缶詰だけど、それが何か?

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DoaU270日目_Part3_おでん

2009-11-25 23:26:55 | レシピ
招いてもいないのに来る客は英米よりひどい
勝手に来たのに、勝手気侭に振る舞い、文句たらたらのヤツ、いる、確実に。
英米というのは、もちろん鬼畜英米のことなので、
戦中戦後に言われた言葉と思われる。

20日前、家には招かざる客が来た。
家はイモ屋敷と化し、イモとの格闘の日々。

先週の宅配野菜で大根が来た。
週末、遊びほうけ、そして晩ごはんが食べられない事態が発生。
手つかずの野菜がもりもりとある。
そして昨日。
友達と会った嫁さんはお土産を持って帰る。
アングロサクソンだってかわいく思える、葉付き大根1本。
今度は大根屋敷

大根を大量消費する、そう考えると、おでん以外ないのである。
おまけに、インフルエンザ予防接種でふらふらである。

大根を切ったら、あとは鍋がすべてやってくれる。
今日はコンニャクも結んである白滝。
ホントに鍋だけだ。いや、頑張ったのはガスコンロだけど。
17時からとろ火、消火、とろ火を繰り返す、それだけだ。



大根は素敵な甘み、電子レンジはスゴいな、再確認する。
辛子もいいけれど、最近、柚子こしょうがうまい。
特に練り物系にはよくあう。
もちろん耳かき1/2程度しかつけられないけれど。

それなりに喰った、柚子コショウの力もあって、だけれど。
しかし、大根は1/2本消費しただけ。
残り1本。
明日の宅配野菜、鬼畜英米程度なら許そう。

DoaU270日目_Part2_キッチングラン(キッチン/神保町)

2009-11-25 21:48:44 | 食べ歩き
哲学バカ
オレが通っていた大学はそんなところだった。
そもそも哲学の専門学校みたいなものが前身なのである。
大学で哲学を学ぼうと思ったら、選択肢は3つしかない。
一流の東大か京大か、それともオレが卒業した二流の大学か。
あとはどこの大学だろうと、こと哲学に関しては五流以下。
訳本に真理はない、あるのは教授の金儲けの算段だけだ。

大学に通うために都営三田線を使っていた。
当然、神保町という駅を通る。
古本屋を、そして中古楽器店を巡ってお茶の水まで歩く。
おなかが空けば、“キッチン”と付く店、
もしくはスヰートポーヅでビールと餃子。
さぼうるでコーヒーを飲んだり、ふらふら日がな1日を過ごす。
社会人になっても、最初の勤務先は水道橋。
昼ごはんは神保町。
“キッチン”だったり、一人すき焼きができる店だったり、
今では廃業しているけれど、誠華という中華料理屋だったり。

会社が四ッ谷に引っ越し、そして名古屋に転勤し、
神保町から遠ざかっていたけれど、飯田橋に移ってからは、
また神保町まで足を伸ばすことができた。

ただ、神保町も変化する。
“キッチン”が減った、中華料理屋も減った。
代わりに増えたのがラーメン屋である。
変わることは悪いことではない、むしろいいことだ、そう思う。
しかし、“キッチン”が消えていったことは悲しい。

一時期、お休みしていて、このままなくなるのか?
そう心配していたのこのお店。



キッチングラン
外観、内装、メニューも全て30年以上変わらない。
変わったのは皿と値段、そしておばちゃんのしわである。
頼むものも変わらない。



ハンバーグと生姜焼きの盛り合せ(840円)
つなぎの多いハンバーグは、たぶん豚肉主体。
当然、焼きたてではない。
そこに、ちょっと甘めのソースがたっぷりかかる。
生姜が香らない生姜焼きも、その都度焼いてはいない。
そして、くどいほど甘辛い。
お約束のナポリタンも甘め、かつぬるめ。

ただ、それでいいと思う。
ココは資生堂パーラーではないし、
同じ“キッチン”と名がついてもキッチン大宮ではない。
ここに来るお客さんもそれは期待していないだろう。
期待するのは昭和の味と、おばちゃんの笑顔。

DoaU270日目_Part1_予防接種とは牛になることである

2009-11-25 21:36:47 | 失業生活
11/25(水)

ハブに噛まれたら、血清を打つ。
たいていの場合、培養して弱毒化させたハブの毒を牛に打ち、
牛の抗体を作らせ、その抗体を利用する訳である。

予防接種とは要するに弱毒化させたウィルスを摂取させて、
抗体を作らせる、という仕組み。
血清における牛と同じことを人がやる。
つまり牛になりやがれ!そう言われているようなものである。

オレが任意継続している健康保険組合からハガキが来ていた。
季節性インフルエンザの予防接種をしますよ、と。
牛になる気は毛頭ないので、これまで打ったことがなかったけれど、
貧乏人としては、インフルエンザなんぞに罹患する訳にはいかない。
体調にはあまり自信がないけれど、行っちまいましょう。
ただ、それだけで神保町を往復するのもアホらしいので、
その前にハローワークに行こう、そう考える。

10時半に家を出て、ハローワーク着は11時過ぎ。
つまらんなあ、そう思いながらも紹介状を1通もらったところで
からんからん
音楽が流れる。
さすが役所である。12時ですよ、の放送が流れるのだ。
ちょっと新鮮。

ハローワークを出て渋谷へ。
明治通りに出ると、並木が色づいている。



12時過ぎの明治通りは車も少ない。
歩道橋からの眺めはかなりいいので、ぼへっとする。

13時半だよな、午後の予防接種は。
神保町でお昼ごはんを食べれば、ちょうどいいぐらいか?
半蔵門線で神保町へ。

キッチングランで昼ごはんを食べたらホントにちょうどいい時間。
健康保険組合の7Fへ、けっこうな人がいる。
前職の時は、会社に来てくれていたので、それが当然と思っていた。
しかし、そうではなかった。
「会社に戻ったら2時だよね」なんて会話が聞こえてくる。
フツーはここまで足を運ぶんだ、それを知る。

最初に問診票に書き込む、検温しながら。
やはり体温がウマく測れない、35.8度ってなんだよ?
測り直す。
今度はエラーだよ、どうなってるんだ?
体温計と格闘していると、前に女の子。
Tシャツの襟をぐいと開いて、腋の下に体温計を突っ込む。
あの、いろんなモノが見えるんですけど・・・。
てか、女性の体温の測り方ってそうなのか?
エラーを出しながらうんざりしてたら、違う女の子もそうやっていた。
知らんかった。

けっこうな人がいたけれど、時間はさほどかからず終了。

明大の裏をすすむと山の上ホテル。



佇まいは美しいけれど、さすがに老朽化している。
泊まりたい、ごはんを食べたい、さすがに思わないけれど、
この辺りは静かだ、それだけはいい。

山の上ホテルを左手に坂を下りる。



金華公園の木々も色づきはじめている。
そのまま金華坂を下り、ちょっとだけうろうろする。
しかし、ワクチンの効果?ちょっとダルい、そして眠い。
水道橋まで歩いて、後楽園から南北線で、そう思っていたけれど、
神保町から三田線に乗ろう、そう考え直す。
やっぱり体調、よくなかったのかなあ、
少しだけ心配しながら靖国通りを西へと向かう。

自由が丘に着く頃にはかなり陽が傾きかけている。



絶妙なグラデーションを描きながら筋雲が重なり合う。
雲はとどまらない。
次の瞬間には違う雲になっている。
そう、昨日のオレと今日のオレが違うように。