



飛鳥寺では「写真を撮ってもいいよ!」と最初に言われるので撮りまくろうと思っていたのですが、お寺の人が色々と説明してくれるのを聴かないのは失礼と思い、結局あんまり撮る事が出来ませんでした・・・

橘寺の方向を向いているので少し横を向いていると言われてましたが本当かなぁ~?もしそうなら、なんでお堂自体をその方向に向けていないのでしょう・・・

飛鳥寺の隣には蘇我入鹿の首塚といわれている五輪塔があります。



田んぼの向こう側にある丘が蘇我氏の邸宅があったとされる甘樫丘です。大化の改新(今は乙巳の変というそうだ)で斬られた入鹿の首が飛鳥板蓋宮から此処まで飛んできたとの伝説があります。もっとも五輪塔が造られるようになったのは平安時代の後期とされているので本当に入鹿の首が此処にあるとは思えません・・・


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仲源寺

2008-08-13 17:37:19 | 仏像
六道珍皇寺から千本ゑんま堂へ向かおうと思っていたのですが、まだ余りにも外が明るいので、ちょっと寄り道することにしました。

行った先は八坂神社前の四条通にある仲源寺です。ここには大きな千手観音像があるというので一度行ってみたいと思っていたのですが、人通りの多い街中にあり、車では近寄りたくない所なので今まで行かなかったのですが、スクーターだし、ちょっと寄り道するぐらいならと思い今回初めて行ってみることにしました。



門前は四条通なので本当に人通りが多く、この写真は一瞬の隙を突いたものです!

人は多いのですが、ここに重文指定の仏像があることを知らないのか?あたりまえだからなのか?ほとんどの人は素通り・・・私がカメラを向けているのを見て、初めて何かあるのか覗き込む人がいる程度でした。



境内は門からでも、すべてが見渡せるほど小さい・・・

入ると右手にガラス張りのお堂があります。ガラスが光って中を見難いのですが、中には大きな千手観音坐像がありました。
ガラスであまりに見難いので写真すらまともに撮れませんでした・・・

門から入って正面には、これも大きな地蔵様がありました。



これもガラス張りで醜いのですが、すごく綺麗な地蔵坐像です。

目疾地蔵と呼ばれていて目の病気に御利益があると言うことで私もお参りしておきました。
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国宝 法隆寺金堂展

2008-07-29 22:17:54 | 仏像
白毫寺を出た時はもうすぐにでも奈良国立博物館に向かわなければならない時間になっていました。念のためというか微かな望みを持って駅の案内所で時間延長が無いか聞いてみたのですが、この日の閉場時間は通常通り!と確認が取れていたので遅くとも四時半には入場していなければならなかったのです。

白毫寺から国立博物館へ向かう途中には新薬師寺や写真美術館があるのですが華麗に?スルー!


↑新薬師寺

新薬師寺まで来ると観光客の人も沢山歩いています!


↑写真美術館

写真美術館は恥ずかしながら未見なのでいつかは見てみたい所です。

もう少し進むとまたも見逃した頭塔があります。まだ陽が高いので場所によってはハッキリと見えますけどね・・・


↑頭塔



やっとの思いで奈良国立博物館に到着!
入場すると閉場間際なのにかなりの人で賑わっていました。もっとゆっくり見れると思っていたのに予想はずれ・・・でも出展数は少ないものの内容は流石でした!
金堂壁画があの近さで見れるとは思っていなかったので、係りの人に本当に本物なのか聞いてしまいました!
見に行った人なら解ると思うのですが、焼け残りの二枚の飛天の図が入ってすぐの目の前にライトに照らされてまるで写真の様に展示してあった(見た限りガラスも無かった)のですから無理も無いと思うのです。多くの人は大きな復元された壁画の方に興味を持たれたみたいですが、国宝好きとしては飛天の図の方が重要!もう二度とこんな近くで見ることは出来ないでしょう・・・
うわさの最古の四天王像は確かに素晴らし過ぎる!薄暗い金堂の中に千年以上も居られただけの事はあります。それに法隆寺の不思議として夢殿の救世観音像の光背が後頭部に釘で打ち付けてある事に疑問を持つ説があるのですが、この四天王像を見れば一目瞭然!妖しい事ではなく、この像が造られた頃には光背を後頭部に釘で打ち付けるのが普通だったことが明らかに解りました!

