Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

スポーツ眼鏡に求めるもの

2015-04-18 | 生活
古い眼鏡が殆ど壊れた。よくもこのようなものを使っているなと思われる代物で、現役で使っている時からコーティングが剥がれてきて、クライミングで傷だらけになっていた。枠が折れかかっているので、更に古いものをアウトドーアで使っている。強度が弱いのでそれほど問題ではないが、車の運転には危ない。そこで新しいものをスポーツ用に作ることにした。

またメインの仕事用眼鏡のレンズも少し痛めてしまったので、そのレンズをスポーツ用に流用しようとしたら反対された。上手に調整できないという理由であった。そこで、新しい眼鏡には昔に戻って強度だけを合わせて簡単なレンズを使おうかと思っている。これで投資額が約半分になる。

但し紫外線カットだけは確りさせないと意味がないので、レンズの質自体はあまり落とせない。また偏光のものにしようかどうかを考えたが、何度か使ったかこのものよりは色が戻る反応速度は上がったようだが、色は着けないでおこうと思った。要するにサングラスは山登りやスキーにはあまり向かないということだ。なるほど春スキーなどで眩しかったり、夏の氷河の明るさは厳しいが、要は雪眼にならないことで、290ナノメートル辺りの波長をカットすればよいらしい。つまりUVカットグラスは400以下のカットとなっているので、色眼鏡をかける必要はないのである。これに関しては、その昔は氷河眼鏡やつる付き眼鏡、そして偏光眼鏡、二十年程前にはアルピナの度付きサングラスセットなどを様々なものを試してきた。しかしどれもこれも満足いくものではなかったのだ。

偏光眼鏡の大問題点は、なによりも例えば雪の斜面で色がつくと、少しでも霧でも掛かって色がつくと足元が見えなくなってしまうことであった。なるほど色調を黄色にしておけばよいのかもしれないが、すると今度は天気がよいときに色眼鏡でしかものを見れなくなってしまったのである。そして何よりも、そうした状態でクライミングをするとなると最悪で手掛かりや足元も見難くなる。

アルピナのそれの問題点も、何層にもなっているので曇りやすく、更にゴーグルをかけるとスキーどころではなくなってしまうのだった。そして、下りてきてその眼鏡を室内でかけていると間抜けでしかなかった。これは、二月の降雪中のスキーツアーでもいったん汗を掻きかけると、レンズが曇りだしてとんでもない状態になる経験をしたのだ。レンズが傷だらけで、透明性があまりなかったことも災いを大きくした。この辺りの苦労は眼鏡を使う人には御馴染みだろうか。

そこで今回求められるスポーツグラスの特徴として、透明度が高く堅く軽いレンズで、水捌けのコーティングが確りしていることだろうか。そして完璧なUVカットと色無しが、最小限のグレー系のトーンぐらいだろう。枠は、あまり横から光が入らないような今まで使っていたヤグウァー系のフレクシブルなスポーツ眼鏡枠になろうか。それでもあまり枠に色のコーティングが強いと直ぐに岩肌で擦るので色落ちが目立つ。レンズがある程度の価格となるのでそれほど価格を落としてちゃちな枠となると投資が合わないが、あまり高価なものも必要ない。

今回崩壊しそうな眼鏡は2007年に作っているので、その半額ほどで半分の期間ぐらい使えればよいのだ。三年半以上使えればよいということになるだろうか?現在メインのものが2013年9月産で、スポーツには使っていないので、まだまだ使えるが、恐らくタブレットを落としたときに小さな傷を付けてしまったのが痛い。傷が大きくならないということなので、視覚的には問題にならないだろう。勿論外出に使っているので、今まで全く傷むことがなかったのはある意味幸いだったのかもしれない。実は、もう一つ興味あるところは、最近の運動能力向上で明らかに体調が変わってきていて、一時の加齢をあまり感じなくなってきて、メインの眼鏡が調子よいのもそのレンズなどだけによらないのではないかと感じるようになっているのである。眼の疲れも一時ほど感じなくなってきていて、あまり手暗がりも気にならなくなってきている。要するに老眼性のものが弱くなってきているのだ。そろそろ眼鏡屋の計略から抜き出せるのではなかろうか。



参照:
デモ参加者肖像の色眼鏡 2015-02-23 | 雑感
滑り降りるぞくぞく感 2015-02-08 | アウトドーア・環境
取扱い注意の高価なもの 2013-12-21 | 生活
境目の無い眼鏡の眺望 2007-09-12 | 生活
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