Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

グラマラスなリュックサックの腰

2011-07-15 | 雑感
リュックサックを購入する。トランスポート用のものも考えてもいたのだが、山スキーにも使えて、尚且つ所謂岩と雪のコムビネーションのクラシックルートにも使えるミレー社製のものが四割引だったので、最後の在庫放出品を取得した。40リッター入りで60ユーロもしないのだから、笑いが止まらない。

前回購入したものが45リッターで山小屋から山小屋へとバックパッカーのように荷物を運べるものだったのだが、あまりそうした重い目はしたくない。それに自重が二キロ弱もありそれだけでげんなりする。

最近購入したものは20リッターの小さなものは、ロッククライミングやハイキングには重宝であるが、流石にお泊りセット携帯などは論外である。

ミレーの商品は嘗て1970年代に最新のものを試したことがあったが、背面がとても短く、下に張っていた。同じフランスのラフマ社のそれはそれに反して縦長にカッティングされていて、その分背面も42CM を遥かに超えていて、体に合わないことに気がついたのは五年ほど前のことである。それでも大分使ったような気もする。

さて今回のものは腰が横に張っているだけでなく丸く、重心が低くもあり、岩場の上での安定が良さそうである。こうした荷物を担いで活動する場合は、どうしても山靴とシュタイクアイゼンの出番であることが普通なので、またザイルを含む登攀用具類を出してしまうので、手ごろな重さとなる。しかし、こうしたリュックサックを担いでクレッターシューで登ろうと思うとどうしても邪魔になる。

とは言いながら、無積雪期でも滝谷やその他の日本アルプスの岩場はこうした装備で登られていたことを考えれば、必ずしも荷物が邪魔になって登れないなどとは言えないのである。冬になればそれに手袋が加わった訳で、かなり厳しい登攀が繰り広げられていたことの認識を新たにするのである。
コメント
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