プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

上林成行

2016-08-03 22:05:43 | 日記
1967年

上林を見てきたスカウトは口をそろえて「投手として完ぺきに近いフォームで投げている」という。巨人・武宮コーチは「とにかく欠点の少ない投手だ」長身から上背をムダなく利用して投げる速球はスカウトの目を見はらせている。ことし夏の甲子園予選では強敵中京と当たり3-1で敗れたが、そのピッチング内容は高く評価された。愛知には、豊橋東の工藤という早くからプロに目をつけられた投手がいるが「工藤を見に行く」といって他球団スカウトをけん制、豊橋とは目と鼻の先、豊川にある国府・上林投手を見るため、各球団スカウトがはち合わせになったというエピソードがある。産経・小山スカウトは「全国に有望な投手は多いが、素質という点では抜群だ」という。父親を早くなくした母親・登美子さんは人を使って農業を守り、自らは豊橋市内に勤務している。登美子さんは「就職も進学も本人の好きなようにしてあげたい」と、ひとりむすこ、上林の意思にまかせている。国府といえば卓球が強く、野球選手でいい選手が出るのは珍しい。地元の人たちは「プロでやらせてみては」という声が多いそうだ。しかし、上林は「野球は決してやめれないと思う。しかし、上林家という問題もあり、どうしても大学だけは出たい」立大進学を望んでいる。1㍍78、72㌔、右投げ、右打ち。
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