日光日帰り旅行で、有名な「いろは坂」をバスで通りました。
「いろは坂」は紅葉の季節などに必ずニュースになって、野生のサルが観光客から物を奪い取ったり、車の上に乗っかっていたりする風景が放送されます。
「ヘアピンカーブがすごくたくさんあって、サルがいる坂」というのが、私の認識でした。
実際に行ってみて初めて知ったのが、上りと下りが別々の道だということで、両方で「いろはにほへとちりぬるを~~~~ん」までの48個の急カーブがあるということです。そして、サルが出るのは下り坂だそうです。
いろは坂を登っていくと上に中禅寺湖や華厳の滝・男体山があります。
確かにすごいカーブですね。ちゃんとカーブに「1い」「2ろ」と番号と記号がついているのですが、それには入っていない普通のカーブもあるのですね。
よくこんな道を作ったなあと感心するばかりです。
ところで、「いろは坂」を上り、華厳の滝と中禅寺湖を見て下りの「いろは坂」を下りていたときです。猿を探すべく周囲をきょろきょろしていたのですが、44番目のカーブの手前で、工事中ということでちょっと車が渋滞していました。ふと見ると、工事というのは、交通事故の後始末をしていたようなのです。44番目のカーブの先(45番目のカーブの内側?)に一台の乗用車が道の路肩に横に立てて(=横倒しに)置かれており、その車の前方はかなりつぶれた状態になっていました。横にたてられているのは、道幅が狭いので、そのように置かないと他の車が通れないからでしょう。そして、その車は数メートル上の44番目のカーブの手前(43番目?)のカーブのガードレールを破って下に落ちたものであることがわかりました。事故はいつおきたのか、死傷者などはどうだったのかわかりませんが、直後ではなかったようです。もしかしたら、前日の雪のせいでスリップしたのかもしれません。すごく怖いです。
いろは坂は急カーブが多いと聞いているものの、それだけ注意して走るので、このような事故がおきるなどとは夢にも思わず、むしろそのカーブの数を数えたりして楽しむ気分だったので、急に気がひきしまりました。
この車は43番目で落ちてしまったようですが、44番目のカーブが一番角度がきついのだそうです。
このような道で事故が起きた場合、レッカー車やクレーン車などは非常に走りにくいと思うし、救急車などが現場までかけつけるのにも非常に大変なことでしょう。
44番目と言えばもう出口に近いですが、一方通行を逆行して上がっていくのでしょうか。事故車を片付けるまでは後から来る車は全部詰ったままになってしまうということだから、事故の直後に遭遇したら、けが人の救助のことなど考えても対応が難しく、考えれば考えるほど恐ろしくなります。
ガイドさんは事故車のことには全く触れずに普通に楽しく話していましたが、バスが最後の坂を曲がり終えたという案内を聞いて乗客みんなが拍手を送りました。
あたりまえのように運転してもらっていますが、運転手さんは乗客の命を預かって安全に、しかも乗り心地よく運転してくださっていたのでした。そのテクニックはやはりプロです。
あとで「いろは坂」について書いてあるものをネット探していたら、「魅惑の似非科学」というHPで「いろは坂を観光バスで攻めるドライビングテクニック」というのがありました。観光バスのような大型車は車体の長さも長いので、急カーブは難しく、さらに下り坂はブレーキのかけ方などもかなりのテクニックを要するようです。
私たちが乗った「はとバス」では車酔いなども全然しなかったので、それだけ運転がうまいということだと思いました。運転だけではなく、感じもよくて、顔も素敵な運転手さんでした。
ところで、おサルさんは、坂の途中にはいなかったのですが、坂が終わったあとの茂みの中に一匹、木の根元に座ってなんかしていました。その近くにもう1匹歩いていたそうですが、私の席からは見えませんでした。
いろは坂で飛び出してきたサルをよけようとして急ブレーキを踏んだりするのも危ないようですね。やはり下りのいろは坂が難所ということでしょう。
「いろは坂」を人生に喩えるひともあるようです。
ひとつひとつのカーブを気を抜かすにしっかり乗り越えて行きましょう。
