Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

しがらみをとき解く戦い

2012-06-22 | アウトドーア・環境
昨晩の車中のラジオはRIO+20での環境サミットの内容とそこに纏わるグリーンエコノミーが取り上げられていた。FAZでもEUの顧問のハンス・ヨアヒム・シェルンフーバー教授が語ることを総合すると持続性あるエネルギーと消費と言う意味で、― たとえ二酸化炭素の温暖化の現象への科学的懐疑があっても ― それを追求することは重要な課題であることは間違いない。中国などがそこに乗っかってくる意味も説明される。

つまり既に示唆しているように中共は第三世界での指導的な立場を失いたくないので、今後エネルギー消費が急上昇するそれらの地域を鑑みて ― 先日亡くなったエンジニアーの「インド人でもクーラーがあれば使いたがるようになるよ」という観想を思い出した ―、原子力発電の五倍もの投資を風力発電に行っているのである。

結論としては将来への展望をどのように開くかでしかないので、核融合技術の推進ならまだしも、なんら核廃棄物の処理も決定できないような原子力発電にエネルギーの「安全保障」などとのたまうのは正しく満州を侵略した帝国主義そのものでしかない。日本がそれに拘るのは役に立たない軍事的な意味合いでしかない。それ以外では既得権を失いたくない旧財閥系の大企業の思惑でしかないのである。正しくそのような先見の目を持たない老朽化した大企業の存在こそが国益を損なう国賊なのである。

先進工業国の高い生活水準を守るのは、原子力エネルギーではなくてグリーンエネルギーと言うことなのである。そのようなことを分っていながら禄でもないことを世界に声明する政治家らしきものが東京にいて驚くばかりだ。恥を知りなさい。

先日の再起動反対運動の矛先に自由民主党本部があるということであるが、民主党の支持母体である労働組合の雇用主経団連を支持母体とするのだから当然のことなのである。即刻打破すべきは二大政党制とそれを後押しした既得権を甘受する大マスメディアなのだろう。

田中龍作ジャーナルで諏訪京記者が伝えるリオの様子にドイツの原発支援の話題が上っている。ジーメンスは事業を辞めた筈であるが、BASFが遺伝子操作ブランドをモンサント社にして自らは矢面に立たないようにしたのと同じ方法であろうか。いずれにしても、原発は地震などがない限り決して危険な工場ではないのだが、死の灰が問題なのである。

一週間以上ぶりぐらいで森に向かった。走り始めると直ぐに足が重くなったので、先ず山道に入って歩いてみた。暫く行くと息も上がるが、足に来ている。転落で売った膝の横も重いが、なにか筋肉が縮こまってしまっている感じである。ゆっくりと解しながら峠まで上がり、これまた腰や膝の調子などを観察しながらゆっくりと降りてきた。身体の緊張感などが解されて、心身ともに久方ぶりに開放された様子である。転落後の通事が幾分悪くなっていたのだが、ショック性の腸の不順かホルモンバランスか脱水状態かはこれで直ぐに分るだろう。



参照:
Ich glaube nicht an den Masterplan für die Welt, Hans Joachim Schellnhuber, FAZ vom 20.6.2012
【リオ発・諏訪京】 世界に広がる反原発、ブラジル・ピープルズサミット (田中龍作ジャーナル)
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