山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

試験すべて終了2

2007-02-05 00:29:33 | 放送大学
本当の最後の試験は夕方4時45分からの「近代の日本文学」だった。
帰りの電車で「これが、放送大学6年間の最後の試験だったか!」と思うとちょっと感無量だった。

しかし、勉強の仕方はお粗末だった。おそらく履修科目を決めるときから、午後一の博物館概論の試験が終わった後、この科目の試験時刻までに間があるのを幸いとし、いざとなったらその間に超特急で勉強しようという魂胆だった。そしてその通りとなった。

偶然にも最後の受験科目「近代日本文学」は、短大時代に専攻していたものだった。
放送大学に入ってから、あまり日本文学に関する科目はとっていなかった。今さら同じことを繰り返すのも面白くないからだ。
しかし、卒業がかかってくるとなれば、もう何でもかまわない。単位をとりやすいに越したことはない。

そんなナメた気持ちで取った科目が、教科書を読んでみると、内容は意外に知らないことが多かった。短大で一通りの日本文学史はやったと思うが、1年間ですべての時代をやったと記憶している。近代だけで半年などはやっていないので、内容はこんなに詳しくなかったと思う。だから、楽をして単位をとるには、あんまり意味がなかった。

だが、試験を始めるときに水色の問題用紙を見て、初めてこの科目は教科書の持ち込みが可能だということに気がついた。大ボケである。
ちゃんと試験案内を見て確かめていたはずなのだが、記述式の博物館科目のことばかり意識していて、こっちはうわの空だったのだ。まさか教科書を見ていいとは思わなかった。ラッキーだ。
勉強してないから自分の記憶だけではほとんどの解答を山勘でマークすることになりそうだったが、教科書を見ることができたし、問題数も少なかったのでなんとかなった。
教科書から答えを探すのは忙しいといえば忙しいが、そのくらいの苦労で単位が取れるとはうれしい。

放送大学はずいぶんと簡単な試験だと感じる科目があるが、そういうのは放送でちゃんと毎回勉強したということを仮定して単位をくれるのかな?と思ってしまう。

これで、単位の数え間違いをしていたりせず、予想通りの科目が合格できれば、無事卒業ということになる。短大2年、放送大学に編入して6年、計8年の大学生活がとりあえず修了。
しかし年月で行くと18歳から47歳まで29年もかかったことになる。

今回は妙に短大の頃のことが思い出された。2年間ではあまり勉強をしていないような気もするが、30年近くも前に勉強したことがいろいろと記憶に残っているのは、やはり勉強したということだったのか。妙になつかしい。

そして、近代文学に始まって近代文学に終わったというのが、意外にもまとまった締めくくりとなった。

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