今週は三回登った。七日登って、もうすでに中盤である。来週で外で登れる領域を全て、つまり昨年までに登っていた領域を登り尽すことになりそうである。その後は何処まで行くかと言う挑戦と練習領域である。
水曜日は法律家の仲間が室内壁にやって来た。彼はミュンヘンで学んだようでそれなりの経験はあるのだが、レッドポイントつまり独特のフリークライミング感を持っていて苦手なタイプである。恐らくその職業的な性格とも呼応するのであろう。初めての我々の室内壁の訪問であったので、差しさわりの無いところで登って貰ったが、やはり得意な左右のツッパリ立ちの登り方を見せた。室内ではどうしてもオヴァーハングが重要になるのだが、流石にそこでは一度ザイルにぶら下がって、レッドポイントとはならなかった。その前に私自身が登って見せたのだが、一部見通しが効かない場所もあって、それを超えてから腕力に不安でクライミングダウンして一度ぶら下がったので、彼の番になってどうするか興味津々であった。その「効かない場所」でぶら下がっていた。彼のオヴァーハングの登り方は落ち着きがなく、そのもの室内クライマーのそれであったことも確認して、如何に彼がそのレベルに至っていないことも確認できた。レッドポイントに拘る限り次の領域にも踏み込めないであろう。
木曜日は、相棒は他の室内壁で登ったようだが、当方は何時もの経験不足のおっさんたちと登った。少し遅れて行くと鳶職親仁が大きな屋根を登って降りてきていた、誘われたが準備に時間が掛かったのでまたにした。もしかすると来週遣らされるかもしれない。その後は、登ってみたかった新しい場所と、昨年から嫌な庇部分を登ったが、当然ながら完璧なレッドポイントで登れた。我々の支部のクリスティエンはどうしても完璧に熟せない。理由は様々であろうが、鳶職親仁と登っている限りは技術に磨きがかかる筈はないのである。その後幾つかを試すうちに鳶の親仁は最初の試みが堪えたのが早めに切り上げた。僅か三本ぐらいしかまともに登れないのである。なるほどこうした練習をしている限りは技術は身に付かない。今後、付き合っているうちにどれだけ改良されるだろうか?自分自身は、新しいところと5.11bを試した。動きとしてついていけないところはもはや減ってきている。
金曜日は、長い斜め上がりの場所を熟して、相棒の様子を眺めた。流石に一年前とは異なってそのまま外で使える登り方で熟していた。まだまだぎこちが無いところがあるが、このまま練習を積めばものになるだろう。実は前日違う場所で登っていたので悪い登り方になっているのではないかと思ったが、全く変わっていなかった。その後、木曜日の屋根で昨年苦労した場所を片づけたが、やはり上部の垂壁の部分でザイルを掛けそこなった。ポジション取りが上手く行かないのだ。更に最初完璧なレッドポイントは難しい。その後、再び5.11を試したが、今シーズンは無理だとしても技術的には大分見えてきた。12月には5.10をマスターするべく練習出来そうである。
兎に角、相棒ともども週三回登っても続けられるようになってきているのは、年間を通じて慣れになってきていることと、室内壁のオヴァーハングでも外と同じように腕力を温存しながら登る習慣づけが出来てきていることにあるのだろう。5.10に到達するには最低週三回は登らないと言われたが、当時は全く体力的にも不可能で強制的に練習することも出来なかったのである。今こうして可能性が出てきたということだけでも、昨年からの順調な流れを確認できているだけでも素晴らしいことである。
参照:
週刊日曜日の話題 2013-11-18 | 生活
下半身と体の緊張の利用 2013-11-17 | 雑感
モンサント社の撤退 2013-11-16 | アウトドーア・環境
クリス・シャーマの指導まで 2013-11-14 | 生活
水曜日は法律家の仲間が室内壁にやって来た。彼はミュンヘンで学んだようでそれなりの経験はあるのだが、レッドポイントつまり独特のフリークライミング感を持っていて苦手なタイプである。恐らくその職業的な性格とも呼応するのであろう。初めての我々の室内壁の訪問であったので、差しさわりの無いところで登って貰ったが、やはり得意な左右のツッパリ立ちの登り方を見せた。室内ではどうしてもオヴァーハングが重要になるのだが、流石にそこでは一度ザイルにぶら下がって、レッドポイントとはならなかった。その前に私自身が登って見せたのだが、一部見通しが効かない場所もあって、それを超えてから腕力に不安でクライミングダウンして一度ぶら下がったので、彼の番になってどうするか興味津々であった。その「効かない場所」でぶら下がっていた。彼のオヴァーハングの登り方は落ち着きがなく、そのもの室内クライマーのそれであったことも確認して、如何に彼がそのレベルに至っていないことも確認できた。レッドポイントに拘る限り次の領域にも踏み込めないであろう。
木曜日は、相棒は他の室内壁で登ったようだが、当方は何時もの経験不足のおっさんたちと登った。少し遅れて行くと鳶職親仁が大きな屋根を登って降りてきていた、誘われたが準備に時間が掛かったのでまたにした。もしかすると来週遣らされるかもしれない。その後は、登ってみたかった新しい場所と、昨年から嫌な庇部分を登ったが、当然ながら完璧なレッドポイントで登れた。我々の支部のクリスティエンはどうしても完璧に熟せない。理由は様々であろうが、鳶職親仁と登っている限りは技術に磨きがかかる筈はないのである。その後幾つかを試すうちに鳶の親仁は最初の試みが堪えたのが早めに切り上げた。僅か三本ぐらいしかまともに登れないのである。なるほどこうした練習をしている限りは技術は身に付かない。今後、付き合っているうちにどれだけ改良されるだろうか?自分自身は、新しいところと5.11bを試した。動きとしてついていけないところはもはや減ってきている。
金曜日は、長い斜め上がりの場所を熟して、相棒の様子を眺めた。流石に一年前とは異なってそのまま外で使える登り方で熟していた。まだまだぎこちが無いところがあるが、このまま練習を積めばものになるだろう。実は前日違う場所で登っていたので悪い登り方になっているのではないかと思ったが、全く変わっていなかった。その後、木曜日の屋根で昨年苦労した場所を片づけたが、やはり上部の垂壁の部分でザイルを掛けそこなった。ポジション取りが上手く行かないのだ。更に最初完璧なレッドポイントは難しい。その後、再び5.11を試したが、今シーズンは無理だとしても技術的には大分見えてきた。12月には5.10をマスターするべく練習出来そうである。
兎に角、相棒ともども週三回登っても続けられるようになってきているのは、年間を通じて慣れになってきていることと、室内壁のオヴァーハングでも外と同じように腕力を温存しながら登る習慣づけが出来てきていることにあるのだろう。5.10に到達するには最低週三回は登らないと言われたが、当時は全く体力的にも不可能で強制的に練習することも出来なかったのである。今こうして可能性が出てきたということだけでも、昨年からの順調な流れを確認できているだけでも素晴らしいことである。
参照:
週刊日曜日の話題 2013-11-18 | 生活
下半身と体の緊張の利用 2013-11-17 | 雑感
モンサント社の撤退 2013-11-16 | アウトドーア・環境
クリス・シャーマの指導まで 2013-11-14 | 生活