前に映画「青の炎」を録画視聴した後に、我が家の長男が中学の時に「ちょっと似てるね」と言われた(私はドラマ「優しい時間」からのファンです)云々の、二宮君のことをUPしたことがありますが、視聴した後暫くして、偶然にも劇場版映画を見たという次男が持っていたこの文庫本をニノ君の演技を思い出しながら読みました。
でも、高校生の「秀一」が愛する者のために、周到な計画の下「優しさの殺人」に至る過程での心の機微や、私の苦手な「物理」や、「化学的なこと」が文章で表されていたので、一度読んだだけでは??ばかりだったので、最近また、寝床に入ってから眠りにつく時間を利用して少しずつ二度目の読書をしています。
「秀一」はとても頭がいい高校生なので、授業中の「英訳文」や「物理、数学の公式」「新国語?の朗読」等がでてきます。
昨日偶然にも、つい先日読んだ「こころ という章」にでてきた、夏目漱石の「こころ」が、いつも見ている関西ローカルの「ちちんぷいぷい」内のコーナーで紹介されました。
このコーナーでは「ある本」(今回の直木賞、芥川賞の本は、発売前に読んでくださいました)を読んだ「西アナウンサー」(西君)が、読書感想と共に、木曜レギュラー「板東えいじさんや、堀ちえみさん(いつも楽しみにされてます)等」と視聴者に紹介してくださるのです。昨日はあえて一人の女子高校生がリクエストした「こころ」だったのです。
で、「青の炎」に出てくるのは教科書の一部粗筋を交えたダイジェスト版の中の「先生」からの「遺書」の部分なのですが、(遺書には先生の三角関係の結果を自戒した後の自殺を選ぶことがかかれてます)その朗読を聴きながらと、読み直しながらの「秀一」の二度目の「殺人」に向かう心の機微が描かれてます。
漱石の「こころ」は生憎読んでないのですが、西君の感想では「庭の赤い椿がぼたぼたと・・・」というような「日本語の綺麗さ」と、最近特に多い文学(といえるのかは?ですが・・)の作風が94年前にも使われていたのには驚きだったということでした。
この「こころ」を読んで「夏目漱石の手のひら?」と西君は纏められてましたが・・
明治~大正の文豪「夏目漱石」の「こころ」、読んでみたくなりました。