山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「 つべこべいわずにベートーヴェン」を読み終えた

2020-03-14 23:06:20 | 音楽

 

「つべこべいわずにベートーヴェン」(砂川しげひさ)を読み終えた。

軽く明るいエッセイ集なので、楽しく読むことができた。

著者は漫画家でもあるので、漫画の挿絵が面白かった。

後半になると、かなり悪ふざけしている感あり。

原稿が進まないので、出版社の人に缶詰めにされて強制されて書いている場面がある。

そんな中で、ついには過去にタイムスリップして、ベートーベンに会いに行き、言葉を交わしたりしているのだ。

 

ふざけすぎてはいても、さすがにクラシックマニアだけあって、とても詳しい。

私にはついていけない部分もあった。そして、とても勉強になった。

 

これまでも最近のブログに感想などは書いているので、それ以外に印象に残ったことなどを書いておこうと思う。

 

ベートーヴェンは、頼まれた曲をお望みどおりに作るというような要領の良い作曲家ではなく、自分の理想や理念や想いに合わないものは作れない気質だったようだ。

だから、曲作りにおいては、自分自身が納得できるまでは、とことんこだわり続け、苦労して完成させた。それによって素晴らしい出来栄えの曲もあり、また逆に、世間に受けなかったこともあったようだ。

 

カタブツだから歌劇などはあまり得意ではなかったようだ。それに比べるとモーツアルトはのびのびと才能を発揮していたのだろう。

 

余り知られていない曲に、戦争交響曲「ウェリントンの勝利」というのがある。これは注文に従って、戦争に勝ったイギリスのために作った曲らしいが、銃の音などが多量にドンパチ入っていて、とても音楽を追及したものとは言えないように感じる。なんでこんなものを作ったのか、ベートーヴェンらしからぬ作品である。これはユーチューブで私も聴いてみたが、繰り返し聴きたいとは思えないものだった。しかしそのような曲を作ったこともあるということは、それがベートーヴェンの一面でもあることを知った。

 

 

ベートーヴェンについて、とても分かりやすいエピソードは有名な肖像画のことだ。

ヨーゼフ・カルル・シュティーラーという人が書いたもので、誰もが音楽室や教科書の中で目にしたことがある。

楽譜のようなものに、音符か何かを書き込んでいる場面である。

これは1819年に描かれたものだそうで、ベートーヴェンはこの肖像画のために3日しかモデルにならなかったのだそうだ。だから画家は細部を描くことはできず、手などは後で別人をモデルにして描いたと思われ、女性のような優しい手が描かれている。とてもベートーヴェンの手とは思えない。

 

そういわれてみると確かに顔などに比べると、手があまりにも白く柔らかそうで、きれいすぎる。もっとごつごつしていてもよさそうである。しかし、これまでこの肖像画を見て手に意識を向けたことがなかった。

それ以上に顔の表情や髪の毛が印象的だったからだろう。

 

そして、このベートーヴェンが持っている譜面のようなノートのようなものだが、その表紙には「ミサ・ソレムニス」と書かれているそうだ。当時、ベートーヴェンが作曲していたミサ曲だそうだ。

 

この曲は、ベートーヴェンの弟子でもあるルドルフ大公という人が、大司教に任命されたので、その式典に合うような壮大なミサ曲を作ろうと考えて、ベートーヴェンが作曲していたそうだが18203月の叙任式には間に合わず、1823年に完成したそうである。

 

「ミサ・ソレムニス」は、それだけ年月をかけて、ベートーヴェンが魂を込めて作った曲だ。

従来の儀礼的な音楽ではなく、ベートーヴェンの個人的な宗教精神が歌い上げられているそうである。

2000 ベートーヴェン 「ミサ・ソレムニス」(荘厳ミサ)ニ長調 作品123 BEETHOVEN 《MISSA SOLEMNIS》 D dur op.123

引き続き、ベートヴェンについての本を読みたいと思う。

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雪が降った

2020-03-14 20:05:15 | 日記2020

桜が咲き始めたのに、雪が降った。

これは昨日(3月13日)、近所で撮影した桜。ソメイヨシノだと思います。

これが東京の桜開花の基準木だったら、とうに開花宣言が出されていたのですが、昨日の時点では、靖国神社の桜はまだ1輪程度で5~6輪は咲かなかったようです

平日は、テレビ朝日で依田さんのお天気検定を見ています。

あれは、7時40分頃に放送されるのですが、依田さんはなかなかいい感じの人だなあ。気象予報士ですが、元々は大学では海洋工学を勉強されていたようですね。

依田さんの開花予想は、13日の金曜日で1番早かったのですが、外れてしまったみたいです。

そして、今日はとても寒くて、雪が降ってるんです。昨夕の天気予報では、森田さんも、雨と言っていたはずですが、外れたみたいですね。

こんなに寒い雪の日に、桜は縮こまってしまっただろうなあ。

と思いきや、なんと開花宣言が出されたらしい。

靖国神社の桜が5~6輪の花を咲かせたらしいですね。

今日は、天気が悪く撮影はできないので、やっぱり昨日の画像を載せておきます。

曇っていたので、あんまりきれいに撮れませんでした。

花の咲くのが早い木は、老木のようでした。

これは別の木ですが、こんな、幹のところからも花が咲いています。

早く晴れてきれいな桜がみたいなあ~

雪は止んだみたい。

昨日は、暇なので開花している桜を探しに散歩してきました。

全体的には、まだこんなもん。

つぼみは膨らんでいますが、ほとんど咲いていません。

今日は、家にこもりっきりでした。

昨日は椿なども撮影してきたので、暇があったら載せたいと思います。

 

