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フェリエンログのBUBUさんは、丸焼きの魚を報告している。フランクフルトの屋台は、揚げたやはり丸ごとの魚であった。
謝肉祭の最後に訪れる復活祭の四旬節の断食に比べると、待降節における断食はあまり取り上げられることがない。それは、どうも週末の断食の停止の影響かもしれない。
しかし、クリスマスケーキの風習を考えると、若しくは待降節の毎週末のご馳走を考えると、その断食は影絵のように浮き彫りになる。特にクリスマスに纏わるケーキ類は、現在でもカトリック圏でイヴの晩餐や当日の朝食にケーキ類を食べる習慣があることで、その意味が良く示されている。
ドイツにおいても様々な種類のこの時期特有のケーキ類があることは良く知られている。何もシュトレーンと呼ばれるようなドレスデン地方のローカルな風習ではない。
上の写真に高く聳えるのは、神聖ローマ帝国の選定戴冠式の行われたドームである。モーツァルトも商売にあやかろうと戴冠式潜入を試みる。先日はミサが開かれており、何時ものようにそこのオルガンの重低音が静かに空気を変調していた。この塔にアルプスの少女ハイジが健気にも故郷を望もうとして登った。下の写真は、焼きマロンの夜店。
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