ドアの向こう

日々のメモ書き 

年に一度

2012-09-13 | こころ模様

 

   画像は冷泉家絵葉書から  乞巧奠(キコウデン) 星の座 
 五色の幕に垂らす緑、 角盥(ツノダライ)に浮かべる緑は 「梶の葉」です。 梶の葉が鍛冶の刃に…
 乞功奠についてはこちら 北斎「西瓜図」でも調べた


 

秋とは名ばかりで連日猛暑。 そのうえパソコンまわりは暑いですね、 絵日記の更新もままなりません。

 ・ カタ カタン ガーっ、 身動きしないよう固定され穴の中に引きずり込まれた。 狭いトンネルにさしかかるとき一枚の絵が浮かんでくる。 消えてはなんどか現れた。  ひとが最期にいくところはこんな風か…  皆さんさようなら… 
 何だよ どうしたんだ  暗い個室で妄想を振り払った。

  MRIだって楽しもうじゃない。  ヘッドホンに集中し眼を閉じてまかせてみよう。  騒音の狭間を名曲が流れている。 切れぎれのメロディーを掬って気を紛らわせた。  落ちついてくれば不安は解消、 カタカタ がんがんと鳴る大きな音さえ  「貴方はだいじょうぶ、  このまま眠っちゃダメですよ」 と言っている。  目はつぶっても瞳を凝らせば、 星々がまたたく、 宇宙がみえる。 青い地球は…  銀漢はどこ…  
はるかな闇のなか仄かに光るものがある。 
 年に一度 カタカタガンガン カプセルに入って流星を見にゆきましょう。 

 

・ ご常連さんは突如現れた つんちゃん!って どなた? そう思われるかも知れませんね。  若くて可愛らしさののこるお隣さんです。 お悔やみに伺って、 初めてなのに、 blogや、写真 絵のことで長話をした。 

  義母が泊まりに来たとき、 つんちゃんのお母さんとわたしの母と 3人で記念写真を撮りました。 それを義母はときどき思いだして 「お隣りさんも  お元気でいらっしゃる?」 と よく訊ねていました。 
 その写真を撮ったのはわたし、 いま探しても見つからないけれど、 一枚の記録はいつまでもそれぞれの胸に残って、 焼きついています。  いまはもうみんな 彼岸へと旅立ちました。 きっと あちらで会っていますよね。
 
 娘さんのつんちゃんには挨拶ぐらいしかしてこなかったけれど、 話してみれば心がかよう。 優しくて美意識を持つ、 しっかりしたひとだ。 とうとう職場が同じだったこともわかり、 急接近したわけ。
 ふしぎな巡りあいに 心がホッとなりました。 

火曜  万葉講座  
木曜  絵画教室

 メモ) 夏と秋とのゆきあいの祭、七夕は 棚機つ女(タナバタツメ)が神のために機(ハタ)を織った。 奈良時代に漢土の 乞巧奠(キコウデン)がこの行事に習合し、星祭が行われた。 年に一度天の川を隔てて接近する彦星と機織姫。 (文春文庫 俳句歳時記より

  銀漢… 天の川

 

 

コメント (4)
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