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また日付の偶然

2020-03-14 12:41:00 | 読書

「つべこべいわずにベートーヴェン」を読んでいたら、荻窪という地名がよく出てきた。

著者が「新宿の母」ならぬ「荻窪の母」という占い師に占ってもらったことや、荻窪で電車を降りるなどと書いてある。

この人は荻窪と関連が深いらしいと思い「砂川しげひさ荻窪」という言葉で検索をしてみた。

すると、「富樫鉄火のグル新」というサイトが出てきて「第231回 バッハのオペラ<村の出戻り娘>」という記事があった。

これが、なんと2019年3月14日、ちょうど昨年の今日書かれた記事で、次のように始まっている。

「 3月6日に亡くなった漫画家の砂川しげひささん(享年77)とは、1990年代の前半、担当編集者としてお付き合いがあった。だが、実際には、仕事を離れて、ご自宅そばの西荻窪駅前の焼き鳥屋で、音楽の話ばかりしていた。
 ご存知の通り、砂川さんは、たいへんなクラシック・マニアである。一時期、漫画よりも、クラシックに関するエッセイ本のほうが多かったくらいだ。
 砂川さんと語り合う音楽の話は、ほんとうに楽しかった。」

砂川さんが昨年の3月6日に亡くなったことを、私は今年の3月7日にwikiを読んで初めて知った。ちょうど1年後だったという偶然は以前の記事に書いた。

77歳で亡くなられたのは早すぎたなと思う。死因は、うっ血性心不全だそうだ。

上の記事より、西荻窪に住んでいたらしいことがわかった。

マンガ家であり、クラシック・マニアとのこと。

そして、この記事は「のぼりつめたら大バッハ」の話でもあった。

砂川さんはバッハのカンタータ約200曲から抜き出した部分を並べて新作オペラ「村の出戻り娘」を作り、CDに録音して富樫さんに送ったそうだ。

宗教曲が人間臭い世俗カンタータになっているそうである。

これが本当に演奏されたら面白いことだろう。そしてこの世俗カンタータ構想については「のぼりつめたら大バッハ」に書かれているそうだ。

私が読んでいる「つべこべいわずにベートーヴェン」は1991年の本である。一方「のぼりつめたら大バッハ」は1993年に出版されたらしい。(今は絶版)

「つべこべいわずにベートーヴェン」出版の時には、まだバッハについては書かれていないので、巻末の書籍紹介にも載っていない。だから、私はバッハの本の存在を知らなかった。

バッハは音楽史上ベートーヴェンの父のような存在である。

ベートーヴェンが長男で、次男がモーツアルトだけど、先に「なんたってモーツアルト」を書き、次にベートーベン、そのあとで父バッハの順で書いたってことなのだなあ。

「つべこべいわずにベートーヴェン」を読みながらユーチューブで「ミサ・ソレムニス」「フィデリオ」などの曲を探して聴いていたら、なぜかナタリーシュトゥッツマンがフォーレの「夢のあとに」を歌う音声映像が出てきたので、関係ないがそれに聴き入ってしまった。それは以前この人の歌をよく視聴していたからなのかもしれない。

私はベートーヴェンがミサ曲やオペラを作ったというのは、以前は全然知らなくて、歌と言えば第九くらいしか思いつかなかったが、この本を読んで歌に関する作品もあるんだなあと初めて知った。

それだったら、私が好きなナタリーシュトゥッツマンがベートーヴェンの曲を歌っていないか?とふと思い、探してみたが、あんまり歌っていないようだ。少なくともユーチューブでの映像はみつからない。バッハ・ヘンデル・ビバルディ・シューベルトあたりが多いような気がする。

で、ちょっとがっかりしたのだけど、砂川しげひさつながりだったら「のぼりつめたら大バッハ」の中に出てくる曲で、ナタリーシュトゥッツマンが歌っている曲がたくさんありそうな気がする。そうしたら、またユーチューブでそれを聴きながら、この本を読むのは楽しそうだ。

ああ、これも神のお導きか!

富樫鉄火のグル新」というのはFCブログの記事らしく、今現在も更新されている。

実は、第231回の3月14日の記事は、昨夜見つけたものであり、厳密にいうとまだ3月13日だったのだけど、もうすぐ日付が変わる時刻だった。

何で1日前?