法隆寺金堂の展示以外は通常の展示とほぼ一緒だったのですが、信貴山縁起絵巻の展示で、すぐ前のカップルが先に進まない!!完全に自分たちの世界に入っているので後ろの人の視線もお構いなし!困ったもんである!別の展示ならいざ知らず!これは絵巻物なので端から見ていかないと意味が良く解らないではないか!つい「動かん奴らやのぉ~!」と嫌味が出てしまった!これが未見の絵巻だったらもっと怒りが爆発していたかもしれません!ww



博物館の外では暑さに参って座っている鹿に写真を撮ろうとする人が集まっていました。

私がカメラを向けると「お前もか!サッサと撮って早く行け!」との声が・・・



うっ!でもお前!そんなに目が離れていては真ん前は見えないやろ?・・・

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葛井寺

2008-05-24 22:25:11 | 仏像
先週の日曜日は18日ということで観音様の縁日と休日が重なる数少ない日でした。
そこで西国三十三ヶ所第五番の葛井寺に、ずっと前から見たかった国宝の千手観音像を見に行ってきました。

同じ大阪と言っても離れているので、今回は車で高速を使っての参拝にしました。

駅近くの駐車場に停めて商店街を歩いて行くと、アーケードを抜けた所が西門にあたる重文指定の四脚門です。


↑四脚門



大阪では珍しく戦国時代の兵火を逃れたらしいが、地震などによって、それ以前に倒壊していて、四脚門が一番古い建造物になっている。

西門から入ったので、そのまま本堂に行く事にしました。


↑本堂も重文指定を受けている。

取り敢えず参拝を済ました後で、本尊の千手観音像を拝みに本堂に入ります。拝観料を支払い、厨子の前に進むと国宝の千手観音坐像が開いた扉の奥におられました。見たかったんですよねぇ~大阪だから何時でも行けると思い、行かず終いだったのですが、やっと、お会いすることが出来ました。

いやぁ~写真で見て想像していたものよりも大きいし、なんとも言えない表情をしておられました!当時の最高の技術を駆使して造った仏像なんだということが解るような気がします。

ちょっと気になったのは安土桃山時代に描かれた境内図には、本尊に光背が付いていることです。千手を光背の様にした形から当初から光背が無かったものと思っていたのですが、そうでもないらしい・・・

本堂を出て、境内をウロウロ・・・

すると阿弥陀二十五菩薩堂というのがある!京都の即成院にあった二十五菩薩像が、ここにもありました。江戸時代のものですが、ここのは立像なので、なかなか見応えがありました。


↑これはアリ!?



南側には立派な楼門があり仁王様がおられたのですが・・・



この眼はいかん!ww

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同聚院

2008-05-11 21:48:23 | 仏像
戒光寺から、別の大きな仏像を見に、少し南に下って、東福寺の塔頭の同聚院へ・・・

東福寺に行っても、同聚院に行く人は少ない・・・さっきの戒光寺といい、塔頭って観光客が少ないので、知っていないと入りづらい雰囲気を持っている。なんだか無断で入ったら怒られるんじゃないかと思ってしまいそうだ・・・でも本当は来訪者を歓迎してくれる所の方が多く、貴重な仏像も普通に見せてくれる所もあります。



同聚院に来たのは大きな不動明王坐像を見るためです。







さすがに遠くから見ても大きい!形も見るからに平安時代らしい感じです。

この日、私は入りませんでしたが、頼めば内陣にも入らせてくれます。
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戒光寺

2008-05-10 22:48:09 | 仏像
出雲の余韻が覚めぬまま、GWの後半戦には京都に行ってきました。

目的地は岩清水八幡宮!でも、直行するつもりが、あまりに天気が良かったので、もう少し遠出することに・・・大きな仏像が見たくて着いたのは泉涌寺塔頭の戒光寺です。



ここには運慶・湛慶の親子の作と言われる丈六の釈迦如来像があります。
後水尾天皇の身代わりになり、その時の血の跡が首に付いていて、身代わり釈迦如来とも呼ばれます。





さすがに良いですよ!釈迦如来立像!今は、窮屈そうな所に押し込められていますが、その大きさといい、持っている雰囲気といい、さすが運慶!すばらしい!

