早いもので5月も最終日、明日からもう6月ですね~~。昨日は何をして何を食べたかも思いだすこともないまま、あっというまに日々が過ぎて行ってしまいます。
さて、先週初めの朝日夕刊に「300年前のグーグルアース」という記事が載ってまして、何気に読んでましたら、とても興味深い記事だったのでちょっとUPしますね。(読まれた方もご存じだった方もお付き合いくださいませ)
今やクリックすれば自分のいる場所にもズームイン出来る時代ですが、300年前に「グーグルアース」のような視点で地図を描いた人がおられたという記事が載ってまして、その「森 幸保」というオタク(そう書かれてました、おそらく趣味だと・・)が、あの「伊能忠敬」よりも半世紀程も早く生まれ、御所にも出入りを許された「香具屋」を継ぎながらも、30代で隠居、50才のころから約10年間に描いた地図が400枚以上もあるということなのです。
経緯度線が入った初めての日本地図とされる↑写真上の「日本分図」、左下は宇宙全体の姿を示した「天文之図」、右下のズームアップされた「城池天府京師地図」では、洛中(現在の東山区付近)を詳細に描かれているそうです。
「伊能忠敬」は地球の大きさを知りたくて実際に測量したが、日本の位置を「宇宙」の視点からとらえて、自分が住む空間、世界を視覚的、体系的に表現することを試みたようだと書かれています。
空間をあらわす平面上に「時間」という座標軸を採りいれたという特徴ある地図、特に京都の地図では自分が生きた時代だけではなく平安時代や中世の京都も描かれて、重ね合わせれば街の移り変わりもわかるとか。
この「京の地図学者 森 幸保の世界展」は「京都アスニー」で一回目が開催中なんですが、全12回、2カ月ごとにテーマを変えて2年間かけて紹介されるそうです。(無料 火曜休み)
偶然「京都アスニー」が次男の学生マンションの直ぐ傍なんです。で、テーマが変わるとたぶん展示物も変わっていくのでは?と会場で聞いてほしいと下見を頼んでいるんですが、まだ行ってないのか、返事がありません。
いずれにしても一回目はきっとこの写真のものが展示されるだろうと思うので、なんとか都合を付けて20日までに行かないと・・・・と思っています。