4月22日~久々の旅行をしてまいりました。
何ヶ月か前、新聞の「宿泊招待」に応募して、外れの何名かに届く「優待券」を頂きまして、使うなら4月中ということで、急遽私の姉夫婦と行くことにしました。
宿泊先は、「伊良湖ビューホテル」です。
OL時代に友人と行った此処「伊良湖」の「恋路が浜」で見た「五色だった海の色」(今はもう無理かな?)をもう一度見てみたいと思い決行しました。
その、「恋路が浜編」は次回にでもUPします。
姉夫婦(犬山市在住)がで合流する「名古屋駅」まで4時間あまりのの旅です。
名古屋では、何年か前に新聞記事「愛の旅人(桃介と貞奴)」で読んで、行けたらいいなと思っていた、「二葉館(旧川上貞奴邸)」に案内してもらいました。
「名古屋城」から「徳川園」にいたる「文化のみち」は、明治から昭和の初め近代産業の担い手となる起業家、宗教家、ジャーナリスト等が去来し、交流する舞台となった地域です。
文化のみちエリアの北端にあたる東区東二葉町に、「日本の女優第一号」と名をはせた「川上貞奴」が、引退後(大正9年頃から)電力王と呼ばれた「福沢桃介」と共に暮らしていた、約2000坪の敷地に建つ和洋折衷の建物が、斬新さと豪華さから「二葉御殿」と呼ばれていて、政財界人や文化人のサロンになっていたそうです。
平成17年早春この「館」が此処(おなじ東区です)に移築、復元され文化のみちの拠点施設となっています。
さてさて、前出の電力王「福沢桃介」(明治20年諭吉に見込まれ養子入り)さんなのですが、この方あの「福沢諭吉」の次女「房さん」と結婚されてます。
日本初のダム式水力発電所を完成させた方です。
貞奴さん(才女、美貌で、諸芸に優れ、伊藤博文等の元勲のひいきをうけてます)は桃介さんの人格に心酔されてたようで、夫であるオッぺケペー節で有名な川上音二郎さんの没後、尊敬の念から大井ダム建設に協力されたそうです。事業パートナーになられたんですね(それだけ)
では、その「館」のステンドグラスや、展示物をご紹介します。
玄関横のステンド・・を外側からと、中に入って撮ったものです。
玄関横の「大広間」(旧大広間)のステンド・・(右は階段踊り場から撮ってます)
一階展示室1(旧食堂)の「貞奴」の女優時代の展示品と、アルプスが描かれてる「ステンド・・」窓。半円形です。
一階展示室2(旧婦人室)の当時の調度品が展示されてます。
展示室3(旧茶の間)にも貞奴愛用の品等生活の様子も垣間見れます。(達筆な書簡も・・・)
展示室4(旧書斎)。展示室2.3.4.の和室は創建当初のままで、この部分は国の文化財登録されてます。
2階へ・・・・
登って振り返って・・・・・
2階展示室7(旧書斎)壁側の「ステンド・・」
2階展示室5.6.7.8には、現在文学の祖、「坪内逍遥」や、名古屋を中心とする郷土ゆかりの文学者、文学作品の資料やパネルなどが展示されてました。
写真は、展示室6(旧寝室)で「城山三郎(直木賞)」の書斎を復元展示してあったものです。
日本初の住宅専門会社「あめりか屋」の設計したこの建物の復元では、できるだけ当時の材料(構造材、ステンドグラス等)、工法を用いて創建時の姿を再現されてるようです。
左の写真は復元部の公開部分。基礎部には、レンガが使われてますね。
右の写真の暖炉の上の映像は移築復元の記録だったと思います。
建物にも興味があるので、その映像もゆっくり見たかったのですが、此処を見るのに時間を使うと遅くなってしまうので、そこそこの見学で目的地へと向かいました。
次回は渥美半島「伊良湖編」です。