そう、私がこのことについてブログを書く時間を経ると、3月14日になるってことだから、1日前に発見する必要あり。やっぱりドンピシャ。

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うちのサボテン

2020-03-13 22:34:39 | 植物・花・木

今日は、ポカポカ陽気だった。

時々寒い日もあるが、さすがに春がやってきている。

そして、ベランダにサボテンの花が咲いた。

このサボテンは、何年も育てていて、花が咲くのを見たこともあるにはあるが、あまりちゃんと咲いているのを見たことがない。

本当にちゃんと咲けば、ぐるりと冠みたいになるのだろうか?

昼間はほとんど家にいないので、知らないうちに咲いていたのかもしれない。

今日は3個くらい咲いていたので、見たことがあるうちでは多いほうだ。

下の写真は3月6日のもの。

この時は、1個しか咲いていなかった。

・・・

今月は、ブロガーコンテストで「花・自然」というのにエントリーしてみたのだけど、あんまり花や自然を載せていない。

なかなか良い写真がなく、そのテーマの記事が少ないので、意味のないようなエントリーだけど、サボテンの花が咲いてくれたので、載せることができて嬉しいです。

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音楽に艱難が・・・

2020-03-13 00:43:30 | 音楽

先月から、近隣の貸しピアノ室を借りて、ピアノの練習を始めていたのだが、最初はキャンセル枠のところに予約を入れて2回だけ練習した。

その後、時たまキャンセルを見つけたものの、タイミングが合わずに借りられないままだった。

そうこうするうちに、コロナの問題が出てきた。

近頃、空きがあるかどうかを確認してみると、なんとそれどころではなく、施設自体が閉鎖しているのである。

ピアノ室・音楽室・集会室など全部貸し出し不可である。

人が屋内に集まってはいけないのだ。

満員も何も、先に予約を入れていた人も、お断りの連絡が来たのであろう。

民間の音楽教室も当分休みだという。子供たちもかわいそうだ。

それから、公会堂や文化会館などのホールも閉鎖。

コンサートも中止。

以前チケットを買ったホールから、メールが来ていた。

ベートーヴェンの交響曲も当分の間聴きに行くことはできないわけだ。

ピアノリサイタルなんかもダメだ。

本当にこんなことは生まれて初めてである。

みんなで集まって音楽はできない。

自宅にこもって一人で楽器を小さな音で演奏するしかないのか。

本当につまらない。

ユーチューブばかり視聴している。

 

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バカじゃないのか?日本人は。

2020-03-11 20:16:42 | 日記2020

この2週間くらい、コロナを警戒して、人の多い、大きなスーパーには行かないようにしていたのだが、だんだん引きこもりにも飽きてきて、今日は仕事帰りに大型スーパーを偵察してきた。

まずは、春めいてきたので、ストッキングを3足買った。これから、タイツでは暑くなるだろう。

1足270円だが、3足で750円になる。合計が825円もしたので、3足値引きされてないのか?と思ったのだが、750円に消費税1割で825円になるのだった。高い。

それから、トイレットペーパーなどの状況を見に行ってみた。買う予定はない。

すると、やっぱり売り場は空っぽである。完売しているとか品切れであるとか書いてあった。

トイレットペーパーの在庫は、日本の製紙会社にいっぱいあるとのことなのに、いつまでたっても店頭に並ばない。もしかしたら、並んでも次々に売れてしまうのだろうか?

それにしても、さんざん買いだめした人たちは、いくら何でももう買わないでしょう。

買いだめしないで、本当に家にペーパーが無い人はどうするんだ?

そして、ティッシュもやっぱり品切れになっていた。

会社ではアスクルで注文しているが、いつも通りボックスティッシュやペーパータオルは大量に納品されている。トイレットペーパーはビルの管理会社が用意しているが、トイレに山積みされている。

こういうのは、流通経路が違うから大丈夫なんだろう。

トイレットペーパーが1か月以上も売り場に並ばないことになると、うちもそのうち在庫がなくなる。そうなったら、ウォッシュレットでおしりを洗ってタオルで拭くことになるかな。

紙類の偵察を終了して、食料品売り場に降りてきた。

いつも通り納豆を買おうと思ったら、なにやら冷蔵庫一帯が空っぽになっている。

納豆が何一つない。

が~ん。

さては、納豆がコロナ予防になるとかいうデマが流れ、また買い漁っているのであろうか?

もう、バカじゃないのか、日本人は。

消費者庁が「納豆がコロナに効くという根拠はない」とのことで、信じないようにという注意喚起をしたという記事をどこかで読んだが、世の中では、すでにこういう動きが起こっていたのかと初めて気づいた。

普段食べない人も食べまくっているのかなあ。

まったく、迷惑な話だ。いつも通りに買おうと思ったのにね。

世の中の人々は、漠然とした不安にかられ、何かしないと落ち着かないのもしれない。

トイレットペーパーだのマスクだの、ティッシュだの納豆だのを求めて走り回っていれば、気がまぎれるのかもしれないよ。

その後、私はとても美味しそうなミニトマトに気をひかれ、高いのについつい買ってしまった。フルーツトマト397円だって。税込み428円だ。高い!

そして、大きなスーパーで食材を3000円以上も買ってしまった。

やっぱり家へ直帰すべし。

 

 

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突然消えてくれないか?

