Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

アドレナミン分泌の日々

2012-06-19 | 雑感
脱原発での経済被害の訴訟沙汰が続く。詳しくはその係争内容を観察していかなければいけないだろうが、そもそも多くの援助金を受け取っていたのであるから電力会社のマネージメント問題である。その継続に関して連邦共和国との間で契約関係があったとは思われない。脱原発後のためには同時にノルウェーなどから電気を直流で海底ケイブルひいて来るのは当然の処置である。そうした供給体制に投資する方が重要である。

東京での一万人規模の再稼動反対への叫びなど様々な動きもあったようであるが、そうした様々な事件は、人の生き死と同時に流れ行く。

最近は、バーデン・バーデンでや南プファルツの岩場での事故や事故死などを良く耳にしていたが、まさか自分まで転落するとは考えていなかった。嘗ては、浮石やその他の事故として落ちないと思っているときにこそ油断で落ちて、落ちると思って気が入っているときには落ちないと言われていたものであるが、やはり体調や筋力などで落ちてしまうことがあるのがスポーツクライミングの領域であろう。

最初の転落は手が滑ってしまったのであるが、もう少し無理にストップを掛けて落ちない方法は無かったのかと思い起こしている。バーデン・バーデンでの花崗岩の場合の滑り方と雑食砂岩のそれは矢張り異なる。更に石灰岩は異なるのである。その辺りの差が美味く消化出来なかったのだろうか?

二回目の転落への経過は、大なり小なり気がつかないアドレナミンの分泌の影響があるのは理解できるのだが、嘗てあまりにも使い果たしたせいか、最近はそれが上手く意識できないようになってしまっているのである。なるほど、一度目の転落の後、中間支点の検証や道具類の検証は行ったのだが、その後はやはり不安が付きまとい正しいルートなどを探す細やかな気が起こらずに大胆なルート選定となってしまったのである。その辺りにアドレナミンの影響が表れていたのだろうか?

今でも分らないほどとても不明瞭で古典的なルートを登るのがとても難しいのはそうした不安感や古の人の気持ちを汲み取る難しさと同じなのである。今後同じような事故を避けるように明快なボルトに打ち代えて欲しいと要請する心算である。



参照:
2012/06/15大飯原発再稼働抗議行動に11000人!!!@首相官邸前
20120615 原発再稼働許すな!首相官邸前抗議行動 U_PLAN (YouTube)
事故続きの無傷の一週間 2012-05-27 | 生活
何を差し置いても弔いに参列 2012-06-15 | 生活
日隅一雄のジャーナリズム 2012-01-16 | BLOG研究
バンジージャムプ並の転落 2012-06-18 | アウトドーア・環境
コメント (2)
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