Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

口に入れても夢見心地

2015-04-13 | 雑感
とても眠くて堪らない。疲れだが異常な眠さに襲われる。このような感じは中学生の時以来ではないか?一体どこが成長するのかと思うほどのおかしな気分である。春らしい思春期だろうか?

朝から面倒なことを考えながらものを書いたりしているが、昼過ぎても頭がしゃっきりとしないのである。あまりに眠すぎて食欲も殆どない。何かを口に入れても夢心地の感じなのだ。

「日本人の「味覚力」は外国人の2倍以上だった!」と題して、AISSY株式会社が日本人100名と外国人100名を対象に「味覚力調査」を実施したところ、日本人の「旨味」正答率は71%で、外国人の正答率の34%の2倍以上となり、日本人のほうが「味覚力が高い」との記事を見た。こうした記事を読むと、日本人は未だに文化的に鎖国しているのかなと感じて、日本国内でが以外の情報がまともに伝わっていないことはネットやマスメディアなどに関係なく、もしかすると日本人の認知力の問題ではないかと思わせる。

そもそもうまみという味覚の範疇は、日本食等の旨味によって日本語がそのまま味覚を表す言葉となっていて、そもそも諸外国ではなかったとされる味覚である。そしてここでは旨味のサムプルとしてグルタミン酸ナトリウム溶液(濃度0.04%)が使われているようだ。一般的に少なくとも西欧人がシナレストランで毛嫌いするグルタミン味とはその濃さが一桁ほど異なるのではなかろうか。

そこで一番の問題となるのが、大豆などからの天然のこの成分であって、日本食に必須な醤油のグルタミンなどは全て味の素経由の化学調味料の味覚と考えられている。日本食などが本当の意味で健康食として考えれらないで、天然醤油なども危険な化学調味料の一種と考えられているのが事実なのである。

つまり上の記事で旨味の日本料理を特別に引き立てて紹介しようとしても、寧ろ化学調味料由来の食事として誰も有り難がらないのである。こうした頓珍漢な日本人の考え方が、その認知力からの客観性の欠如とすれば、とても恐ろしいことである。



参照:
絵に画いた牡丹餅 2007-03-18 | BLOG研究
欧州からみる和食認証制 2006-11-03 | 料理
コメント
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