2020-03-10 22:43:25 | 日記2020

この頃は、新型コロナのことで気分が落ち込み気味になってきます。

雨が降ると、雨がコロナウイルスを洗い流してくれそうな気がするのですが、そんなわけにはいかないよね。

もしかしたら、大雨が降れば、外のウイルスは本当に流れていくかもしれない。

でも、感染した人間の体の中のウイルスは全然関係なく増殖していきますし、人から人へ飛んで行って、またそこで増殖するのか?

はかない夢は、桜が咲いたら、急にウイルスが消えてしまったらいいなあ~なんて思う。

何か、桜に不思議な力があって、桜の花が咲いたとたんにウイルスが死滅するとか。

ちょっとまえは、スギ花粉が出たら、ウイルスが消滅するとかないのか?なんて思った。

今後は、暖かくなって、春風が吹いて、建物や乗り物は窓を開け放ち、換気を十分にしたら、少なくともエアロゾル感染なんてのはなくなって、

あとは手洗いうがい、接触さえ気をつければ、感染しなくなるのでは、なんて思っている。

ところで、マスクの効果は、無いわけではない。

一定の効果はありますよね。

近頃見ているユーチューブ。以前も共有させていただきました

お医者さんの配信動画です。だいたい毎日更新されて新情報が得られます。

マスクの役割

なるほど~と思います。

追記:3/11  続編が配信されていました。

(うちぬきマスクの性能は、顕微鏡で見たらあまりよくないそうです。

市販の三層マスクのほうが性能が良いそうです。)

マスクの役割2

手洗いも重要だと思うけどね。

 

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ベートーヴェン 交響曲 第5番 【運命】 カラヤン指揮 ベルリンフィル◆

2020-03-10 00:15:21 | 音楽

◆ベートーヴェン 交響曲 第5番 【運命】 カラヤン指揮 ベルリンフィル◆

昨日に引き続き、ベートーヴェンに関するエッセイを読んでいるのだけど、

そうだ、第5を聴こう!

やっぱり、代表作は交響曲第5番「運命」ではないか。

そして、やっぱり指揮はカラヤン。楽団はベルリンフィルだろう。

you tube でもこれが1番先に出てきた。

次は小澤征爾。

カラヤンの方を聴いてみた。

「運命」の最初は当然知っている。

だが、2楽章・3楽章はどんなだっけ?

あまりいも有名なのだけど、実際、生演奏を聴きに行ったことなどはないのだ。

聴いてみると、確かに知っていた。聴いたことがあるという部分があった。

きっと、CMとかテレビ等から耳に入っていたのだろう。

改めてじっくり聴いたことはなかった。

やはり、交響曲ってすごいなあ~

壮大というのか、品格といい、規模といい・・・

たくさんの楽器による演奏という意味でも、人間の数、魂の数だ。

やはりオーケストラに勝るものはない。

・・・

そうだ、「運命」をホールに聴きに行きたい。

本当の演奏を聴きに行きたいな、今年は。

 

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「つべこべいわずにベートーヴェン」(砂川しげひさ)を読み始めた

2020-03-09 00:47:25 | 読書

マイブーム「〇〇ベートーヴェン」ということで、「どこかでベートーヴェン」「もういちどベートーヴェン」(中山七里)の次に続いて、「つべこべいわずにベートーヴェン」を選んだ。

 

図書館で、先週はベートーヴェンコーナーを作るために取り除けられていた書籍たちが、今週になったら、まるで私のために用意されたように、1か所に並べられているではないか。その中から選んだもの。

 

これは、エッセイだ。

面白おかしく軽い文章で書いてあるから、読みやすいだろうと思って選んだのだ。

 

本当は、この本については読み終えてから感想を書こうと思っていた。

だが、ふとついさっき著者の「砂川しげひさ」という人のことを調べてみたのだ。

1941年生まれと本に書いてあるので、かなり年配だ。今は何歳になられるのか?

そしてwikiを読んでみた。

なんと201936日に逝去されていた。ちょうど1年前じゃないか!

 

今これを書いているのは39日に日付が変わったばかりだが、図書館で借りてきたのが37日だった。私は不思議なことに、こういう偶然が多いのである。

 

この方は漫画家らしく、本の中の挿絵もとても面白い。

 

ベートーヴェンさんは、作曲家の中の長男だそうだ。

次男がモーツアルト。3男シューベルト、4男ブラームス、そしてショパン、リストと続いて末っ子がマーラー。マーラーは多くの兄がいるが、彼にとって長男の存在が非常に強い。

ベートーヴェンの父はバッハである。ハイドンは叔父(父の弟)という位置づけ。

異母兄弟がワーグナーで、その弟がシュトラウスなのだとか。

 

これは面白く、わかりやすい。音楽の歴史など、私は全くしらないけど、なんとなくわかるような気がする。

 

ベートーヴェンは整理整頓ができず、部屋はごっちゃごちゃだったが、頭の中だけは整理整頓されていたそうだ。

 

父はテノール歌手で酒飲みアル中、ろくな人じゃなかったらしい。祖父が皇帝歌手(バス)で立派な人であり、その血を引いたようだ。

 

