重症筋無力症に負けてたまるか!

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サイコロの「あのじいさん」

2008-09-10 23:54:36 | ノンジャンル

吉田拓郎の曲に
『落陽』というのがあるのです。

「麦わら帽子は~どこへ行った~」の吉田拓郎です。
「サマーピープル~太陽の光は~」の吉田拓郎。
(くどいっすね、スミマセン)

さて『落陽』という曲なのですが、
その歌詞に「あのじいさん」という人物が出てきて。
前々から気になってたんだけど、
それがヘンなじいさんとしか思えないのだよ。

苫小牧発仙台行のフェリーに乗ったら
サイコロ転がして有り金無くして
フーテン暮らしの
「あのじいさん」が見送りに来てくれて、
お土産にサイコロ2つくれたんだよ。

その「あのじいさん」は
女や酒よりサイコロが好きで
スッテンテンな状態なんです。

サイコロ転がすって…
大小賭博??
チンチロリン??

苫小牧発というからには
「あのじいさん」は北海道の苫小牧周辺に暮らしていて。
有り金ないだろうから、
苫小牧市内に住んでいるに違いない。

そのじいさんが歌詞の主人公を見送るために
フェリーターミナルまで来たということ。
よっぽど仲良くなったのか、
主人公からお金を借りてしまったのか。

「あんたこそが正直者さ」と言われるくらいなのだから、
賭博の腕は下手でイカサマを見抜けず、
お金を巻上げられたのでしょう。

なんだかかわいそうだぞ。

土産にもらったサイコロ2つ
手の中で振れば
また振り出しに戻る旅に
陽が沈んでゆく

主人公は北海道でなにか失敗したのかな?

といろいろ考えちゃうのだけど、
それは作詞した岡本おさみさんにしか分からないのかな。

『落陽』や『旅の宿』
『夏休み』だって、
聴いてると吉田拓郎は素晴らしい!!と思うのですが、
どの曲も寂しさを感じちゃう。

『夏休み』は終わった後の寂しさが。
「麦わら帽子はどこ行った?」
「田んぼのカエルはどこ消えた?」ですし、
『旅の宿』だと、
恋人同士が旅館に泊まってるのだろうけど、
日本酒飲んでイイ気分になって、
電気を消して彼女の髪のニオイを嗅いでいる。
膝枕してもらってるけど、
酔っ払いすぎて抱く気になれないって…
オイオイッ!!

去年か一昨年だったかな、
吉田拓郎さんの嬬恋ライブの映像がテレビで放送していて。
そのとき初めて落陽を歌ってる吉田拓郎さんを見たのです。
子供の頃、
吉田拓郎のライブのカセットを宝物にしていて。
その後、テレビのバラエティで見たときには
なんだかガッカリしちゃったんだけど、
(テレビには出ない人だと思ってたんです)
嬬恋で落陽を歌っている姿を見たら、
カセットを聴いていた頃のことを思い出して、
ジーンとしちゃったよ。