首のところの血は肉眼では、付いているのははっきり見えますが、本当に血なのかどうかはわかりません・・・

戒光寺には新撰組隊士の墓もあるそうなので探してみたのですが、どこだかちょっと判りませんでした。調べてみると今は関係者以外立ち入り禁止になっているそうなので、門が閉まっていたのかも知れません・・・
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引接寺(千本ゑんま堂)

2007-08-14 00:20:49 | 仏像
ブレブレ写真ですみません!
千本ゑんま堂こと引接寺です。

銭湯でさっぱりしたあと、灯りが点いているので行ってみると「お精霊迎え」をやっていた。要は先祖の霊の「お迎え」である。引接寺は小野篁の開基といわれているお寺で、いつか行ってみようと思っていたお寺である。こんな時間に拝観できるとはありがたい!



本堂では笛と太鼓の演奏中だった。奥で大きな閻魔像が、こっちを睨んでいる。




本堂の横では水塔婆というのを流していたが、これはどういう意味があるのだろう?・・・忙しそうなので聞けなかった・・・

この時間の参拝客は、地元の檀家さんばかりのようで、私の様な観光客は見受けられない。境内に入るのに今は門もなく、そのぶん地域に根付いている様である。

引接寺を出たあと、まだ行ったことのなかった東寺の観智院のライトアップをしているのを思い出して、この機会に行ってみることにした。



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清涼寺

2007-05-06 10:47:04 | 仏像
清滝の駐車場を出た時は、そのまま家路に着こうと思っていたのですが、清涼寺の駐車場のPの文字が見えた時にはウィンカーを点けていました!

↓清涼寺仁王門


この清涼寺には国宝の建造物は無いものの、有名な国宝の釈迦如来像があります。三国伝来のお釈迦様で像内に五臓六腑を模ったものが納入されています。秘仏なんですが、この日は霊宝館と合わせて公開中でした。

すぐにでも見たいところですが、流行る気持ちを抑えてまずは鎮守社です・・・

↓清涼寺鎮守社


清涼寺もやはり鎮守社は愛宕大権現でした。


↓清涼寺経蔵


ここの経蔵なんですが、百円で中の輪蔵を廻させてくれるんです。面白がって廻していたのは私一人でしたが・・・

もったいぶるのもこの位にしておいて、本堂へ参りました。

↓清涼寺本堂


中に入って驚きました!本尊なので公開といってもほとんど見えないんだろうなぁなんて勝手に想像していたのですが、思いのほかよく見えます。参拝客も少なくて、まん前に陣取って拝むことが出来ました。う~ん!当たり前なんですが、DVD等で見たまんまでした!

本堂内を拝観して初めて解かったのですが、ここは徳川家と縁が深いようです。仏像以外の宝物もなかなかのものでした。

本堂裏にはこんな綺麗なお堂や庭園等がありました。

↓清涼寺弁天堂



次は霊宝館に向いました。

↓っと!霊宝館に行く前に阿弥陀堂がありました。


そもそも清涼寺は光源氏のモデルといわれる源融の別荘があった場所に建てられたお堂(棲霞寺)が始まりだそうです。その最初のお堂がこの阿弥陀堂だそうなんですが、建物自体は当時のものではなく何代目かの再建だそうです。


霊宝館には源融をモデルにしたと言われる国宝の阿弥陀三尊像などが収められています。平安時代の仏像の宝庫でした!