読み進むと、だんだんピアノ協奏曲、バイオリンソナタ、弦楽四重奏等の話になり、私はそれらの曲を知らないので、ユーチューブで聴いてみたりしたが、ちょっとわかりにくくなってきてしまった。

 

今そのあたりまで読んでるけど、引き続き読もうと思っている。

 

この砂川という人、ベートーヴェンの前に「なんたってモーツアルト」という本を書いている。確かに、世の中がモーツアルトブームだった時代があった。

モーツアルトは天才だが、女たらしで人間としては尊敬できるものではなかったというのは世に知られているところだ。

作曲家としての長男はベートーヴェンなので、先にベートーヴェンを書くべきところ、モーツアルトが先になったと後書きに書いてあった。(先に拾い読みしてしまった)

当時は、日本は豊かで快楽を求める世相だったからモーツアルトが合っていたのだろう。

 

このあとがきが書かれたのが1991年で、すでに30年も前のものである。

 

「さて、読者諸君、ここらで、フンドシを締めなおそうではないか。豊かさがいつまでも続くと思ってはいけない。快楽があれば、苦悩もある。来る苦悩の時代のために、今から、心構えをしておきたい。そこで「つべこべいわずにベートーヴェン」と行きたい。」

 

この言葉、まるで今を予言しているようだ。

 

1991年以降、阪神淡路大震災があり、東日本大震災があった。

気候の変動、異常気象、そして今 最もおそるべし新型コロナウイルスの危機にある。

 

今年は本当に苦難に立ち向かわなくてはいけない。

そういう意味では、生誕250年だけでなく、世相もベートーヴェンなんだと思う。

 

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久々の櫻井有紀さん

2020-03-08 13:14:14 | 音楽

新型コロナはおそろしく、ライブハウスは感染が広まる場所ということで危険視され、全国で様々なライブが次々に中止になったりしているらしい。

そんな中で、音楽家たちは、会場にたくさんの観客を入れてのライブやコンサートができなくなって死活問題になっているようだ。

最近、私は以前夢中になっていた櫻井有紀さんのライブにも行かないし、CDなども買わなくなってしまったのだが、その動向は気になっていた。

そんな中、いつもツイッターは見ているのだが、久々に43分ほどの動画の配信が残っていたので見ることができて嬉しかった。

これは、新型コロナウイルスのお陰といってはおかしいのだが、ライブハウスで演奏ができなくなってきたミュージシャンたちは、インターネット配信などの方法を模索し始めているわけである。

私は、コロナの問題が起きる前から、ユーチューブでの動画配信を切に願っていたものである。

櫻井有紀さんは、riceの時は、よくニコニコ動画をやっていたけど、rice解散後は、それもなくなってしまい、普通に話したり歌ったりする様子をまるで見ることができなくなってしまったのだ。

そうすると、ライブやバー アスタリスクに行かない人は、まったく現在の演奏やトークに触れることもできないわけで、だんだん閉じた世界のものになっていってしまう。

これでは、新しいファンなどもできるわけがないし、彼の歌を世界に広く知ってもらえるチャンスがほとんどなくなってしまう。

だが、インターネットで誰でも見られる環境にあれば、彼の歌や演奏を知る人も増えるはずだ。

今回は、ツイキャスとかいうもので配信されたのが録画としてツイッターに残っているのだが、私の希望としてはユーチューブが良い。

それは、他の音楽などを聴いている人が、たまたま知らない動画に行き当たったりして、好きになるチャンスがあるからだ。

ユーチューバーピアニストのフォルテ君も、私はそれで発見したのだ。

ユーチューブの仕組みはよくわからないけれど、再生回数が多い動画は途中でCMが入るので、広告料を稼ぐこともできるみたいだ。

ミュージシャンにしても、広告料が入ることは良いことであろう。

今後も、ライブハウスだけじゃなくて、インターネット配信をしてもらいたい。

・・・

さてさて、久々の櫻井有紀さんだったが、以前と変わらず明るく自然な感じで安心した。

そして、「凛」と「夢より素敵な」をカラオケで歌ってくれて、やっぱりあの声はいいなあと思う。

音程を高めに取るところが気持ちいい。

久々に涙だ。なんでこの人の歌を聴くと涙がでるんだろうか。

「凛」はちょうど東日本大震災のころに発売された曲だったと思う。

rice - 「凛」 PV

そして、コロナを吹き飛ばすような明るい曲「夢より素敵な」。

この曲はいつもライブの最後に歌われる曲で本当に気持ちの良い曲である。

今日は、寒くて雨が降っていて家にこもっているのだけど、動画が見られてよかった。

 

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江戸川乱歩で思い出すこと

2020-03-08 09:51:20 | 読書

最近読んだ「どこかでベートーヴェン」「もういちどベートーヴェン」の作者、中山七里氏は、子供のころから推理小説やミステリー小説をたくさん読んでいたそうだ。

その中に江戸川乱歩も入っている。

 

私は今、推理小説を読む趣味はないが、子供の時には、色々読んだような気もする。

その中で、記憶にあるのは、ある友達から借りて読んだ江戸川乱歩の全集(?)である。

それは、子供むけのものだったと思うが、普通の単行本の形をしていて、表紙には絵が描いてあった。

 

