ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

長保寺大門

2008-08-16 22:00:03 | 国宝の建築
お盆に入って、今年はどこに行こうかと悩んだ末に沢山の国宝があるにもかかわらずに、なかなか行けていない和歌山を攻めることにしました。大阪のお隣さんでありながらも北部に住む私にとっては結構離れていて、時間も交通費もかかるので奈良や京都に比べると、どうしても行く機会が少ないので、気合を入れて廻ってみます。

と言った先から、午前中はオリンピックを見ていたので家を出たのは昼過ぎでした。まぁ、午前中に家を出ても和歌山方面は帰省や行楽の車で大渋滞だったかもしれないので良いしょう!

高速を運転中にまたも地図を持ってくるのを忘れたことに気づき、予定では下津ICで降りるつもりの高速を海南東ICで降りました。高速を降りて向かった先は海南市役所!市役所に行けば観光案内の地図などが手に入ると思ったのです。市役所の案内所に行ってみると思った通り!私にピッタリの観光パンフレットが手に入りました!

無料でパンフレットが手に入るんだから、困った時は市役所に行きましょうww

地図を見ながら行ったのは長保寺です!長保寺は徳川御三家の一つ紀州藩の菩提寺で、大門、本堂に多宝塔が国宝に指定されているというすごいお寺です。門、堂、塔の三点が国宝なのは法隆寺の他にはココだけ!東寺は蓮華門が・・・

国道から外れて山の方に綺麗に整備された道路を進んで行くと駐車場がありました。


↑国宝!長保寺大門!

ありゃりゃ!桜の木が邪魔をしていて全体像が見えません!桜の時期なら綺麗なのかもしれませんが、真夏のこの時期は葉っぱが・・・

裏側からは綺麗に全体が拝めました!






徳川家ということで、桃山時代の影響を受けた派手派手の彫刻のある建造物を勝手に想像していたのですが、意外に普通で、おかしいなぁ・・・と思っていたら、それもそのはずで室町時代初期の建築なのでした。



仁王様は鎌倉時代の慶派の作品だそうです。かなり痛んでいて迫力も半減・・・

それにしても長保寺大門はさすがに国宝だけあってなかなかの楼門でした。ほんの少しだけ桃山風の彫刻があるのですが、これは後補なのですかねぇ・・・
コメント
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