今日のpeko地方、台風10号と、湿った寒気(雨雲)の影響で、午前中から「大雨洪水警報」がでてまして、夜近くまで降ったりやんだりの例年8月一か月に降る量が一日で降ったという、比較的凄い雨が降りました。
夜になって止んだようだったので網戸にしてみたら、冷たい風が吹いていて「涼しずぎる」くらいで、そそくさ窓を閉めました。室内でも半袖では寒い感じです。
さて、今日とは違って暑くて、汗がタラタラだった昨日のこと、「演劇鑑賞会例会」で、感動のお芝居を観てきましたのでご紹介します。
「百枚目の写真」の舞台は「兵庫県」出身のルポライターで、38歳の時に若くして亡くなった「児玉隆也さん」の原作「一銭五厘達の横丁」を基にした「ふたくちつよし」さん作演出の創作劇です。
昭和18年に、当時アマチュアカメラマンだった「桑原甲子雄さん」が、陸軍省からフィルムを支給され、出征軍人の留守家族を訪問し、出征軍人たちに送るための、一家族一枚きりのシャッターを押して回ったそうで、その99枚のネガを発見した「児玉氏」が、三十年後、写真の家族を丁寧に捜し歩いたルポルタージュが原作です。
「招集令状」の郵送代が「一銭五厘」だったので薄っぺらな葉書(赤紙)をそうよんでいたそうですが、その「葉書」一枚で、夫や息子が戦場に消えていき、残された家族の生活が翻弄されていく姿を、写真とノンフィクションの生の声で記されてる原作に基づいて、創作劇は99枚の写真と、架空の「100枚目の写真」の家族を劇中に入れ、決して「百枚目の写真」を撮らせてはならないという強い思いが描かれていました。
舞台には実際の99枚の写真が、児玉氏が聞き取った家族の語り(一語一句そのまま)とともに映し出され、物言わぬ「家族達の声なき声」や、かけがえのない人の無事を祈る愛情にあふれる家族のまなざしは、今も変わらぬ家族を思うまなざしと同じだと感涙させられました。
6人の俳優さんで、色んな方を演じられて、上手いお芝居と映像がうまくからんで解りやすい創作劇で、戦争を知らない世代でも、「運がなかった」と、片付けられる怖さや、平凡な生活の中での家族の営みが「赤紙」一枚で消えていく怖さ、その中での家族の心情など、痛切に感じ、涙なしでは見られませんでした。
どんな時代も家族を思いやる心は変わらないのだと思いましたし、声高に平和を叫ぶわけではないこの作品から、それぞれの家庭での家族を思いやる生活が一番大切なことだと痛感させられました。
夜になって止んだようだったので網戸にしてみたら、冷たい風が吹いていて「涼しずぎる」くらいで、そそくさ窓を閉めました。室内でも半袖では寒い感じです。
さて、今日とは違って暑くて、汗がタラタラだった昨日のこと、「演劇鑑賞会例会」で、感動のお芝居を観てきましたのでご紹介します。



昭和18年に、当時アマチュアカメラマンだった「桑原甲子雄さん」が、陸軍省からフィルムを支給され、出征軍人の留守家族を訪問し、出征軍人たちに送るための、一家族一枚きりのシャッターを押して回ったそうで、その99枚のネガを発見した「児玉氏」が、三十年後、写真の家族を丁寧に捜し歩いたルポルタージュが原作です。
「招集令状」の郵送代が「一銭五厘」だったので薄っぺらな葉書(赤紙)をそうよんでいたそうですが、その「葉書」一枚で、夫や息子が戦場に消えていき、残された家族の生活が翻弄されていく姿を、写真とノンフィクションの生の声で記されてる原作に基づいて、創作劇は99枚の写真と、架空の「100枚目の写真」の家族を劇中に入れ、決して「百枚目の写真」を撮らせてはならないという強い思いが描かれていました。
舞台には実際の99枚の写真が、児玉氏が聞き取った家族の語り(一語一句そのまま)とともに映し出され、物言わぬ「家族達の声なき声」や、かけがえのない人の無事を祈る愛情にあふれる家族のまなざしは、今も変わらぬ家族を思うまなざしと同じだと感涙させられました。
6人の俳優さんで、色んな方を演じられて、上手いお芝居と映像がうまくからんで解りやすい創作劇で、戦争を知らない世代でも、「運がなかった」と、片付けられる怖さや、平凡な生活の中での家族の営みが「赤紙」一枚で消えていく怖さ、その中での家族の心情など、痛切に感じ、涙なしでは見られませんでした。
どんな時代も家族を思いやる心は変わらないのだと思いましたし、声高に平和を叫ぶわけではないこの作品から、それぞれの家庭での家族を思いやる生活が一番大切なことだと痛感させられました。