これから書こうとするのは、その本のことというよりも、それを貸してくれた友達のことだ。

 

おそらく小6の終わりのころに、すぐ近所に引っ越してきて、その時は別の小学校に行っていたが、中学1年の時にたまたま同じクラスになった子である。名をR子とする。

 

R子は、とても能動的なタイプでいつも向こうからこちらに働きかけてくるような子であった。

自信家というか、上から目線というのではないが、自分の流儀や趣味を得意げにPRしてくるのである。

 

知り合ってすぐに、元からの友人といっしょに彼女の家に誘われていき、ままごとのようなことをして遊んだことがあるが、ご飯茶碗におはじきを入れて、食べる真似をすると思いきや、本当に56個のおはじきを口の中に入れてしまうので驚いた。

 

そのあと、噛んだふりをして、また吐き出すので問題ないのだそうだ。

そんな遊び方があるのかと、目を回した。あなたたちもやりなさいよ、というが、とてもそんなことはできない。おはじきはきれいに洗っているらしい。

(こんな遊びを、中一でするだろうか?だからこそ驚いたのかもしれない。)

 

そうして、その彼女の家には、江戸川乱歩の小説が20冊くらいあったような気がする。

それを、こちらが貸してくれともいわないのに、面白いから読みなさいよと言って、2~3冊ずつ貸してくれたように思う。

 

私は、小学生の頃は結構読書をしていて、姉がいたことからも、家には色々な小説や文庫本などがあったが、彼女を家に招いたことはなかった。

彼女の家には見たところ、その江戸川乱歩のシリーズだけしか本がなかった。

それを得意そうに見せて、読んだことがないという私に貸してくれたのだ。

 

数冊は言われるままに読んで、確かに楽しかったと思うが、内容は何も覚えていない。

 

彼女は、この本に限らず、勉強の参考書なども持っていて、それを使って勉強するのだと得意げに勉強方法を教えてくれた。

 

教科書以外の教材を使う勉強方法やテスト対策など、一度も考えたこともなかったので、へえ~~と驚いたが、だからと言ってその方法を取り入れるでもなかった。

 

そうやって、1学期が済んだころにわかってきたことは、その得意げな彼女よりも、こちらのほうがずっと成績が上だったことである。

それは、私が優秀というのではなく、彼女が中程度だったということだ。

 

彼女は、バスケット部に入ったので、最初のころは、ドリブルの仕方などをこれもまた得意げに教えてくれたものだった。こちらは、その時もへえ~と感心するばかりだった。

 

だがそのうち、部活も忙しくなり、近所に住んでいるとはいえ、私的に遊んだり交流をしたりする時間はなくなっていった。

彼女は、こちらが勉強方法を教える相手ではないということにも気づいたようである。

 

そうして、江戸川乱歩の本は何回か借りたり返したりを繰り返していたが、3冊くらいを借りたまま持っていた時期があった。

 

ある時、R子がその本を返してくれと言ってきた。私はまだ読み終えていなかったが、すぐにそれを返した。

 

そのころは、お互いに友人とするには、波長が合わない相手だとわかってきたころだ。

そして、それ以降、何のかかわりも持たなくなり、交流は終わった。

 

今になってみれば、こちらは彼女から恩恵を受けていたなと思う。

一方、自分は受け身で、何もしなかったのだから、彼女としては何も得るものがなかったのかもしれない。

 

そのR子だが、実はもうこの世にはいない。数年前、50代にして急に亡くなったそうである。

結婚してお子さんはいたそうだ。

気が強い人だったと思うし、今でも思い出すと、インパクトが強かった。

 

R子がいなければ、江戸川乱歩のシリーズ本の記憶は人生の中になかっただろう。

 

あ、しかし、江戸川乱歩は中学2年の時に「悪魔の紋章」という文庫本を読み、それは記憶に残っている。なんと、それはクラスの男子が、これもまた私が貸してくれともいわないのに貸してくれた。

 

たった今思い出したが、江戸川乱歩の小説はなぜか人が勝手に選んで貸してくれた本で読んでいることに気づいた。

 

・・・

追記:今日、ここにR子と江戸川乱歩のことを書いたのは、おそらくR子が既に亡くなっているからである。

数年前、R子が亡くなったと実家の母から聞いていた。実家の母は、私とR子にどのような交友関係があったのかは全く知らなかったようだ。同じクラスメートだったことがあったかどうかも知らなかった。ただ、自分の娘と同年齢の人が若くして急死したことにショックを受けていた。

そして、そのことは私が帰省するたびに、時々話に出る。家族の人が帰宅したときにR子が自宅で倒れていたそうである。

そんな不幸な出来事がなければ、R子との昔の交流を、私は思い出しもしなかったのだと思う。

中山七里氏が読んでいた推理小説は、江戸川乱歩に限ったものではなく、アガサ・クリスティーやエラリー・クイーン、横溝正史など多々ある。

その中で江戸川乱歩が浮き出てきたのは、やはりR子が亡くなったことによって、彼女のことが私の意識の中によみがえってきていたからだ。

 

