持ち込み不可で記述式。
丸暗記は必要ないし、ひっかけ問題もないから、ちゃんと勉強した人にとっては、そう難しくないはずだが、サボり続けていた人間にとってはかなりきつい。
択一式と違って山勘でマークするということができない。
課題を提出するために拾い読みして以来、教科書を開いたこともなかったので、普通だったら次期に回しているところだが、もう後がないから、やけっぱちで昨夜と今朝で教科書を読んだ。きょうの試験が1科目だけだったのは幸いだった。
「博物館法」「博物館における評価」「博物館マーケティング」「博物館マネージメント」「博物館の社会的使命」などを説明する問題がでた。
印象に残っている部分は、完璧とは言えないまでもそれらしきことは書けるのだが、やはり飛ばして読んだところは、的外れなことを書いてしまったりした。
もうどうにでもなれである。
前回、博物館資料論のときと同様、本腰を入れて読んでみると面白いのに、その気になるのが遅すぎた。懲りずに同じ失敗をくりかえしている馬鹿な人間だ。
ところで、博物館に関することを読むうちに、非常に図書館にも似ている部分があることを感じる。私は短大で図書館司書の資格をとったが、それを生かして司書の仕事につけるひとはほとんどいないのが現状だった。一方、図書館の現場には図書館に関することを専門的に学んだ人材が充分配置されていないというのが現状である。それは博物館も似た状況であり、学芸員が充分配置されていないようだ。どちらも昔は資料を保存しているだけのような陰気で地味な印象を受ける施設だったが、最近は実質もイメージも変わって、積極的なサービスを意識し、変革されていると思う。だが、まだまだという感じでもある。
図書館学を短大でやっていたころは、図書館概論、図書館資料論、図書分類法、図書館演習とか、図書館何々という科目がいろいろあったように記憶している。(今現在とは違うかもしれない。)社会教育という科目も図書館司書のための必修だったと思う。
博物館も博物館何々という一群の科目で、なんとなく構成が似ている。
教科書を読んでいると、短大のときの図書館の担当の先生方がアタマに思い浮かんできた。さらに、この放送大学の博物館の科目を数科目担当していらっしゃる石森先生の名前と、短大の図書館学を複数科目担当していらっしゃった先生の名前に共通点があるので、名前も似ているなあ、などと関係ないことを連想したりしてしまった。
私が高校時代に進学したかった大学の学部は、たまたま学芸員の資格がとれるものだった。私は国文が好きだったが、演劇などをしていたため、総合芸術ということで、文学にとどまらず、芸術を理論的に学びたいと思っていた。それで「文芸学部」というのに魅力を感じていた。
高校生のころは、学芸員などというものの存在は知らず、入試案内などを見て、その学部で学芸員の資格が取れると書いてあることから、初めてそういうものがこの世に存在することを知った。しかし、その大学には落ちたので学芸員には縁がなかった。
短大の国文科を出たら図書館司書の資格くらいしか取れないし、国文科らしい仕事といえば、出版社や新聞社、アナウンサー、などを連想していたが、田舎に帰るとすればそういうものはないから、市役所に勤めて図書館に配属されるというのが望ましい。
しかし、田舎の市役所はコネがないと入れないし、入ったところで水道課とか福祉課とかに回されて実際に図書館で働ける可能性は少ないといえた。
だから、国文科なんかに進学するのは職業とは直結しないので、当時の田舎の人は高校を卒業したらそのまま地元の銀行や信用金庫、農協などに勤めるのがよいという風潮だった。
4年制大学に進学する人自体少なく、短大に進学するなら、家政科や栄養科、保育科ならばまだ主婦になってから役立つだろうというわけである。
だから、親にとっては短大の国文科も本当は不要のもの、4年制の文芸学部なんか落ちて幸いのものだった。
それで、学芸員などというもののことはすっかり忘れていた20数年間だったが、ひょんなことから偶然にも放送大学で博物館について勉強することになった。
残念ながら、放送大学で学芸員の資格を取ることはできないが、博物館活動支援の科目群履修認証というのを取得することができる。
これから、東京の博物館でボランティア活動などしてみたいし、私の田舎では観光客をターゲットにした博物館類似施設も多々ある。また、地域おこしのために博物館のような公共施設を充実させる動きも出てくる可能性がある。今後は放送大学で学んだ事をいかし、そういうことに関わっていけたらいいかなと思う。
