今日のpeko地方、朝からずっと日差しはあっったのですが、相変わらず冷たい空気で、風も強く寒い一日でした。
さて、先日の土曜日は「難波」の「NGK」へ、そして昨日の日曜日は「和歌山市民会館」へ、今日も午前中は主人の歯科通院の送迎と、連チャンで出かけていて、家の中は片付かないままの状態(いつものことだ~っと、どこからか聞こえてきそうですね~)のまままた一日が過ぎていこうとしています
昨日の「観劇」は有名女優さん「栗原小巻・樫山文枝さん」の共演ということで楽しみにしていた例会でした。
栗原さん演じる「スコットランド女王 メアリー」は関わった人々をその魅力で惹きつけ翻弄されるという数奇な運命を生きた女性です。粗暴な夫を殺害し・・、樫山さん演じる「イングランド女王 エリザベス」のもとへ逃れたものの其処で「幽閉」され19年の歳月が流れています。
メアリーがエリザベス暗殺の陰謀に関与したとして議会の意思で裁判が行われ、「死刑」の判決が下されます。従姉妹でもあるエリザベスは死刑執行の署名を拒否しますが・・・王位をめぐる宿敵でもあり・・
今回の舞台は、この死刑判決が下されてからのメアリーと、エリザベスの女性としての、人間としての、女王としての全生涯をかけた二人の熱情と対決で、メアリーが生きた44年のうちの処刑されるまでの僅か3日間をピックアップされたものでした。
栗原さんは舞台冒頭から膨大な台詞で、王位と生命を賭けた凄まじい応酬を繰り広げます。樫山さんは女王としての誇り、愛憎悲しみを描いた悲劇に挑戦され、見ごたえがありました。
メアリーの息子を後継者に選んだことはエリザベスの最後の功績とされています。後年ジェームズが「イングランド」と「スコットランド」を統一、メアリーの血筋は現在のイギリス王家にまで引き継がれていくのです。
シラー原作の古典劇、今回の近畿公演が初演だそうで、読む機会も持てなかった女王達の運命を、3時間近い今回の例会で皆さんの演技に感動しながら見ることができて、ほんとによかったです~