 

 

 

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久々の読書(中山七里の小説)

2020-03-07 17:04:45 | 読書

コロナウイルスによって、読書をする環境が作られた、というのも皮肉なものである。

 

私はここ数年、小説というものをほとんど読まなくなっていたのだが、なぜかこの1週間で2冊も小説を読んでしまった。

それは、2月の末から、喉と咳の変な風邪をひいてしまって、自宅にこもっていたからだ。(コロナおよび風邪症状(区別がつかん)の人間は自宅待機)

 

熱はないので、コロナではなさそうだし、近くの図書館までウォーキングするくらいの体力は十分にあった。

近頃、ユーチューバーピアニストのフォルテ君に感化されて、ピアノソナタを弾いたりしていて、ベートーヴェン生誕250年ということもあり、ベートーヴェンの生涯を知りたくなったのだった。

 

そこで、ベートーヴェンの伝記を読もうかと図書館に探しに行ったところ、貸出可能図書からみつかったものは中山七里の「どこかでベートーヴェン」「もう一度ベートーヴェン」くらいしかなかった。これはベートーヴェンの生涯とは関係ない架空の現代小説である。

 

なぜ伝記がなかったか?

それもそのはず、その図書館ではベートーヴェン生誕250年を記念して特設コーナーを作るために、ベートーヴェン関係の本を貸し出し図書から除外して準備しているところだった。だから、ベートーヴェンに関する本が無いわけだった。

 

そんなことで、幸か不幸か、中山七里の小説を借りてきて読んだわけだが、これは結果として、「幸」であった。いや、なかなか面白い。

特に岬洋介シリーズは、現在ピアノ曲にはまっている私にぴったりの作品だ。

ということで、ベートーヴェンと名の付く2冊をあっという間に読み終えた。

 

そこで、中山七里という作家についてwikiで調べてみた。

すると、この人は、子供のころから読書家で、作家を目指していたものの、若い時に応募した作品で文学賞が取れなかったので、すぐにあきらめ、普通のサラリーマンをしていたそうだ。しかし、48歳になってまた小説を書きだし、ついに賞を取り、作家になったのだそうだ。

 

1961年生まれというと、私よりちょっと若いくらいで世代はほとんどかわらない。

 

なんか親近感がわく。

ピアノに関しては全くの素人だそうだ。あんなに細密に曲の部分について書いているのに、信じられないようだ。

奥さんがエレクトーンの先生だとか?そして子供が二人いる普通の家庭の人のようだ。

 

作品は、音楽系ではない別の種のものもいくつかあるらしい。

そして、昔から推理小説を読み漁っていたので、素養があるのであろう。

 

48歳からでも作家になれるんだなあ~。しかし、私は60歳だから無理だな~。

でも、読むことへの復帰ならできそうである。

ここ15年ほど、理工系の文書ばかり読んできたので、小説というものにはほとんど接してこなかった。久しぶりに読んでみると、知らない言葉がたくさんでてきて驚いた。やっぱり語彙が偏っていたのだろう。

 

中山七里という作家が気に入ったので、「このミステリーがすごい」大賞の「さよならドビュッシー」が無いかと図書館で探した。

その他にラフマニノフでもショパンでも良い。

だが、その手のものは残念ながら一つもなかった。(貸出中?)

しかたがないから、音楽家とは関係ない題名の1冊を借りてきた。

 

これを読んでいるうちに、コロナがなくなりますように。

 

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3月いっぱい休館

2020-03-07 15:56:26 | 日記2020

さっき、図書館に行ってきたのですが、なんと、来週から3月いっぱい休館なのだそうです。コロナの影響です。

図書館てそんなに人が密集しているわけではないし、こんな折には読書でもするしかない感じなので、中での長時間滞在は避けるにしても、図書の貸し出しくらいはしてもらいたいなと思いました。

しかし、貸し出されたり返却されたりする書籍を通じて、コロナウイルスが感染するというおそれもあるのでしょうか?

そう考えるとやはり避けるべきことになるんでしょうね。

本日借りた図書は2週間後の21日が返却期限です。

図書館は休館していますが、その期限までに返却ボックスに返してくださいとのこと。

しかし、それを返したからといって、別の図書を借りられるわけでもないし、返却したものを誰かがリクエストしていてすぐに借りていくわけでもないのに、期限までに返す意味があるのでしょうか?

図書館で働いている人は、閉館中も中で仕事をしているのかな?

