リドリー・スコットによるサスペンス映画。誘拐犯と被害者家族、警察による捜査。黒澤明の『天国と地獄』を彷彿させるのだが、(あの映画の原作は『キングの身代金』で、タイトルも似ている)この映画も黒澤映画に匹敵する傑作。巨匠リドリー・スコットによる会心の一作になった。とんでもないトラブルに巻き込まれて映画は一時、完成しないかもしれないという状態になったのだが、まさかの主役交代再撮影で切り抜 . . . 本文を読む
評判になった前作には乗り切れなかったので、あまり見る気はしなかったのだが、監督が『ジョン・ウイック』のデヴィット・リーチなので、もしかしたら、と思ってしまったのが大きな間違いだった。
でも、これはジョン・ウイックではない。そんなの当たり前のことだ。デッドプールのコンセプトに則り、その線でエスカレートさせるのが、本筋で、この映画自体は間違ってない。前作以上におふざけ . . . 本文を読む
三池崇史がまたやってしまった。こういう意味不明の駄作を作ってしまうのは、なんでもかんでも引き受けるからだろう。東野圭吾の小説は当たり外れが大きいから気をつけなくてはならない。いくら三池でもこういう無意味な話から面白い映画を作るのはムリ。だといって、本筋とは関係ないところで遊びまくってしまうことはできないだろうから、一応ストーリーを追って、この小説のまま、2時間ほど映像化 . . . 本文を読む