↓豊臣秀頼の首塚


近年、大阪城から発掘された秀頼のものと思われる首を収めたそうです。


このあと、有栖川ちかくのスーパー銭湯でゆっくりして家路に着きました。
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愛宕神社~月輪寺2

2007-05-05 22:09:36 | 仏像
月輪寺編

愛宕神社の鳥居を手前辺りに右に入る道があります。この道が月輪寺への道みたいです。

↓道標


少し歩くと次の分岐点です。



右に行くと月輪寺、左に行くと三角点らしい?です。登る前は三角点の景色が良いらしいのでそこまで行こうと思っていたのですが、この道案内には三角点って書いて無いのです!たぶん左に行くと三角点に行けるんだろうなぁと思いつつも間違ってたら嫌なので素直に月輪寺に降りることにしました。帰ってから調べると三角点に行くにはここを左で合っていたみたいです。ちょっと後悔・・・

月輪寺への道は細くてなかなか険しい道なので月輪寺方面から登るのは大変そうです。

↓先ほどの分岐点からすぐの所


この辺りの景色が私が歩いた道程では一番良かった!


細い道を滑らないように気をつけながら降りていくと月輪寺までは体力要らずで着きます!




愛宕神社は本当に水がありません!本殿裏に水がめを作って雨水を貯めているくらいで・・・自販機があるものの通常150円のペットボトルが300円もします!でも月輪寺には本当においしい水があります。

↓龍奇水


持っていたペットボトルにも水を詰めたのですが、ここから先は下りの道ばかりで必要ありませんでした・・・

↓月輪寺本堂


↓月輪寺三祖師堂

手前に写っている桜がしぐれ桜といって葉先からしずくが垂れ続けるのだそうです。

↓月輪寺愛宕権現堂

左に写っているのは天然記念物の石楠花の花です。

↓月輪寺宝物館


月輪寺の拝観は要予約となっていましたが、この日は団体の先客もおられて宝物館にも入ることが出来ました。宝物館は新しくなったばかりらしくて、場違いなほど綺麗です!尼僧さんの話では建て替えるのにかなり苦労したそうで、借金の光背が出来たそうです・・・ここの尼僧さん、なかなかの話し好き?親切に細かく説明してくださりました。宝物館の中にはたくさんの重文の仏像が納められています。ここの空也上人像は口から出る南無阿弥陀仏を現した小さな像が二本に別れて出ています。よく教科書に載っている一本で出ているのは六波羅蜜寺の像です。

細くて険しい道を降りていくと、やがて水の音が聞こえてきます。

水音が聞こえてきたら、月輪寺登山口まではすぐでした。

↓月輪寺登山口


ここまでは車で入れるので、ここから登り始める方もいるみたいです。ここからの方が時間的に早く月輪寺に着きますが、体力に自信のない方にはお勧めしません・・・

同じ場所で空也滝の道標を見つけてしまいました・・・見つけたからには行かなければならないでしょう・・・



行ってみたんですが、これがなかなか寂しい道でした。渓流沿いの舗装された道を進むのですが、誰もいないので本当にこの道であっているのか不安になりました。

それでも10分ほど歩くと鳥居がありました。



鳥居をくぐり、民家の間を抜けていくとやっとありました。

↓空也滝


なかなか雰囲気のある滝で驚きました。

↓役行者


鳥居や石灯籠に仏像となかなか賑やかです。

月輪寺から空也滝に直接下りるルートがあったらしいですが、道が悪いみたいで今は使われていないみたいです。

空也滝から月輪寺登り口まで来た道を戻ります。そこから先はアスファルトで舗装された道路をひたすら清滝を目指して歩くだけです。途中で何組かのグループとすれ違い、彼等はこれからあの道を登るのかなぁ?なんて想像しながらテクテク進みました。

↓途中、高雄との別れ、ここまでくればあと少し!


駐車場に着いたら3時半になっていました。

ボロボロになってしまったのに、終わってみれば、次はどこに挑戦しようか?と考えている自分が怖いです・・・


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