丸暗記は必要ないし、ひっかけ問題もないから、ちゃんと勉強した人にとっては、そう難しくないはずだが、サボり続けていた人間にとってはかなりきつい。
択一式と違って山勘でマークするということができない。
課題を提出するために拾い読みして以来、教科書を開いたこともなかったので、普通だったら次期に回しているところだが、もう後がないから、やけっぱちで昨夜と今朝で教科書を読んだ。きょうの試験が1科目だけだったのは幸いだった。
「博物館法」「博物館における評価」「博物館マーケティング」「博物館マネージメント」「博物館の社会的使命」などを説明する問題がでた。
印象に残っている部分は、完璧とは言えないまでもそれらしきことは書けるのだが、やはり飛ばして読んだところは、的外れなことを書いてしまったりした。
もうどうにでもなれである。
前回、博物館資料論のときと同様、本腰を入れて読んでみると面白いのに、その気になるのが遅すぎた。懲りずに同じ失敗をくりかえしている馬鹿な人間だ。
ところで、博物館に関することを読むうちに、非常に図書館にも似ている部分があることを感じる。私は短大で図書館司書の資格をとったが、それを生かして司書の仕事につけるひとはほとんどいないのが現状だった。一方、図書館の現場には図書館に関することを専門的に学んだ人材が充分配置されていないというのが現状である。それは博物館も似た状況であり、学芸員が充分配置されていないようだ。どちらも昔は資料を保存しているだけのような陰気で地味な印象を受ける施設だったが、最近は実質もイメージも変わって、積極的なサービスを意識し、変革されていると思う。だが、まだまだという感じでもある。
図書館学を短大でやっていたころは、図書館概論、図書館資料論、図書分類法、図書館演習とか、図書館何々という科目がいろいろあったように記憶している。(今現在とは違うかもしれない。)社会教育という科目も図書館司書のための必修だったと思う。
博物館も博物館何々という一群の科目で、なんとなく構成が似ている。
教科書を読んでいると、短大のときの図書館の担当の先生方がアタマに思い浮かんできた。さらに、この放送大学の博物館の科目を数科目担当していらっしゃる石森先生の名前と、短大の図書館学を複数科目担当していらっしゃった先生の名前に共通点があるので、名前も似ているなあ、などと関係ないことを連想したりしてしまった。
私が高校時代に進学したかった大学の学部は、たまたま学芸員の資格がとれるものだった。私は国文が好きだったが、演劇などをしていたため、総合芸術ということで、文学にとどまらず、芸術を理論的に学びたいと思っていた。それで「文芸学部」というのに魅力を感じていた。
高校生のころは、学芸員などというものの存在は知らず、入試案内などを見て、その学部で学芸員の資格が取れると書いてあることから、初めてそういうものがこの世に存在することを知った。しかし、その大学には落ちたので学芸員には縁がなかった。
短大の国文科を出たら図書館司書の資格くらいしか取れないし、国文科らしい仕事といえば、出版社や新聞社、アナウンサー、などを連想していたが、田舎に帰るとすればそういうものはないから、市役所に勤めて図書館に配属されるというのが望ましい。
しかし、田舎の市役所はコネがないと入れないし、入ったところで水道課とか福祉課とかに回されて実際に図書館で働ける可能性は少ないといえた。
だから、国文科なんかに進学するのは職業とは直結しないので、当時の田舎の人は高校を卒業したらそのまま地元の銀行や信用金庫、農協などに勤めるのがよいという風潮だった。
4年制大学に進学する人自体少なく、短大に進学するなら、家政科や栄養科、保育科ならばまだ主婦になってから役立つだろうというわけである。
だから、親にとっては短大の国文科も本当は不要のもの、4年制の文芸学部なんか落ちて幸いのものだった。
それで、学芸員などというもののことはすっかり忘れていた20数年間だったが、ひょんなことから偶然にも放送大学で博物館について勉強することになった。
残念ながら、放送大学で学芸員の資格を取ることはできないが、博物館活動支援の科目群履修認証というのを取得することができる。
これから、東京の博物館でボランティア活動などしてみたいし、私の田舎では観光客をターゲットにした博物館類似施設も多々ある。また、地域おこしのために博物館のような公共施設を充実させる動きも出てくる可能性がある。今後は放送大学で学んだ事をいかし、そういうことに関わっていけたらいいかなと思う。