しかし、利用者がいないんだから、仕事の量も少ないと思いますね。

緊急事態なんだから、コロナウイルス封じ込めに、できることは何でもしないといけません。

でも、本も借りられなくなり、外食なども控えるようになり、購買欲もなくなります。服の試着とかだって、コロナの人が試着したかもしれない服を着てみるなんてできないでしょう。服なんか新しいものを買わなくてもあるもので間に合うわけだし、外食もしないで家の中で食べてればお金もかかりませんね。

こうなったらもう、家でテレビでも見てるか、あるいは、散歩程度しかすることがなくなりますね。

帰りに公営のスポーツセンターに立ち寄ってみたら、やっぱり図書館と同じで3月いっぱい休館になるそうです。

そんなにも深刻な状況なんだ。

図書館では、21日に返却するように言われたけど、それまでに返すつもりはなく、たくさんの本を借りてきました。

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「もういちどベートーヴェン」(中山七里)

2020-03-07 01:46:52 | 音楽

たった今「もういちどベートーヴェン」を読み終えた。

これは「どこかでベートーヴェン」の続編だ。

高校生だった天才ピアノ少年、岬洋介が、司法試験に合格し司法修習生になっているが、同僚天羽をきっかけに、一度捨てたピアノの道に戻っていく。

司法でもピアノでも、人並み外れた才能を発揮する。

「どこかでベートーヴェン」でも、ピアノの才能と事件解決の才能を現した岬だったが、「もういちどベートーヴェン」でも同様にふたつの才能を発揮して、物語が展開していく、この小説は見事だ。

そして、ベートーヴェンの曲、今回はまずピアノ協奏曲第5番「皇帝」の演奏場面が出てくる。この曲は有名であるから誰でも聴いたことはある。

それから、ピアノのコンクール予選では「ピアノソナタ32番」。

この曲は私は知らなかった。ユーチューブで聴きながら読んだ。

そして、コンクール本選では「ピアノソナタ21番ワルトシュタイン」。

これは、私は題名は聴いたことがあるが、曲は知らなかった。

これもユーチューブで聴きながら読んだ。

コンクールの場面は昨年見た映画「蜜蜂と遠雷」のシーンを思い出した。

この小説は、今の私にとってとても興味深く楽しめるものだった。

コンクール会場はトッパンホールだって。これは、私がこのまえナタリーシュトゥッツマンの独唱を聴きに行ったところだ。

「皇帝」の演奏会場は、サントリーホール。このホールは音楽のために作られた素晴らしいホールらしいけど、私は行ったことがない。

岬洋介が貸しスタジオでピアノの練習をしているっていうのも、ピアノが手元にない人の行動として、今の私にはよくわかる。

それから、殺された絵本作家の最後の作品「赤ウサギロックンロール」。

赤いうさぎが、自分の色を隠して白うさぎや黒うさぎのふりをして偽って生きていくのをやめたという話。

この作品が、岬洋介が、5年も前に耳を患ってあきらめたピアノの道を、もう一度歩もうとしたことのきっかけにもなったという展開は見事だ。

岬は5年前に同級生鷹村亮の前で「悲愴」を弾いたのを最後にピアノと決別していたが、23歳になって、天生高春によりサントリーホールで皇帝を聴かされ、音楽を呼び覚まされてしまった。

鷹村と天生は、岬の理解者として同じ位置付けだ。

そして、本の後ろのほうをみると<次回「合唱~岬洋介の帰還~」(仮題)をお楽しみに>と書いてある。

もう一度~は昨年4月に発行されているから、次はもう出ているのかこれからなのかな?

このシリーズは「さよならドビュッシー」「いつまでもショパン」などもあり、どれもその曲が作品の中にでてくるのだろうから、面白そうだ。

今回のベートーヴェンでは「どこかで~」のほうは舞台が高校で登場人物も高校生だったが、「もういちど~」のほうでは、司法修習生が主人公であり、検事や裁判官、そして出版社の人、絵本作家・画家などもでてきて面白かった。

久々に、読書を楽しんだ。

深夜、2時半すぎたので寝なくては・・・。

 

 

 

 

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ハイビスカスがハゲ坊主に

2020-03-06 21:18:10 | 植物・花・木

我が家には、何年も育てているハイビスカスが2鉢ある。

これを私の部屋の南側のエアコンの下で冬越しさせているのだが、最近バラバラと葉っぱが落ちて、ついに1鉢のほうは、90%の葉っぱが落ちてしまった。

もう一つは60%くらいだろうか?

昨年などは、冬に花を咲かせていたくらいだったが、今年は管理が悪かったようだ。

どうやら、水を枯らしてしまったのだろうと思った。

それで、最近は1度に注ぐ水を多めにしていたのだが、それでも落ち葉はとどまることなし。

一度枯れたものは落ちるしかないのであろう。

それで、床の上に枯葉が積もったまま放置していたから、部屋の隅は不潔な状態になっていた。

それから、最近、寝ようとすると、なんとなく枕もとにドブのようなにおいが漂ってくるのである。

何か嫌だな~と思いつつ、寝てしまうのであるが、これは気のせいではない。

水が足りないと思っていたのだが、どこかに水が溜まっているらしい。

それで、今日は仕事が休みで、天気もよかったので、ベランダの窓を開け放ち、いったんハイビスカスなどの鉢を外に出した。

そして、床の上の落ち葉を掃除した。

ベランダに出した鉢は、受け皿代わりにバケツを使っていたので、ひとつずつ出してみた。

すると、やっぱりそこに水が溜まっていたのだ。枯葉も入っていて腐っている。

不潔だ~。

今日は、ベランダはとても温かかったので、作業ができてよかった。

ハイビスカスは、落ちた葉の跡に、新しい芽が出てきているので、枯れることもなさそうで安心した。

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