(写真は中禅寺湖近辺に駐車中の“はとバス”です。)
「いろは坂」は紅葉の季節などに必ずニュースになって、野生のサルが観光客から物を奪い取ったり、車の上に乗っかっていたりする風景が放送されます。
「ヘアピンカーブがすごくたくさんあって、サルがいる坂」というのが、私の認識でした。
実際に行ってみて初めて知ったのが、上りと下りが別々の道だということで、両方で「いろはにほへとちりぬるを~~~~ん」までの48個の急カーブがあるということです。そして、サルが出るのは下り坂だそうです。
いろは坂を登っていくと上に中禅寺湖や華厳の滝・男体山があります。
確かにすごいカーブですね。ちゃんとカーブに「1い」「2ろ」と番号と記号がついているのですが、それには入っていない普通のカーブもあるのですね。
よくこんな道を作ったなあと感心するばかりです。
ところで、「いろは坂」を上り、華厳の滝と中禅寺湖を見て下りの「いろは坂」を下りていたときです。猿を探すべく周囲をきょろきょろしていたのですが、44番目のカーブの手前で、工事中ということでちょっと車が渋滞していました。ふと見ると、工事というのは、交通事故の後始末をしていたようなのです。44番目のカーブの先(45番目のカーブの内側?)に一台の乗用車が道の路肩に横に立てて(=横倒しに)置かれており、その車の前方はかなりつぶれた状態になっていました。横にたてられているのは、道幅が狭いので、そのように置かないと他の車が通れないからでしょう。そして、その車は数メートル上の44番目のカーブの手前(43番目?)のカーブのガードレールを破って下に落ちたものであることがわかりました。事故はいつおきたのか、死傷者などはどうだったのかわかりませんが、直後ではなかったようです。もしかしたら、前日の雪のせいでスリップしたのかもしれません。すごく怖いです。
いろは坂は急カーブが多いと聞いているものの、それだけ注意して走るので、このような事故がおきるなどとは夢にも思わず、むしろそのカーブの数を数えたりして楽しむ気分だったので、急に気がひきしまりました。
この車は43番目で落ちてしまったようですが、44番目のカーブが一番角度がきついのだそうです。
このような道で事故が起きた場合、レッカー車やクレーン車などは非常に走りにくいと思うし、救急車などが現場までかけつけるのにも非常に大変なことでしょう。
44番目と言えばもう出口に近いですが、一方通行を逆行して上がっていくのでしょうか。事故車を片付けるまでは後から来る車は全部詰ったままになってしまうということだから、事故の直後に遭遇したら、けが人の救助のことなど考えても対応が難しく、考えれば考えるほど恐ろしくなります。
ガイドさんは事故車のことには全く触れずに普通に楽しく話していましたが、バスが最後の坂を曲がり終えたという案内を聞いて乗客みんなが拍手を送りました。
あたりまえのように運転してもらっていますが、運転手さんは乗客の命を預かって安全に、しかも乗り心地よく運転してくださっていたのでした。そのテクニックはやはりプロです。
あとで「いろは坂」について書いてあるものをネット探していたら、「魅惑の似非科学」というHPで「いろは坂を観光バスで攻めるドライビングテクニック」というのがありました。観光バスのような大型車は車体の長さも長いので、急カーブは難しく、さらに下り坂はブレーキのかけ方などもかなりのテクニックを要するようです。
私たちが乗った「はとバス」では車酔いなども全然しなかったので、それだけ運転がうまいということだと思いました。運転だけではなく、感じもよくて、顔も素敵な運転手さんでした。
ところで、おサルさんは、坂の途中にはいなかったのですが、坂が終わったあとの茂みの中に一匹、木の根元に座ってなんかしていました。その近くにもう1匹歩いていたそうですが、私の席からは見えませんでした。
いろは坂で飛び出してきたサルをよけようとして急ブレーキを踏んだりするのも危ないようですね。やはり下りのいろは坂が難所ということでしょう。
「いろは坂」を人生に喩えるひともあるようです。
ひとつひとつのカーブを気を抜かすにしっかり乗り越えて行きましょう。
(写真は中禅寺湖近辺に駐車中の“はとバス”です。)